努力は基本、長期戦

人はなぜ努力するのか、
それは、

スキルや能力を、獲得したり伸ばすためですよね。

では、
なぜ人は努力を投げ出してしまうのか、

それは、
スキルや能力が、成長してくれないからですよね。


かけたコストの割に合わず、成果が顕在化してくれないと、
推しのホストに貢ぎに貢いだあげく、他の女と取られた時と勝るとも劣らず

簡単に心が折れてしまいますよねーー。

しかし、私は思います。
簡単に心が折れてしまう原因は、単に
努力に対する認識がスピーもワゴン小沢ばりに甘いからなのではないかと。

ダイエットでも、語学でも何でもいいのですけど、
大半の方はそれらを始動する直前に、

「3ヶ月で10キロ痩せるぞー」
とか
「来年にはペラペラになってるぞー」

とか。
何の根拠も裏付けもない目標を掲げがちかと思われます。

言い換えるならば、それは目標というよりは、
単なる【希望的観測
に過ぎないと私は思います。

だから、
大体の人が、何を新しく始めたとしても、理想通りの進化が水素水のご利益ばりに自分に現れないから、道半ばで頓挫するのでしょう。

自分は自分が思っているよりも無能

これが真理ではないかと。

だからそこ強く思うのです。
努力は長期で倒すべきなのだと。

今回はこれについて、私なりの考えを述べていこうと思います。


成長曲線

【楽して得られるスキルに価値はない】、というお話は
以前の記事で述べさせてもらったので、もしよろしければ読んでいただきたいのですが、

今回は、それなりにコストをかけないと修得できない努力に限定してお話します。

何かしらのスキルアップのための努力をしている時、成長の時間変化は大きく2パターンではないかと、個人的には考えています。

A: 序盤一気に伸びるけど、すぐ天井がくる。

B: 中盤くらいまで横ばいだか、途中から急カーブを
 描く

みたいなイメージです。

成長幅が小さくても早く成長したいならA
時間をかけてでも、大きく成長したいならB

です。

これから努力を始められる方は、もちろん大きな成長を期待しているでしょうから、

もちろん選ぶはBとなるのが、風呂上がりのモデルのボディクリームのごとく必然かと思いますが、

ですがどうしても、AとBのいいところ取りをしようとしてしまいますよね。。

【すぐに大きく成長できる】と期待してしまうのです。
人は自分に甘い生き物ですので。

基礎が1番重要

スキルの伸び代って、基礎をどれだけ培ったのかに左右されるのですよね。

この記事でも述べたのですけども、

https://note.com/yokkao/n/n0cf1eaca1709

基礎を鍛える=土を豊かにする
なんですよね。

土を豊かにするだけでは苗は育たないけど、
豊かにし終えた土に苗を植えることで、
高く大きく育つことができる。

基礎はそれと同じだというお話です。

ですが、
この基礎構築が1番ハードルが高いのです。

初心者にクリアすべき基礎課題はそれはもう膨大で、しかもどれもがブレイク前の指原ばりに地味。

加えて、最初は要領を得ていないわけですから、
どう処理していくべきなのかが分からない。

要するに、基礎は面倒くさいってことです。

だから皆さん、YouTubeの広告をとばすノリで、基礎もスキップしてしまうのです。

スキップした結果、
努力の成長曲線はA(最初少し伸びて、すぐ伸び悩む)となってしまうのです。

英会話で例えましょう。

日本ではかなり、
「日本の英語教育は意味がない」という英語論が囁かれますよね。

確かに、突っ込むべき点はあるっちゃあるのですが、
意味がないのかと言われれば、意味はあるというのが私の意見です。

なぜなら、
日本の英語教育の目的は「会話修得」ではなく、「基礎修得」だからです。

「基礎修得」であるのだから、英語を話せるようになるわけがないのです。   

しかし、
その英語の基礎をしっかり修めた状態で語学留学をすると、ハイレベルな英会話を修得して帰ってこれます。

大学時代に教授から聞いた話なのですが、語学留学において、
日本人留学生は、他のアジア諸国などの外国人留学生と比べて、最初こそ【慣れ】の点で出遅れるけど、

数ヶ月後の語学テスト(中身は知らないが)では、日本人学生が上位に食い込む割合が、
子供に無理やり貯金させたお年玉にこっそり手を出す親の割合ばりに高いそうです。

他の外国人留学生たちは驚くそうですよ。
「えっ、あいつら最初の頃全然ダメダメやったやん。。」
と。

なぜそーなったのか、

日本人以外の留学生たちは、
留学生前に既に実践的な英会話教育を受けてきたらから、
留学初日も【そこそこ】話せるレベルであった。

しかし、
【基礎教養】が不十分であったから、伸び代も不十分。

その結果、
表面的な浅い会話はできても、
深い会話をするレベルには到達できないとのこと。

恐らく、
英語版の鬼滅の刃はまではギリ読めても、半沢直樹までいくとさっぱりになるでしょう。

逆に日本人学生は
日本の英語教育で、アメリカ人も驚きの
文法や熟語を頭に叩き込んできているので、

いざ鎌倉!となった瞬間に
「ギュイン!」
と急成長を可能とするわけです。

私は格闘技経験者ですが、格闘技でも全く同じです。

基礎を放ったらかしして、スパーリングなどの実践練習に早々に手を出す人は

最初だけ【慣れ】で強くはなるけど、本当最初だけです。

ジャブ一本まともに打てない人が、スパーリングを数こなしたも、大して強くなれません。  

基礎があって、実践や応用が活きるのです。


すぐに結果を求めてはならない

まとめると、
大きく高く成長するためには、それまでに結構な時間がかかってしまうのが普通だよ。

だから、努力は【長期プラン】でやってこね。  

というこどとです。

基礎固めに努めることを前提とした時に、先程の語学や格闘技を再度例とすると、

成長が飛躍するまでに、早くても1年はかかると思っておいた方が無難でしょう。

繰り返しますが、

自分は自分が思うよりも無能です。

ですので、
何かをスタートして、明日明後日には芽が出てくると考えてはいけません。

挫折の元なので。

何に挑戦すると、

「こんなにやってるのに、なかやか変わらない。」
「これ以上頑張っても、意味ないような気がする。。」

と悩みこんでしまうことが多々あるでしょうが、
それが普通です。

エロ本を雑誌で挟んでレジに運ぶくらい普通です。

何をどうしたらベターなのかを、夜神月ばりに試行錯誤しまくり、
その過程で見つけたヒントを元に、Lのごとく解決の糸口を見つけ出す。

この過程も含めて、努力が報われるまでには
とっても時間がかかるのです。

それが普通です。  

下校中の小学生が、道端のエロ本を蹴っ飛ばしてページを開いて覗き見るくらい普通です。

自分が1ヶ月で完了できると舐めていたタスクが、
現実は1年以上かけなければならないものなのです。

どんなに、効率性や合理性を意識していたとしてもです。

ですので、
何かを始められる際は、
今現在の努力は、明日の自分にではなく、

来年の自分に還元される

つもりで、スーパーの惣菜が半額されるのを待ち構える主婦ばりに、虎視眈々と臨めばいいのではないかなって

思います。

自戒を込めて。


終わり







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