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はじめてのnote

はじめまして



大山容子と申します。
能楽の舞台で小鼓を演奏することを生業としています。

職業は、「能楽師」
役職は、「小鼓方」
流儀は、「大倉流」

です。

#はじめてのnote ということで、私と小鼓との出会いを書いてみようと思います。拙い文章ですが、お付き合いいただけたらうれしいです。



と、その前に、、、


小鼓とは?


こちらの楽器ですね👇

革は馬の革。胴は桜の木で、綺麗な蒔絵が施されています


テレビなどでも一度は、「ポン!」という心地よい音を聴いたことがあるのではないでしょうか?

でも、なかなか皆さんこんな間近で小鼓を見ることはないかもしれません。実は、私もそうでした。


小鼓との出会い


おおよそ20年前。大学生の頃。
私は勉強も正直好きじゃないし、かといって他に特技があるわけでもない極めて平凡な学生でした。
頑張りたいけど何を頑張ったらいいかもわからない。
でもこの悶々とした状況はなんとか脱したい!と思っていたある日。


友達の1人が学内にあった「小鼓愛好会」の見学に行くというので、ついていったのです。


小鼓愛好会


そのサークルの存在は入学時から知っていたものの、自分には縁遠いと思っていたし、一人で見に行く勇気もありませんでした。(なんせ無気力な人間だったので。)



では、なぜついていったか。
その時は直感でしたが、今思えば、歌舞伎好きだった父が私を子供の頃よく歌舞伎座に連れていってくれていて、そこで聴いた小鼓の音色が心に残っていたのだと思います。

体たらくだった私が、友達が見学に行くと行った時、そこで間髪入れずに「わたしも行く!」と言えたことは、私にとって大きな出来事で、その後の私の人生を大きく変えることになりました。

小鼓って楽しい!




お稽古している先輩が小鼓を打つ姿を初めてみた時、なんと姿勢の綺麗なことか!と思いました。そして、先生の打つ小鼓の音がとても美しい!


小鼓が演奏されるのは、歌舞伎・長唄などいくつかジャンルがあります。その中でも小鼓愛好会は「能楽」の小鼓だということを教えていただきました。(プロになった者が大きな声では言えませんが、その時私はお能のことを何一つ知りませんでした🤫)


小鼓から広がる世界



小鼓の美しさ、
掛け声のカッコよさ、
音がポンと鳴った時の爽快感!

見るもの聴くもの全て新しいことばかりで楽しく、その日から小鼓の魅力にすっかりはまってしまい、つまらなかった学生生活が一変。 
彩りのある毎日に変わっていきました。


小鼓をお稽古することで能楽を知り、
総合芸術である能楽を理解するために、
今まで見向きもしなかった古典、歴史、工芸、、、etc
あらゆる分野に興味を持ちはじめ、
どんどん世界が広がっていったのです。


大学3年生の春のことでした。

これが、私と小鼓の出会いです。

それから能楽師として舞台に立つまで、紆余曲折あるのですが、それはまた別のお話。

最後に


ここまでお読み頂き、有難うございました。

「文章書くのって難しいな、、.うまく伝わってたらいいな、、」というのが私のはじめてのnoteの感想です。


このひとどんなひと?小鼓って何?と興味を持っていただけた方は、オフィシャルHPをご覧ください。



私事、本日は誕生日。歳は聞かないで。
(いや調べればすぐでてきます。)
新しいことをはじめたいと、今日からnote生活をはじめました。



これから、舞台の出演情報や小鼓のことを少しずつ書いていけたらと思っています。


どうぞ宜しくお願いいたします。

こんな文章ですが、
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