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言葉の宝箱 0600【過ぎたことは、確かに仕方ないです。でも、失敗の経験は、生かさなければいけないでしょう】

『国会議員基礎テスト』黒野伸一(小学館2018/2/20)


三世議員の黒部優太郎は典型的なボンボン議員。部会や委員会をさぼってはデートに明け暮れていた。もっぱらその尻ぬぐいをしていた秘書の橋本は自分が政治家になるという野望を隠さなくなる。優太郎は自身の相次ぐスキャンダルと橋本が周到に準備した策略に嵌り、議員辞職を余儀なくされ、橋本は補欠選挙を勝ち抜き、晴れて代議士となる。三権分立の内、一番大切な立法を構成する国会議員にだけ試験がないのかを疑問に思っていた橋本は程なく政治家にも資格試験を義務化する「国会議員基礎テスト」法案の立法に向けて邁進する。国会議員の在り方に一石を投じる政治エンタテインメント。


・過ぎたことは、確かに仕方ないです。
でも、失敗の経験は、生かさなければいけないでしょう P115

・大切ではあるが、すべてではない P246

・優しいから、
弱者のことを親身になって考えることができるんですよ P304

・後ろめたさから、何度も首を振った P309

・政治に優しさは必要だけど、優しさだけでは政治はできない。
戦う時は、戦わなければならない P388

・たとえ満点を挙げられないスタッフでも、
使いこなさなければならないのが管理者だ P396

・この人を信じて今までついて来て、本当に良かった P406

・まったくということはないよ。
すべての考え方がまったく正反対という人間を見つけるのは至難の業だ。
同様に、考え方がまったく同じという人間も存在しない P412

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