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【アラサーOLマレーシア人と東京観光】爆買い中国人の正体

丸一日1人きりでアテンド

初英語プレゼンもなんとか乗り切り、展示会も無事終えた。(前回記事参照)その間も毎日のように会食を共にした。
明るく面倒見の良い彼女たちは、私の事もすごく気にかけてくれ、料理を取り分けたり、話を振ってくれたり、いつも笑顔で接してくれた。
そして土曜日。もう仕事はすべて終わったが、彼女たちが東京観光はどこに行ったらいいのかと先輩に相談していた。
そこで私がガイドを買って出たのだった。

彼女たちの泊まるホテルで朝待ち合わせ、いざ出発!
どこに行きたいか事前に聞いたところ、「買い物」ということだった。さすが女子。
とりあえず定番の浅草に。仲見世通りを歩き、あらゆるお土産屋に入る彼女たち。マレーシアでも大企業のメーカーに勤める彼女たちは、結構お金持ちなのだ。
その後、面白いかなと思い100均にも連れて行ったところ、1時間そこから動けなくなった笑 お箸や便利グッズを大量に購入し、お昼はラーメン屋”一蘭”へ。
彼女たちは、日本に来て初日から一蘭に行きたがっていた。マレーシアでも、中国読みの「いーらん」として知られているらしい。

その後、水上バスや東京タワー、渋谷スクランブル交差点など色々外国人が喜びそうな場所を考えていたのだが、結局まだ買い物がしたいということで銀座に行くことに。
とても便利なことに、銀座のデパートの店員さんたちは中国語を話せる。彼女たちも中華系なので、中国語が母国語だ。(もちろん英語もペラペラ)もはや私だけが付いていけない状況になるほど、沢山の化粧品をゲットし、
次に向かうは”ユニクロ”。ここでなぜか大量のヒートテックを買う。マレーシアって、年中暑いよね?と聞くと、「海外出張に行ったとき用」とのこと。ここでも1時間半は買い物を楽しんだ。

そして隣にあるドラッグストアにも寄ると、ここも店員さんは中国語ができる方ばかり。むしろ私も中国語で話しかけられ、マレーシア人に「この子は日本人よ」と助けられる始末。笑 もはや銀座はアウェーのような状況だった。

この後、東京駅の大丸でさらに買い物を続け、夜ご飯を食べるとさすがに皆クタクタですぐに解散となった。


爆買い中国人の正体

この日一番驚いたのは、後半ドラッグストアで買い物を続ける一人をよそに、もう既にお疲れ気味の一人が店の階段に座り込み、旦那さんとテレビ電話を始めたことだ。人も通るし、普通店の中に座る?と思ったが、店員さんたちも慣れてるのか、特に気に留めるそぶりはない。
さっきのユニクロでも服の扱い方の雑さに驚いたのだが(その場で穿いているズボンの上からスカート試着したり)、彼女たちは決して育ちが悪いわけでも、図々しいわけでも、我儘なわけでもない。

私は正直、「買い物」という面において、”中国人”に良い印象があまりなかった。
列には並ばないし、商品を適当な場所に戻すし、服が床に落ちても無視。
でも今回、彼女たちと一緒に行動して学んだ。これが彼女たちの国では当たり前のことなのだ。決して人格の問題ではない。そして彼女たちはひとくくりに”中国人”でもない

ドラッグストアで話した中華系の店員さんは「マレーシア人って本当に明るくて楽しいわよね」と言っていた。
中国語を話す中華系の人は世界中にいる。アメリカにだってヨーロッパにだって、東南アジアにだって。それぞれ文化も常識も違う。

他人のバックグラウンドは、知り合わないと分からない。
当たり前だけど、肌の色や容姿だけじゃその人の性格なんて分からない。
テレビで見た情報だけじゃ、その人の本当の気持ちなんて分からない。


私はまだ世界の何も知らない
もっと色んな国の人と、自分の口で話して、相手のことを理解したい。
自分の目で見て、聞いて、知って、それから全てのことを考えたいと思った。


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