【双極性障害】夢への1歩は、呆気なく止まってしまった。(ゲストハウスお手伝い)
みなさんこんにちは
いかがお過ごしでしたか?
あっという間に前回の記事から2週間が経っていました。
この2週間、いろいろありました。
挑戦と挫折。
久しぶりに病気が顔を出した感覚があり、noteを書くことさえもできませんでした。
頭痛はありますが気持ちは少し落ち着いたので、最近の出来事と感情を残しておきたいと思います。
わたしの夢
わたしは、大学生くらいから、築100年以上ある実家を活用し、宿かカフェなどを営んでみたいと思っていた。
今年会社を退職し、これからのことを考える中で、今夢に向かって動き出してもいいのではないかと思い、古民家でゲストハウスしている方に連絡をとってみることに。
フリアコとしてゲストハウスでお手伝い
フリアコとは、フリーアコモデーションの略で、宿泊業務をする代わりに宿泊料無料で寝泊まりができるというシステムのこと。
わたしは、以前宿泊をしたゲストハウスがフリアコを募集していたので、SNSからDMを送り、お手伝いをさせてもらうことに。
スタッフのMさんは快く出迎えてくださりました。
4日間で限界だった
宿での業務としては、清掃、チェックイン補助、観光案内など。
1日目は、オーストラリアのご夫婦と一人旅中の韓国の女の子でした。
わたしは英語が喋れずもどかしい時間でした。
Mさんは英語が堪能ですごいなぁと。
常々英語の勉強をしないとと思う自分がいるのに結局喋れない自分に自己嫌悪。
海外のお客様も多く、海外の方の1人対応なんてあったらどうしようと、取り越し苦労の悪い癖が出てしまいソワソワ…
2日目は、イレギュラーな日で、8名ほどの方と街歩きをすることに。
街のこともまだわからない、一気に多くの人と話さなければならない。
この時、自分の異変に気づきました。
以前だったら、いろんな方と繋がれる、嬉しい!
ナイスタイミングで宿に来たな。街のことももっと知っていきたい!
と楽しめる自分がいるはずなのに。
会話をしていても、なぜか思考が追いつかず、返事をするのでいっぱいいっぱい。
1対1ならかろうじて話せるけど、複数人となると空気になったように喋れなくなっていた。
8名を送り届けるとどっと疲れが出てきて、頭痛と動悸が。
頑張りたいけど頑張れない
とうとう、身体に異変が出てきたので、Mさんに「頭痛がします」とやっと伝えられた。
Mさんは、優しく「ゆっくり休んで」と言ってくれた。
わたしは、実は持病があることをMさんに話した。
Mさんは、「そうだったんだね、いろいろ連れ回してごめんね、勤務時間を短くしてもいいし、辞めてもいいし、よはく。ちゃんが決めていいよ」と言ってくれた。
わたしは、「少し考えます。頑張りたい気持ちはあるし、実家で何かしたい気持ちは持っているけど、体と心がバラバラで、頑張れない自分が悔しいです。」
涙が溢れてきた。
Mさんもつられて泣いていた。
「涙って血でできてるらしいよ、すごくない?」と
Mさんは心を落ち着かせてくれるような会話をしてくれた。
辞める勇気
後日、わたしはゲストハウスでのお手伝いを辞めることに決めた。
「辞める」「断る」が苦手なわたしには勇気がいる決断だった。
だけど、双極性障害が悪化しては元も子もないと思った。
でも、ここで働かせてもらって、今のわたしには自分1人で宿をすることは不可能だと気づけたし、事前に持病があると言って働こうという学びを得ることができた。
偏見の目を持たず接してくれたMさんには本当に感謝。
夢が、綿毛のように飛んでいってしまったが、いつか飛んで行った先で芽を出すかも知れない。
その時がくるまで、ふわふわと夢を飛ばせておこうと思う。
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