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【毒親育ち】一見ふつうに見える家族&外面がよすぎる毒親だからこそつらい!娘の生きづらさ
自分の親のことをこんなふうに言うのもなんだけど…わたしの母は、サイコパスじゃないかというくらい、
「外面」と、「わたしと2人きりになった時の顔」が全く違っていた。
わたしから見た母は、「表の顔」と「裏の顔」を完全にわけて使いこなす、そんな人だった。
周りの人から言われる「あんないいお母さん」「ステキなお母さん」、何度その言葉に絶望感をおぼえただろう。
みんなは知らない。みんな母の外面のよさだけ見てだまされる。誰だって、時と場合によっては、カッコつけたり、多少のよそ行きの顔は持ってるかもしんないけど・・・そういうレベルの話じゃない!
母の本性はぜんぜん違うんだから!ほんとうは声を大にして言いたかった。
さっきまで外にいるときは、「子ども想いのいいお母さん」「笑顔」の仮面をかぶっていたのに、
お家に帰って、わたしと2人だけの空間になると、人の悪口や愚痴ばっかり、ヒステリーで鬼みたいな顔。
そんな母の本性を話しても誰も信じない。いや、話して否定されるのがこわかった。わかってもらうのをあきらめてた。
もし母が、もっと誰からみても分かりやすいカタチで虐待をしてくれていたら…よかったのに。(それももちろんダメだしイヤだけど)
そうしたら、みんな毒親だって信じてくれただろに、助けてもらえただろうに。わたしも母を心から憎めてもっと早くあきらめられたかもしれない。
本当にそう思う。悲しいけど、どんなに子どもを傷つける親であっても、子どもは親を心底嫌いになれないんだよ。こどもは、経済的にも精神的にも、親の愛情やサポートがたくさん必要だからね。まだまだいっぱい甘えたいし頼りたい。もし親に捨てられたら生きていけない。
だから、親がじぶんを傷つけたとしても、おかしいと思っても、それを毒だとみとめたくない。そんな親でも愛されたい。大好きでいたい。
わたしは、母や祖母から精神的虐待を受けてきたことよりも、その事実を誰にも信じてもらえなかったことの方がもっともっと深く傷ついた。それが生きづらさとなった。
いわゆる二次被害ってやつ。
例えるなら、レイプ被害にあった女性が、(悪いのは完全に加害者なのに)「あなたが〜の服を着ていたから」「あんなところを歩いていたから」悪いのよみたいに「被害にあったのは、お前の中に原因がある。」
と言われることでさらに傷つく二次被害(セカンドレイプ)のようなものだ。
「そうは言っても、お母さんなりにあなたのためを想って精一杯育ててくれたんでしょ?」
「大学まで行かせてもらって感謝しなさい」
「親のことを悪く言ったらだめよ。お母さんをもっと大切にしなきゃ」
何をはなしても一方的に正論をぶつけられる。
はたから見ると、教育熱心で子ども想いのいいお母さん、かつ普通の家庭に見えていたと思う。母が必死でそうみせていたから。
だからこそ、本当のことを話しても、同情がすべて母の方へ向けられ、「親のことを悪く言うあんたがおかしい」「あんたが悪いように思い込んでるだけでしょ」にしかならない。
(今思うと、親の愛情をふつうに受けて育った人は、親にいじめられるという経験も発想もあるわけないから、わたしの置かれた境遇や気持ちなんて想像すらできなくてそういう発言になるのは仕方ないかもだが・・・いや、でもやっぱり言われると傷つく泣)
家庭の中のことって、他人から見たら、いちばん見えにくいしね。
社会でいちばん閉された場所で受けた痛みだからこそしんどい
だがさらに苦しめられたのは、母はわたしが築こうとする人間関係にまで手を伸ばし、わたしを追いつめることだった。
「自分がいかにいい母親か、子どもを愛しているか」を熱演して、「コイツ(→わたしのこと)は、いかに親不孝でダメな人間か」を、吹聴する。
まあ、簡単に言うとホラ吹きだな。
みんな、そんな母を100%信じ、
わたしの立場が悪くなり、居場所を失くす…
わざと、誰もわたしの味方につかないように仕向ける。
そして、それは、たいていわたしの身近な人。
妹、叔母やよく会う親戚、先生、職場の同僚にも…
何度それでわたしは誤解をうけたり、人間関係をこわされてきただろう…
まとめ
お母さんきっと、あなたのこと大切に思っていたのよ。でも【愛情】がゆがんでたんだね。
【愛情】かあ…やっぱり、そういう風にとらえられるんだね。
「どんな親も、子どものことを大切に想うもの」
「生んで(育てて)もらった親を悪く言うなんてバチあたり」
「親のせいにするなんて甘えてる」
こんなふうに、親を神格化する考え方が
まだまだ世の中を支配してるようにおもう。
(親を敬わない、感謝しないということとは別)
とくに、日本人は、みんなと同じ考えじゃないと変人扱いされるからね。
そんな考えが、苦しむ人の声をかき消してしまうのではないか。
子どもの数だけ、親もちがう。家庭の中もちがう。
すべての子どもが親に愛されているわけではないという現実があたりまえに受け入れられる世の中であってほしい。
そしてもっと自由に声をあげやすい生きやすい世の中になってほしいと願う。
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