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言葉の宝箱 0569【あれこれ考えるより手を動かすべきなのだ】

『あたしの拳が吼えるんだ』山本幸久(中央公論新社2020/2/25)


橘風花は母親と二人で暮らす、普通の小学四年生の女子。
偶然の出会いと、「ムカつく上級生男子を一発殴りたい」と
邪な動機でボクシング・ジムに通い始めるが、徐々にのめり込んでゆく。
ひたむきにボクシングに打ち込む風花の中で何かが変わり始め、
周囲の人々の心にも変化をもたらしてゆく。
結婚を賭けた世界王座戦に挑む女子プロボクサーやジムの人々、
複雑な家庭環境のいじめっ子や幼なじみのクラスメート。
風花を理解しようとしない教師。母と折り合いが悪い職場の後輩たち。
最強最悪のライバル。そして母の陽菜子も。
ハートウォーミング・ストーリー。


・オナカやアタマはクスリをのめばなおる。
でもココロのイタみにはクスリがない。
だからひたすらナクしかないそうだ。だからどんどんナイていいぞ P48

・親は子どもがいくつになっても心配なものだ P115

・あれこれ考えるより手を動かす
 P147

・応援というのは戦うひとを信じることなんだ P254

・子どもの前で泣くのはうれしいときだけにする P331

・どんなひとでもイイとことワルいとこがある P335

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