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【イベントReport】 展示会「森の便り Weihnachtsmarkt」@渋谷ヒカリエ

2020年12月、渋谷で開催した初めての展示会「森の便り Weihnachtsmarkt」を無事に終えることができました。

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展示会最終日のうちに撤収作業をし、すぐにお正月の準備に突入。お正月飾りの発送を終え、ようやく落ち着くことができたら年が明けてしまいました。慌ただしい毎日だったけれど、思えばとても幸せな時間…。

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新型コロナウイルスが発見されて間もない2019年12月、僕たちはまだ海外へ行くことができていました。フリーとして活動をはじめる日が迫っていた僕は、ドイツへ足を運び、その地が自分の原点であると再認識。そして「また来年も来よう」――― 気楽にそんなことを考えていました。

けれども、年を明けてから事態はあれよあれよと悪化し、海外どころか国内の移動すら制限されるように。
4月に予定されていたイベントも、5月のウェディング依頼も、7月に開催したいと考えていた展示会も、全て「延期」「中止」。フリーランスとして歩み出したばかりの僕にとって、大きく出鼻をくじかれたこの事態。

だからこそ、秋に「渋谷で展示会をしないか」と声をかけてもらい、こうして実現したのはとてもラッキーなことでした。

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世の中が大変なこの状況の中、不安を抱えての開催となったけれど、はじまってみたら本当にたくさんの出会いと再会に恵まれた1週間に。

お花に携わるプロ達が「面白い!」と言ってくれたのには感動したし、「ドイツに住んでいたことがあって…」という方が「SNSフォローしていて、展示会あると知ったので…」と来てくれたのには驚きました。しかも複数人。

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僕がやっていることは「お花の仕事」に間違いないのだけど、
本当にやりたいこと、得意とすることを言葉で説明するのはとても難しいのです。

市場で仕入れた花材をメインにするのではなく、
採取した植物をメインにすること ―――

自然に植物が育つ姿をよく観察し、
そのままの美しさを活かした造作をすること ―――

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これらをちゃんと「伝える」ためには、「感じて」もらうのが一番良い。だから、「言葉」ではなく「場」にしたいと思っていたことが、ようやくできました。

会場に入ると、葉や枝がふわっと香り

会場に敷き詰めた落ち葉を踏むと、サクッと心地良い音

これは何だろう? 何の植物からつくられているのだろう?と疑問がわいて、会話が膨らみ

「良い!」「面白い!」と笑顔が広がる

今回は「森の便り」をテーマに、ドイツの森歩きや自然観察、そしてクリスマス装飾を感じてもらえるような展示に仕立てましたが、この展示会を通して、ようやくyohakuの自己紹介ができたような気がします。

そして、お越しいただいた皆さんのおかげで、こうした場をたくさん作っていきたいという想いを再認識。2021年を踏み出す勇気をもらいました。

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本当にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

▼ 展示会「森の便り」ほか、作品の写真をご覧いただけます

https://instagram.com/yohaku_maedakenshi

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