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@言葉の宝箱 1216【どうやら自分は………これほどまでに夫を嫌っていたらしい。早く死んでほしいと思うほどに】

『もう別れてもいいですか』垣谷美雨(中央公論新社2022/1/10)



・おばあさんなら一人でも楽しく暮らせるが、
おじいさんだと誰かが面倒を見なきゃならない。
たとえ健康体であったとしても、だ。
ああ、おじいさんとは、なんと厄介な生き物なのだろう P4

・どうやら自分は…………
これほどまでに夫を嫌っていたらしい。
早く死んでほしいと思いうほどに P6

・早死にしてくれる以上に妻サービスなことって他にある? P6

・夫が死ぬということは、
妻にとっては
長年にわたって上から押さえつけられた重しが外れたということだ。
解放されたら幸せになれる(略)
夫の死後、やっと自由を得て幸福になったからこそ、妻は善人に戻る。
母の変化は、つまりそういうことなのだ P7



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