MAEDA Kenshi|お花の仕事「yohaku」

ドイツ国家認定フロリストマイスター / Staatlich geprüfter Ges…

MAEDA Kenshi|お花の仕事「yohaku」

ドイツ国家認定フロリストマイスター / Staatlich geprüfter Gestalter für Blumenkunst|東京を中心にお花の仕事をしています。屋号は「yohaku」。家族は妻。Instagram → https://bit.ly/2wrjWWG

マガジン

  • ときどき連載!ヨハクナイト

    yohakuの前田研史が、気になるクリエイターを毎回ゲストにお招きし、“好きな時間の過ごし方” を尋ねる読み物コンテンツ。取材・原稿は、ライターの前園興さんにお願いしています。

最近の記事

【ヨハクナイト vol.03】「丁寧に生きる」ことが、すべて作品につながっている。

yohakuの前田研史が、気になるクリエイターをゲストにお招きし “好きな時間の過ごし方” を尋ねる「ヨハクナイト」。 第3回目のゲストは、ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動する現代美術作家の中山誠弥(なかやま・まさや)さんです。大阪で美術教師として3年間勤務した後、2012年に渡米しアーティスト活動を開始。日本でも有名な現地のビールメーカー『Blooklyn Brewery』の壁画を手掛けるなど、アートの本場・ニューヨークでも注目を浴びる存在です。 こちらが『Blo

    • 【ヨハクナイト vol.02】自分の人生は自分の物語。その主役であるために、常にワクワクを探している。

      第2回目のゲストは、『TESIO』店主 嶺井 大地さん。 yohakuの前田研史が、気になるクリエイターをゲストにお招きし “好きな時間の過ごし方” を尋ねる「ヨハクナイト」。 今回のゲストは、沖縄県沖縄市でドイツ製法のソーセージ専門店『TESIO』を営む嶺井大地さんをお迎えしました。立命館アジア太平洋大学の後輩でもあり、“ドイツ”という共通項のある嶺井さん。生き生きと店のことを話す姿から、大いに刺激を受けるインタビューとなりました。 [聞き手:前園 興] ※「ヨハクナ

      • 「マイスター = 匠」は、半分正解、半分間違い。

        昨年12月に渋谷で展示会を開催してから、ようやく、ずいぶんと自分の名刺を渡す機会が増えてきた。 そこには、唯一しっかりと示すことができる、僕の肩書きが鎮座している。 「ドイツ国家認定フロリストマイスター」 31歳で脱サラして、割と大真面目に “人生かけて” 得た称号だ。 ところが、名刺を受け取ってくださる方からは「ドイツ?国家?フロリスト?マイスター?」と、4つぐらい疑問符が飛び出してくる。まあそりゃそう…だよね。距離にして9000キロ以上離れている国の資格なのだから。

        • 季節のお花、巣ごもり応援便! 1都3県送料無料でご自宅に「お花」を届けます

          ふたたび関東1都3県に緊急事態宣言が発令されてしまいました。 お出かけを自粛して自宅で過ごす時間が多くなった方もいるでしょう。結婚式やお誕生日パーティなど、せっかく計画していたイベントを開催できなくなってしまった方もいるでしょう。 少し気持ちが落ち込んでしまうようなこんな時に、ちょっと一足早く春の訪れを感じられるような、季節のお花を飾ってみませんか。 在宅ワークによって「仕事場」となった自宅を彩る存在として、 なかなか会えない人への贈りものとして、 こんな時、お花はきっ

        【ヨハクナイト vol.03】「丁寧に生きる」ことが、すべて作品につながっている。

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        • ときどき連載!ヨハクナイト
          4本

        記事

          【イベントReport】 展示会「森の便り Weihnachtsmarkt」@渋谷ヒカリエ

          2020年12月、渋谷で開催した初めての展示会「森の便り Weihnachtsmarkt」を無事に終えることができました。 展示会最終日のうちに撤収作業をし、すぐにお正月の準備に突入。お正月飾りの発送を終え、ようやく落ち着くことができたら年が明けてしまいました。慌ただしい毎日だったけれど、思えばとても幸せな時間…。 ---------- 新型コロナウイルスが発見されて間もない2019年12月、僕たちはまだ海外へ行くことができていました。フリーとして活動をはじめる日が迫っ

