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【アラサーOLド緊張の初海外出張】in Malaysia/マレーシア

初の海外出張はお客様を連れて

事務職が長かった私は、出張も慣れていなかったが、今回海外出張は初!
しかも大口取引先の専務を連れての出張だった。
当然、前任の先輩も一緒。取引先の担当営業も一緒だった。

憧れの海外出張だったはずなのに、行きの飛行機では「墜落してくれないかな」などと物騒なことを願う程に、緊張していた。(もはやちょっと泣いていたほど)

クアラルンプールの空港に着くと、数カ月前に一緒に東京観光をしたマレーシアメーカーの女性(前回記事参照)と普段メールのやり取りをしている担当者の男性が迎えに来てくれていた。そしてちょっと車で走ったところで予約してくれていたレストランに。
そしてマレーシア料理というよりは、美味しい中華料理が次々と運ばれてきた。60歳オーバーの取引先の専務や担当営業はかなり苦しそうにしていた。
「好意を無駄にできない」と私も頑張って食べたが、緊張で飛行機で一睡もできておらず、食欲はほとんどなかった。

この日はそのままホテルに直行。会社と工場のある街マラッカまで車でトータル3時間くらい。着いたホテルはかなり豪華で立派なホテル。
めっちゃ接待手厚いね!のんきに喜ぶ担当営業をよそに、私はプレッシャーを感じるばかりだった。(多分取引先の専務も)


初の英語で商談!

次の日、朝から会議が始まった。
マレーシア側は、普段メールでやり取りする担当者だけでなく、その上司、アシスタント、マーケティング担当などが同席した。
早速、私の出番。一生懸命パワポでつくった英語の資料で、取引先についてメーカーに説明した。この企業がどれだけ重要であるかを、今回の出張費用を全て負担してくれたメーカーに説明する必要があった。
台本を顔を真っ赤にして読んだ。

もうこれだけでやりきった私。その後のメーカーからの質問は先輩が答え、メーカーと取引先との通訳も全て先輩がしてくれた。

その後、メーカーから今日本では取り扱いのない商品が説明され、取引先と担当営業が採用の可能性があるかコメントしていく。

そして日本側から提案していたフレーバーを試食、メーカーが新商品開発中の商品の説明と試作品について意見交換を行う。
この時、先輩が突然「疲れたから通訳代わろ」と言ってきた。
普通にそれぐらいやればよかったのだが、私の不安でとまどった顔を見た先輩が、そのまま続けてくれた。(正直自分が男だったら許されなかったのではと思う)やってみればよかった、と今でも後悔している。

さらにこの後、発売の決まった新商品について、日本側の要望を伝える必要があり、商談は続いた。「海外使用のパッケージでは容量が大きすぎて日本では売れない」ということで、交渉をしなくてはいけなかった。
「こんな小さいサイズなのに、さらにチャックも欲しいの?」とか「1箱に要れる数量少なすぎる」など向こうは信じられない!という表情。
確かに私もそう思う。結果、輸送費や資材費がかさみ、商品の値段が上がってしまう、そうなるともはや輸入品の利点があまりなくなってしまう。

日本人て凄く小食なのかしら。。

同じアジア人なのに、中国やマレーシア人も体が大きいわけではないのに、なぜあんな大きい(バケツみたいなサイズ)パッケージの商品が大量に売れるんだろう。
いまだに不思議。。。

※関係ないけど、マレーシアも建物内の冷房がめちゃくちゃ効いていて、とにかく寒い!年中夏だけど、日本人は絶対羽織りものが必要!

次回、まだまだ続く怒涛の接待!そして世界遺産、マラッカ観光へ。



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