見出し画像

能登の味覚と15蔵の酒を楽しむ会 at「真脇ポーレポーレ」さん

 奥能登乾杯めぐり1日目の最後にして、この旅最大のイベント、全15蔵のお酒を楽しむ蔵元交流会!旅の行程で試飲したりランチの際に呑んでおりますが、移動があるので本気(当社比)では呑めず。ようやく全力で呑むことができます。わー!

わー!

ビール:日本海倶楽部
焼酎:日本発酵化成
日本酒:数馬酒造、松波酒造、日吉酒造、清水酒造、中納酒造、鶴野酒造、櫻田酒造、中島酒造、白藤酒造、宗玄酒造、中野酒造
ワイン:能登ワイン、ハイディワイナリー

ビールからワインまで、全15蔵のお酒をすべて呑むことができてしまうという、夢のようであり、かつ、べろべろ必至のイベント。

レストランからの風景も素敵

「縄文温泉の宿 真脇ポーレポーレ」さんの能登海鮮御膳でお酒を楽しみます。海鮮と能登牛を選ぶことができ、わたくしは海鮮を選びました。座席に置かれたお品書きを眺めながら、どれとどれを合わせようと妄想。ぐふふ。

奥能登伝説はラガービール

 おビアで乾杯。ぷは~。
 色調はアンバーで泡が滑らか、ぐびぐびというより、味わいたい深いビールでありました。

蔵元さんや醸造の方の挨拶で会はスタート
各蔵の方がお酒や蔵の説明をしてくださいます

「谷泉」醸す鶴野酒造さん。兄妹のお二人が力を合わせてお酒を造っていらっしゃる蔵です。今回のお酒は石川の酒米五百万石を使用した特別純米の無濾過生原酒orangeでした。お米のできから味をのせるのに今年は苦労したとのことで、甘み少な目のきりっとしたお酒に仕上がっていらっしゃいました。

お酒は全種配っていただけ、番号が書かれているので分かりやすい。

全部いただいた後はグラスでお気に入りのお酒をお代わりすることができました。ええ、実質呑み放題。

前菜

干口個炙り…ナマコの内臓を干したもので、ねっとり感と塩気があるのでちょっとべっ甲飴的な甘さとお酒の経過を感じた日吉さんのしぼりたて生原酒をあわせて。
梅貝田舎煮…上品で甘い貝の旨味に松波さんの透明感ある大江山純米大吟醸あらばしりをば。ん~、たまらないしとまりません。
真子万年煮…ちょっと甘めの鱈子の煮物には、中島さんの純米原酒「遼」が甘さと熟成とは言わないまでもねれた感じがしたので合わせました。
烏賊深層水塩辛…烏賊専用酒を造っている数馬さんの竹葉があわないわけがないのでがぷりよつ。
くじら皮酢味噌和え…中納さんの純米酒金紋はクラシカルな印象でちょっと熱燗にしたかったです。熱燗でくじらの皮の脂を口内しゃぶしゃぶしたら、たまらないだろうなと妄想。
烏賊白子いしり煮…白子大好き!烏賊の白子をこうやって食べたのは初めてかもしれません。小躍りする美味しさ、竹葉をおかわり。
能登地魚南蛮漬け…油とおビアの相性は抜群。ぐびり。
鯖へしことカマンベールチーズ…最初竹葉が生酛だったので、チーズとあうと思ったのですが、酔い意味で生酛と思えない綺麗な味わいでしたので、櫻田さんの初桜生原酒を合わせて。ナチュールワインのような酸や味わいがあり、チーズと相よかったですハイディさんんお相承2019白も言わずもがな。へしこは中野さんの上撰亀泉を熱燗にしたいと思いながら合わせました。

そうなんですよ。この会、残念なことに熱燗はなかったのです。お料理やお酒の中には熱燗向けのものもあった(と個人的には)ので、あったらより楽しく美味しかったなと思いました。

台物 能登いしり貝焼き鍋

魚醤であるいしりのお出汁でぷりぷりのイカ、エビをいただきます。手の温度であたためながら、白駒、金紋をきゅっと。

お造り 朝どれ5点盛り

赤いものが鯨と思いつつも確かめるために支配人さんにおききすると、

「レストランの入り口に飾っております」と持ってきてくださいました

素敵なラインナップ。きりりとした谷泉、宗玄、奥能登の白菊がぐいぐいすすみます。鯨には能登ワインの赤、サペラヴィもご機嫌でした。

お代わり。

白菊の純米吟醸生原酒、ライチの香りがして好みのタイプ。お刺身にも煮魚にも、はたまた洋食にも合いますし、

揚げ物とも酔い。能登河豚唐揚げ

おビア、ハイディさんの白もご機嫌ですし、油をすっきりさせてくれる谷泉、宗玄も良かったです。

お酒単独でいただくと、あまり好みじゃないかな?と思っても、食と合わせると劇的に印象が変わると改めて思うのでした。

そして、机の上に置かれた箱の蓋を開けてみると、、、

焼き物 鮑 深層水踊り焼き

ひゃー!
え!大きいんですけど。こんな大きい鮑がついてくるんですか??

深層水とバターで蒸し焼きにした鮑の歯ごたえありつつも柔らかいこと、うまみがあること。

くーっ!

鮑バターって白赤問わずワインあいますよね。もちろん日本酒言わずもがななので、どれがあうかしら、とわくわくしながら呑み比べ。能登誉さんの純米大吟醸は華やか過ぎず、杉っぽい香りもあって鮑の塩気やミネラル感とあわせてもご機嫌でした。

鰤大根

とりける鰤は言わずもがなですが、しゅんでいる大根もとろける美味しさ。能登ワインの赤を合わせました。合うわ~と思いつつ、熱燗も欲しいわ~っと思いつつ。

海鮮茶わん蒸し

つるんとさっぱり茶わん蒸しはお腹いっぱいでも入ります。海鮮万能選手の宗玄純米を再び。

虎の涙ハイボール

焼酎って苦手なのですが、こちらは小麦の香ばしさが酔い意味でなく、ウイスキー好きにもお勧めの香り高い味わいでした。

デザート

ご飯はすぐしたの田んぼで収穫された古代米。ごく少量だったので夜は炭水化物いらない人でも美味しくいただきました。

櫻田さんも遠いところからありがとうございます

車で来られ、そして車で帰られるので呑めない前で好き放題呑んでしまい、申し訳ありません。

姉弟のように仲が酔い聖子さんと数馬さんを隠し撮り

奥能登の蔵元さんたちって本当に仲が良く、見ていてこちらも楽しく、嬉しくなってしまいます。っと人の優しさ、楽しさに触れられて、かつお料理とのペアリングを体感できるので、ぜひ地域のイベントがあったら参加されてみてください。一人で参加しても、楽しいですよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?