          【イベントReport】 展示会「森の便り Weihnachtsmarkt」@渋谷ヒカリエ

          【ヨハクナイト vol.01】美術館やミュージカルから、「もっと爆発したい」と勇気をもらう。

          ■ 装心具ブランド『ソワ』 瀬戸 望さんの話。 前回のnoteで予告させていただいた通り、この度「ヨハクナイト」という連載をスタートすることになりました。yohakuの前田研史が、気になるクリエイターを毎回ゲストにお招きし、“好きな時間の過ごし方” を尋ねる読み物コンテンツです。その対話を通して、感性を磨く秘訣や創作のこだわりを紐解いていけたら…そんなことを思い描きながら、ゆるりとスタートいたします。 第1回目のゲストは、今年の11月に装心具ブランド『ソワ』を立ち上げた瀬

          【ヨハクナイト vol.01】美術館やミュージカルから、「もっと爆発したい」と勇気をもらう。

          ときどき連載「ヨハクナイト」、はじめます。

          ものづくりをしている人が「大切にしている時間」 ものづくりをしている人が「好きな時間」を聞いてみたい ――― ふと、そんなことを考えました。 僕は屋号に「yohaku」という名をつけています。 これには、「夕暮れ時」や「(社会生活を離れ自分らしく戻ることができる)夜の時間」を特別な時間と捉えている背景があるのですが…、 それと同じように、人にはそれぞれ大切にしている時間、好きな時間がきっとあるんじゃないかと思ったのです。 「好きな時間」の話からは、ものづくりを楽しむ人た

          ときどき連載「ヨハクナイト」、はじめます。

          【イベント告知】初の展示会「森の便り」@渋谷ヒカリエ 12/16-21開催

          ドイツから帰国して4年。 ずっとやりたかった展示会を、開催できることになりました。 題して『森の便り Weihnachtsmarkt』 森をはじめとする自然の中から、植物の恵みをちょうだいし、造形を行います。 ドイツ・ケルンのお花屋さんで学んだクリスマスの要素や、 マイスター学校時代の展示会(Weihenstephaner Werkformen)の経験も踏まえ、植物の可能性を模索します。 自然素材で仕立てた、アドベントクランツやリースやツリーたち。 ゆっくりと変化して

          【イベント告知】初の展示会「森の便り」@渋谷ヒカリエ 12/16-21開催

          【日本で暮らすドイツ人の皆さんへ / Für Deutsche in Japan】クリスマスアドベントの季節ですね。

          [日本語は後半にあります] Liebe Deutsche in Japan, Die Adventszeit steht kurz bevor. Leider können viele Menschen aufgrund des Coronavirus(COVID-19)nicht in ihre Heimat zurückkehren. Ich möchte ihnen ein Stück Heimat hierher bringen und erstelle ih

          【日本で暮らすドイツ人の皆さんへ / Für Deutsche in Japan】クリスマスアドベントの季節ですね。

          【イベントReport/告知】秋空のもと、花の「なびく」姿を知るワークショップ。

          少し暑いぐらい気持ちよく晴れた本日(10/31)、ドイツで暮らしていた頃からずっとやりたいと思っていたワークショップを初めて開催することができました。 「なびく」をテーマにした今回、8名の方が参加してくれました。 朝、参加者の皆さんと駅に集合して向かったのは… スタジオでもなく、市場でもなく、江戸川の河川敷。 僕が花をさわる時に一番大切にしていること、それは「その花らしさ」「花の個性」を活かすことです。それがもっとも素敵なアレンジをつくる秘訣だと思っています。 「その花

