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アラサーもやもや女子が自分の人生を生きるまで vol.3

気づかないうちに親の期待に沿う選択をして生きてきたことに気づいたものの、"自分がどうしたいのか"という答えは見つからないまま、無事プロジェクトを卒業、ハワイ カウアイ島へ出発。1ヶ月も海外に行くのは大学生ぶりで、不安と緊張、ワクワク感でいっぱいでした。

ハワイ カウアイ島でのヨガ留学を選んだ理由


”ヨガ留学”と言っていますが、これはヨガインストラクターになるために必要な資格であるRYT200を取得できるトレーニングのことを言います。日本でも取得可能で、半年や一年かけてお仕事などをしながら平日夜や休日に通って取得することもできますし、国内や海外でまとめて時間をとって取得することもできます。場所や値段、内容についてもピンキリです。

当時すでにヨガ歴自体は4-5年経ってはいたものの、実はヨガのインストラクターになりたいとは微塵も思っておらず、それどころか、”私はヨガのインストラクターになるほど、ヨガが好きなわけではない”と思っていました。
ヨガをエクササイズとして捉えていたので、その観点で言うとダンスとか、もっと激しく動くものの方が好きだったのだと思います。

ではなぜヨガ留学に行きたかったか?

1ヶ月普段とは全然違う環境に身を置いて、非日常的な、ヨガ漬けの日々を送ること、それ自体に憧れがあったし、"自分の中で何か変わるのではないか"と直感的に思っていました。

そしてこのカウアイ島のプログラムだけは特別だと行く前から感じていました。
オアフ島で、ホテルに宿泊しながら現地のヨガスタジオに通うようなスタイルもありましたが、それでは遊んでしまいそうだし、どうせ行くなら周りに何もないような、本気で向き合えるところが良い!と思ったこと、食事内容まで3食決められており、ここなら身も心もスッキリするのではないかと思ったこと、が大きかったです。高いお金を出して行くんだから、旅行になってはだめだ、という思いが強かったと思います。笑

この時はアーユルヴェーダのアの字も知らず、Myra(先生)が権威のあるすごい先生だということも知りませんでした・・・。笑


初日

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カウアイに着いた初日はオリエンテーションがありました。
約1ヶ月、先生のお家で過ごすことになるので、寝る場所・ご飯の場所・電子機器を使ってはいけない場所・ルール等々を教えてもらいました。
朝7時までは人と話してはいけないこと(自分と向き合う時間とすること)・夜20時以降は電子機器を触ってはいけないこと・毎日違う場所にヨガマットを置いて練習すること、などなど・・。
一通りオリエンテーションが終わってから、自己紹介タイム。
名前と出身、なぜここに来たか、簡単に一人ずつ先生に向けて話しました。

「忙しく働く中で、自分がどうしたいかわからなくなってしまって、ここに来ました。」

というようなことを言ったと思います。
そしたら優しく一言、

「Welcome. ここは最適な場所よ」(英語で)

と言ってくれました。
明日からどんな1日になるのか全くわかりませんでしたが、この言葉を聞いて、「あぁ、ここに来て良かったんだ。」とほっとしたのを覚えています。

ヨガの哲学から学んだ、自分を大切にすること

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朝は毎日4時半に起きて、夜は20時半に寝る生活の中で、(笑)
瞑想・呼吸法・アーサナ練習・ティーチング練習・座学を通して、毎日ヨガとアーユルヴェーダを深めていきました。

その中でもヨガ哲学の時間の中で、ヤマの一つである、”アヒムサ=非暴力”にとても心を打たれました。

ヤマ = 禁戒 = 日常生活の中で行っていはいけないこと

“アヒムサ=非暴力”は文字通り、”暴力を奮ってはいけない”という教えです。

人を殴ったり、モノに当たったり、というのはもちろん、自分自身に対しても、暴力を奮ってはいけない、ということ。物理的だけではなく、精神的にも。

たとえば・・・


・お腹がいっぱいなのに、無理して食べる
・疲れているのに休まず動く
・アーサナ中、関節を痛めるようなポジションでポーズを取る (肘の過伸展など)
・自分を責める、苦しめる選択をする
・自分にとって、居心地が良くないとわかっていながら、そこに身を起き続ける

これらは全て自分自身に対する暴力です。

これを知った時、私は今まで自分に暴力ばかり奮っていたなぁと思いました。
毎日別に食べたくもない、コンビニで買ったお昼を食べて、睡眠時間も短くて疲れている中、自分に鞭打って働き、土日も予定を詰め込んで。頭痛により仕事が満足にできないことが嫌で、こんな弱くちゃだめだ、と自分を責めて。

自分に対して申し訳なくなって、謝りたくなりました。

先生にも、

「人は生まれながらにして100%完全。何かになる必要も、何かを変える必要もないのよ。」

「I am enough. すでに十分だと思いなさい。」

と言われて、"そうかぁ"と。

思えばずっと、自分は未熟だと思い続けてきました。
こんなに忙しく、厳しい仕事でも、家庭があって、子供がいても、皆うまくバランスをとって働いている。なんで自分だけこんなにストレスに弱くて、頭痛もあって満足に働けないんだろう。余裕がなくなってくるとどんどん心が狭くなって、朝から満員電車でイライラしっぱなし。自分は人としてまだまだなんだって。
自分の中で"こうでなくちゃいけない"と勝手に思い込んで、自分の足りないところにばっかり目がいっていました。

でもアヒムサを知って、どれだけ自分で自分を苦しめていたかわかったし、それと同時に、自分が苦しくないように、身を置く環境は自分で選んで良いんだ、ということも学びました。

自分が疲れない、ストレスがない、イライラしない環境に身を置くことは、決して"逃げ"ではないんだ。

と思えた時、すごく楽になれました。
自分自身に許可を出せた瞬間だったと思います。


今日はここまで☺️
1年半しか経っていないのに、遠い昔のことのようですが、振り返っていると当時のことを鮮明に思い出します。生きて行く上で大事なことは全てカウアイ島で学んだのでは、と思うくらい沢山のことを学びました。
vol.3で終わるつもりでしたが、まだまだ終わらなそうです・・。

今日も読んでいただきありがとうございました🤍

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