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【アラサーOL初の英語プレゼン!】海外取引先が来日

日本市場の視察

マレーシアの取引先メーカーが国内の展示会に出展するというので、2人のマレーシア人女性が来日した。

それは、私がまだ営業アシスタントと輸入部門のブランド担当を兼務している最後の月の3月のこと(詳しくは前回記事参照)。営業部との兼務が解けたら私の担当となる予定のブランドのメーカーだった。

アテンド初日は日本市場の視察。挨拶もまだで、顔も見たことのないという段階だった為、当時担当していた男性の先輩が車を出してくれ、アテンドの店のスケジュールも組んでくれた。
英会話に通い始めて1年が経っていたが、英語もまだ不慣れ。それだけでなく、まだ担当するブランドや競合の事も良く分からない。そんな状況だから、スーパーを見て回るなかで「どうしてここには採用されないの?」「日本ではあまり試食ってやらないの?」「もっと売り場を装飾できないの?」など、いくつか質問をされたけど、まともな回答を出来ていたか全く持って怪しい。

その日の昼と夜も4人で食事をとったのだが、大して会話についていけず先行き不安だった。だた、メーカーの2人は私より少し年上のお姉さんで、とても優しかったし、男性の先輩からも英語が分からないんじゃなくて、話している内容が分からないのは当然だから大丈夫だと励ましてくれた。


初の英語プレゼン!

”プレゼン”といっても、過去に先輩が作っていた日本での売り上げ実績などをまとめた資料を更新しただけ。(それでも兼務をやっている中、慣れないパワポを使ってよく頑張ったと思う)
その資料を説明する言葉は、週末に私より英語の得意な姉の家に行き添削してもらった笑 プレゼン当日、昨日1日話した相手だけあってそんなに緊張しないで済むと思ったのだが、部長や先輩の前で英語で話すことが一番緊張だった。
そして週末作成した台本を、冷や汗をかきながら読む私。そして、すぐに重大な問題に気づく。スライド1枚に対し、たった2文ほどしかない私の台本。

そりゃ市場のことも、今までの経緯やらも知らない、ただ過去資料を真似て作ったんだからしょうがない。気づいた時にはもう既に時遅し。だって台本もない英語なんてアドリブで出てこない

優しい上司と先輩がなんとか言葉を足してくれ、フォローしてくれたおかげでなんとか乗り越えることができた。

大した内容でもないし、向こうに色々突っ込まれて聞かれることも無かったのだけど、私は冬だというのに汗びっしょりだった。
(そんな私をみて、それ以上質問もできなかったのかもしれない笑)

それでも終わった後、「頑張ったじゃん!全然いけてたよ!」と優しい先輩。とりあえず全部忘れて安堵した。


あの頃の自分へ

初のプレゼンはグダグダそのものだったけど、「終わらない試練はない」。異動してからのブランド担当の仕事は、私にとってすべてが「試練」だった。グダグダでもなんでもいつかは終わるし、本当にどうしようもない事なんて何一つなかった
そのたびにストレスは相当なものだったし、満足いく仕事なんて何ひとつできなかった(上手くいったときは他人のおかげとしか思えなかったから)。

本当は、そんな日本人のよく分からない美学のような過度な謙虚さなんて持たず、「それなりに上手くやっていたから、褒められたんだ」と自信を持って素直に喜べ!とあの頃の自分に伝えてあげたい。



次回、マレーシア人を一人で東京光ガイドへ連れていく


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