「人間が地球を温暖化させている」の真実(IPCC第6次評価報告書の要約メモ)
昨今の社会情勢はとかく悲観的に語られがちだが、スティーブン・ピンカーは『21世紀の啓蒙』にて、合計約1,000ページに跨る数百のデータを明示しながら、世界は決して暗黒にむかってなどいないことを、事実に基づき根気強く説いている。基本的に、世界は良くなっているのだ、と。しかし、そのなかで例外的に、著者が語気を強めて人類の未来に警鐘を鳴らす部分がある。
地球温暖化だ。
正直なところ、最近の(あくまで)一部の企業によるSDGsパフォーマンスをやや冷めた目で見ていた自分は、これまで