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《創造性の精霊🧚‍♀️ジーニアス》創造性は人間のものなのか?創作のスランプを越えるにはbyエリザベス・ギルバート(TED動画概要)

(2022.9.28更新)今回は、noteで何かしらの作品を発信されているみなさん、日常生活の中で閃きを感じたことのあるみなさんに特に読んでいただきたい記事です。


この記事を読み直して思い出したことがあります。

昔お付き合いのあったあるジャズピアニストのお話です。

そのピアニストは、確かアメリカツアーでライブの途中、突然何かに憑かれたようになって意識が飛んでしまい、自分でもわけが分からない状態で演奏をしていたとのこと。

演奏後聴衆から大喝采を浴びたそうです。その後二度とそのようなことは起きていないとも言っていました。

クラシックの場合は何度も練習して体が覚えているので、意識が飛んでも体が動くのはあるかもしれないけれど、ジャズの場合は即興なので、何かしらのインスピレーションとかそうしたものが体を動かしていない限り、ひとりでに演奏する…はないと思います。

今回ご紹介する動画の最後に出てくるダンサーのお話とよく似ているので追記しました。

精霊のような存在を信じてそのような存在たちと共に生きるのも、そんなものはいないと信じて生きるのも、どちらもその人の選択ですね。😊

それでは本文をどうぞ。


英語のリスニングの為に見ているTEDというサイトの動画に素敵なお話があって、もう好きすぎて何回も見ています。😍

お話はYouTubeにも上がっているので、その動画を下に貼っておきます。字幕つきなので、創造的なことをしている方は「分かる!」と思われるのではないかと思いますので、是非ご覧ください。

「食べて祈って恋をして」というベストセラー小説を書いた作家のエリザベス・ギルバートさんによるスピーチです。

記事では前半の概要をまとめています。

エリザベスさんの品の良さとユーモアのセンスと、そしてお話の内容に「いいね👍」を連打したい私です。(でも、私の「いいね👍」のセンスがみなさんのと違っていたらごめんなさい。🙏)

全部をまとめようかと思ったのですが、とても長くなるのと、拙文ではエリザベスさんのお話の面白さが伝わらないのではないかと思い、前半だけにします。

この「食べて祈って恋をして」という作品は映画化もされています。(私は小説も読んでいないし、映画も見ていないのでこの動画で初めて知りました。)

下の概要の続きから見る方は10:00あたりからご覧ください。

創造的というのは、芸術的な仕事だけでなく、科学的な発明、日常のちょっとした閃き💡…あらゆるインスピレーションに通じると思います。

⚫︎作家に対する世間のイメージ

エリザベスが10代の頃、作家になりたいと表明した時の周囲の反応は、「成功出来なかったらどうするの?」「一生何の成果もあげられなかったらどうするの?」という不安を煽るものでした。

そして、作家になり、思いがけず作品がベストセラーになったらなったで、この先もう二度とそれを超えるようなヒット作は書けなくて、終わってしまった人であるかのような扱いを受けます。

世間一般の創造的な職業に対するイメージは、精神の不安定さを伴うもので、実際、若くして命を絶つ芸術家も多いです。

例えば他の分野の職業に就きたいという人に対して「エンジニアなんかになってスランプが来たらどうするの」なんてことは心配されません。

しかし、アートの世界に必ず付き纏う懸念。売れない。ヒット作の後のスランプ。アル中や心の病。

エリザベス自身、こうした不安はあると認めています。

ノーマン・メイラーの「作品がじわじわと私を殺す」という言葉が引用され、創造的な仕事に携わる人の苦悩が語られます。

彼女は、ではどうしたらこの不安から脱することが出来るか…と考え始めました。

⚫︎古代ローマや古代ギリシア時代の創造性の捉え方🧚‍♀️

古代ローマや古代ギリシアに於いては、創造性は人間に備わっているものではなくて、どこか未知の所から来て人間に寄り添う精霊のものとされていたそうです。

ギリシアではそれは”ダイモン”と呼ばれ、ソクラテスにはダイモンがついていると信じられていました。(辞書によると、ダイモンとはギリシア神話の人間と神の中間の霊だそうです。)

ローマでは”ジーニアス”(天才)という精霊として捉えられていました。

それらは、人間の創作活動をこっそり手伝う存在です。

どこか分からない所から、人間には理解出来ない理由でやってきます。

エリザベスは、この考え方の良いところは

作品と作者の間に距離が保たれることだ

と言っています。

良い作品が出来てもそれは精霊のおかげで、傲慢になることもないし、上手くいかなかったならそれは精霊の働きが良くなかったからと考えられるのです。

⚫︎ルネッサンス以降”ジーニアス”は人間になった

ルネッサンスがこうした発想の全てを変えました。

世界の中心に人間が置かれ、神や神秘より上に人間が存在するようになり、神の言葉を伝える精霊が消えました。

創造性は人間が所有しており、芸術家がジーニアスと呼ばれるようになったのです。

エリザベスは、これは大きな間違いだと言っています。

このような考え方が芸術家の心には重荷となりました。

プレッシャーが芸術家を押し潰します。

⚫︎後半語られるのは…面白い精霊との関わり方😄

🧚‍♀️エリザベスはアメリカの詩人ルース・ストーンに会い、興味深い話を聞きます。(このエピソードが私は大好きで、是非動画を見て頂きたいところです。😊)

ある時ルースが畑仕事をしていると、彼女は向こうから「詩」が到来するのを感じます。

「詩」が風のように大地を揺らし突進してきたのです。

さあ、そこでルースがしたことは?

🧚‍♀️またある時、エリザベスは雑誌の取材でミュージシャンのトム・ウエイツと対談しました。

そこでトムから聞いた話によって、その後のエリザベスの仕事に対する姿勢が変わります。

それは、それまで内面の創造の衝動と格闘していたトム自身の作曲の姿勢をも変えた体験です。

ある時トムは、LAのフリーウェイを走っていました。

すると、素晴らしい音楽の一節が彼の頭の中に聞こえてきました。インスピレーションです。

しかし、トムは運転中で、紙もペンもなければテープレコーダーもありません。

そこでトムがしたこととは?

🧚‍♀️アフリカのダンサーに神が降りてくる。そして、フラメンコなどで言われる「オレー」の由来とは?

以上、簡単にまとめてみました。

では、動画をご覧になる方はどうぞ❗️エリザベスさん、ナチュラルビューティーの素敵な方です。😊


近いうちに、私自身の作曲する時の不思議話も書いてみようかと思っています。

こちらもそんなお話です。(有料記事ですけれど、興味がありましたらどうぞ。)

ではみなさん、今日もお読みいただき、ありがとうございました。

寒さに負けないで、師走を駆け抜けましょう❗️☃️❄️

次回更新は多分週末です。😊

こちらの記事の続編を書きました。




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ここからは初めての方にお読みいただきたいオリジナルアルバムのお知らせです。YOKOのオリジナル曲をdoe4が演奏しています。どんな曲が入っているのか、アルバムトレーラーを是非ご覧ください。

•YOKO × doe4 / Prayers(プレアーズ)

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デジタルのオリジナルアルバムです。
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サブスクされていない方は、よろしければYouTubeの動画リストからどうぞ。


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