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言葉の宝箱 0249【少し背伸びして手に入れたものを大切に育てていく】


『贅沢のススメ』本城雅人(講談社2015/1/20)

落ち目になったカリスマシェフのイタリアン、
職人の結束の綻びに揺れるオーダーシャツテーラー、
強引な合併危機に瀕した老舗ホテル。
”高級”で売る業種をターゲットにした
気鋭ファンドのボス藤浪と新人古武士は「人を豊かにする贅沢」のみを買うのだが、窮地の企業を救う彼らの前に因縁の男が立ちはだかる。
『蘊蓄家のイタリアン』『シャツ屋のマンマ』『時計屋の目利き』
『狂気の椅子』『選ばれしワイナリー』『二人のホテル』6話連作短編集。

・贅沢とは人生を豊かにするもの P11

・男は背負っているものが重すぎて、心に余裕がない P99

・人間味なんて言葉は、とても素敵だけど、
実際に男を見極めるのにはまったく役に立たない P105

・目で見ず、心で見るのは恋だけ P129

・騙された人間が無能だったと笑うだけ P138

・成し遂げんとした志を、ただ一度の敗北によって捨ててはならぬ P158

・背中をつけることは休むこと、つまり怠け者の行動 P162

・閃きを生み出す時の姿勢は、できるだけ不安定な方がいい P171

・買いたいって考えている時から、買い物は始まっている P212

・ガムシャラに働いたら、
アイデアなんかいくらでも湧き上がってくる P214

・水のようにガブガブ飲めるのがワインの良さ P226

・ビジネスというのはそういうものだ。
本気で勝負すれば、金がある人間が勝つ仕組みになっている P268

・どんな良いものでも実際に使ってみて、初めて良さが分かる P298

・両親がいて、なにをするにしても当たり前のようにしてもらえた人より、いなかった人間の方が温もりのある場所を想像できる P306

・少し背伸びして手に入れたものを大切に育てていく。
それこそ、人が人生で贅沢だったと思える時間なんだ P329

・ホテルの魅力というのは、見た目の豪華さだけではない。
人と建物が調和した雰囲気 P332

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