【アラサーOLがハワイの空で死にかけた話①】
それは、5年前。
会社の人らと社員旅行でハワイへ行った時のことだ。
どうしてもやりたかった夢
私には、死ぬまでにどうしてもやりたいことがあった。
それは、スカイダイビング。
日本でもできるところがあるのは知っていたが、機会がなく
せっかく誰かと密着して飛ぶなら、(最悪なんらかの事故があってそこで死ぬなら)日本人おじさんより、金髪イケメンとが良いと思った。
ハワイは絶好の機会だ!と、同期の皆に声をかけるも、誰も乗ってくれず。
諦めきれなかったので一人で行くことした。
ひとりぼっちの待ち時間
当日参加した現地ツアーは、私以外みんなカップル。
新婚旅行だろうか。
現場に到着し、同意書にサイン。
そこから何も言われず、2時間以上待たされる。
Wi-Fiも繋がらない場所で、本も持たずに一人。
周りにはヨーロッパからきた若者が、楽しそうに騒いでいる。
日本人もみんなカップル同士それぞれ写真を撮ったり、お喋りしたりしていた。
私はただただ、次々に空から降ってくる人々を眺めて待っていた。
担当は金髪イケメン?!
日本人何人かと一緒に名前を呼ばれ、身長体重を見てインストラクターが選ばれていく。
私の担当は、狙い通りの金髪(サングラスで顔見えず)の方だった。
飛ぶ前にまず、セスナから落ちる瞬間の体制についてレクチャーがある。
海老反りポーズの練習だ。
割と真面目に練習させられるのだが、私のインストラクターは、私の海老反りをみると、「全然違う」とニコリともせず言い放った。
えー💦と戸惑いを覚えつつ、何度かやってみせるが、
遂には大きなため息をつかれる始末。
命がかかっているからかもしれないけど、周りはそんな雰囲気でやってないし、(とても和気あいあいとしていた)
テレビで芸人さんがスカイダイビングする時も、ただビビりながら落ちてるようにしか見えないけどな・・・・
2時間以上の待ち時間後に待っていたのがコレ。
これから飛ぶドキドキは、ウキウキというより不安に変わり、
なんだか泣きそうになってきた。
富士山より高い標高からのダイブ
数人の日本人と、それぞれのインストラクターがセスナに乗り込む。
なにやら私の不愛想インストラクターは、その中のリーダー?のようで、
私たちは最後に飛ぶようだ。
どんどん上昇していく。
「きれー✨」と思っていたのもつかの間、
思っていた高さにきても、まだまだ上昇していく。
もはや海も山も見えない!ってくらいの高さまで来たところで、
やっと降りていくようだ。
正直、想定外!
標高4,000m。 舐めてた!!!!
次回、不愛想インストラクターと、決死のダイブ。
インストラクターの一言に、まさかの上空で涙?!
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