          【イベントReport/告知】秋空のもと、花の「なびく」姿を知るワークショップ。

          「ドイツ暮らし」を叶えた「つながり」のつくり方。

          31歳で脱サラし、4年近くドイツ暮らしを経験した僕。留学先としてのドイツは英語圏ほどメジャーではないので、いろんな人から「留学したいんです」「情報が見つからない」「家や働き先、どうやって探しましたか?」と聞かれることも増えてきました。そこで自分の経験談をまとめてみたところ…、長くなってしまったので結論からお伝えします。 「ドイツに行きたい!」と声に出して、いろんな場面でいろんな人に言い続ける。 「え!? そんなこと?」と言われそうですが、はい。これに尽きます。 これから

          「ドイツ暮らし」を叶えた「つながり」のつくり方。

          大切な人と集えない今だからこそ、記念の一枚を残してほしいという想い。

          新型コロナウイルスの影響は、夏になったら少し落ち着くかと思いきや、ふたたび感染者の数が増えるニュースを耳にするようになってしまった。少し先の未来の計画が、本当に難しくなっている。 フリーランスのフロリストとして駆け出しの僕には、この時期のイベントごとの延期・中止が正直ツライ。 だけど、もっとツライ判断を強いられている人が、たくさんいるのだろうなと思う。その判断とは、そう、結婚式。 大切な人と巡り合った二人が、これまでに出会った大切な人たちに見守られながら、これからの人生に

          大切な人と集えない今だからこそ、記念の一枚を残してほしいという想い。

          夕焼けを眺めながら、暮らしの「余白」を考える。

          特別な夜の記憶。南ドイツの街「München(ミュンヘン)」では、毎年7月に「Oper für alle」というイベントが開催されている。訳をすると、「みんなのためのオペラ」。屋外でバイエルン国立管弦楽団の演奏を聴くことができる。しかも無料で。 僕たちは、Münchenのすぐ隣街Freisingで暮らしていた2016年にこのイベントへ出かけた。その夜のことを、妻は「2年間のドイツ生活で、ベスト3に入る素敵な夜だった」と言っている。 座席はすべて自由席で、敷物などを好きに広

          夕焼けを眺めながら、暮らしの「余白」を考える。

          38歳、僕は何者になれたのだろうか。

          2019年12月、僕たち夫婦は旅に出た。行き先は、南ドイツ・バイエルン州にある「Freising(フライジング)」。 きっかけは、どうしてもこのタイミングでFreisingへ足を運んでほしいという、妻の誘いだ。 Freisingは、僕たち夫婦が2014年冬から2016年夏まで暮らした街。 ドイツ国家認定フロリストマイスターの資格取得を目指した僕と、それに帯同した妻が、新婚生活を送った街だ。 マイスターの資格を手にして、日本へ帰国したのは2016年8月。 その後妻は幾度とな

          38歳、僕は何者になれたのだろうか。

          「夫33歳、ピカピカの1年生」になった話。

          noteの初投稿↑ に、多くの ♡ をありがとうございます。 お花の仕事を始めて15年近く経ちますが、「yohaku」の活動を始めるに至るまで、大きく3つの期間がありました。 ● ドイツのマイスター学校に入学するまで(2005~2014年) ● マイスター学校で学んだ2年間(2014~2016年) ● ドイツから帰ってきてから(2016~2019年) その中でも、今日は「ドイツのマイスター学校に入学するまで(2005~2014年)」のエピソードを綴ります。 -------

          「夫33歳、ピカピカの1年生」になった話。

          ドイツ国家認定フロリストマイスターの自己紹介。

          はじめまして。 春になり、noteをはじめることにしました。 妻と共同編集で綴っていきたいと思います。 活動の幅を広げていきたいと思ってたところに、新型コロナウイルスに伴う外出自粛が重なってしまいましたが、外に出ることが難しいからこそ、自宅からnoteを通して発信をしていきます。 どうぞ、よろしくお願いいたします。 まずは、自己紹介。 まえだけんし といいます。38歳。(こういう時、漢字の本名明かした方が良いのでしょうか。カタカナやアルファベットが格好良いのかな。よく分か

          ドイツ国家認定フロリストマイスターの自己紹介。