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道をひらく

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松下幸之助さんの『道をひらく』を読んで、自分の今の想いを書いてます。正解にとらわれず、過去の成功にとらわれず、未来に向けて進むためコツコツと。
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記事一覧

道をひらくvol.10-病を味わう-

道をひらくvol.10-病を味わう-

いつの時の病が死につながるのか、それは寿命にまかすとして、こんどの病もまた人生の一つの試練となり観ずれば、そこにまたおのずから心もひらけ、医薬の効果も、さらにこれが生かされて、回復への道も早まるであろう。
病を味わう心を養いたいのである。そして病を大事に大切に養いたいのである。(松下幸之助)

僕は41歳になるが、まだ大きな病を患った事がない。だが、生活習慣病であるメタボだ。自分のだらしがない生活

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道をひらくvol.6-さまざま-

道をひらくvol.6-さまざま-

さまざま
さまざまの人があればこそ、ゆたかな働き方も生み出されてくる。自分と他人とは、顔もちがえば気性もちがう。好みもちがう。それでよいのである。
ちがうことをなげくよりも、そのちがうことのなかに無限の妙味を感じたい。無限の豊かさを感じたい。
そして、人それぞれに力をつくし、人それぞれに助け合いたい。(松下幸之助)

「粒ぞろいより、粒ちがい」
僕がいる会社のマネージャーが良く言うことば。

今の

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道をひらくvol.8-若葉の峠-

道をひらくvol.8-若葉の峠-

一つの峠を越えてホッと息をついたら、次の峠が控えていて、その峠を越えると、やっぱり次にまた峠がつづいていて、だからとめどもなく峠がつづいて、果てしもない旅路である。(松下幸之助)

皆さんは、今どんな峠を越えようとしていますか。

坂のキツい灼熱の峠。緩やかな涼しい峠。峠の頂上でおにぎりをもぐもぐしてる。峠の下で休んでいる…

同じ世界を生きていても、人それぞれ、さまざま人生の旅路があり、越えよう

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道をひらくvol.9-是非善悪以前-

道をひらくvol.9-是非善悪以前-

この大自然は、山あり川あり海ありだが、すべてはチャンと何ものかの力によって設営されている。(中略)
これは是非善悪以前の問題で、よいわるいを越えて、そのように運命づけられているのである。運命で決められているのが90%。残りの10%ぐらいが、人間の知恵・才覚によって左右される。(松下幸之助)

自分ひとりの人生でなく、人との関係の中で自分が生かされてこその人生。どう調和して生きていくか。

まだまだ

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道をひらくvol.7-真剣勝負-

道をひらくvol.7-真剣勝負-

真剣に生きるとは、どう言う事なのか。

もう18年も前に、新卒入社で入った会社の社長から

「髪を振り乱して、真剣に生きてみろ」と言われ、正直どういう事なのか、理解が出来なかった。

当時の僕は、「真剣に生きる事が照れ臭い。」
そんな受け止め方をしていた様な気がする。
本当に、ダサい新卒社員である。

その当時から、18年経過した今、
真剣に生きる、真剣勝負と言う事について考えてみる。

真剣でな

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道をひらくvol.5-自然とともに-

道をひらくvol.5-自然とともに-

20代〜30代前半までは、自分にも他人にも素直になれず、見栄をはり、自分が良ければそれで良し。
自然体でいる事が、照れ臭く恥ずかしい。
本当にそれが自分を守る事だと思っていた。

結果は、いつもこんなはずじゃ無いと、
長く、くすぶり続けている感じもあった。

30代後半に、すーっと、力が抜けて、
自然体でいれる自分になった。
もう出来ない自分を受け入れた。自己受容というやつ。

自然の移り変わりよ

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道をひらくvol.4 -手さぐりの人生-

道をひらくvol.4 -手さぐりの人生-

僕は、歳を重ねるほどに慎重になっている。
転職をする時も、何度も何度も本当に自分にできる仕事のだろうか。
物を買うときも、何度も何度も本当に必要なのか、
買った後で後悔しないのか。

色んな角度から見て、自分の判断が間違いでも、後悔しないように考えて決断する。

いわゆる、ビビリになっている。
変わる事を恐れている。
40歳を超えると、失敗を嫌う。快適でいたい。

自分の与えられた使命は、
ひとり

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道をひらくvol.3 -志をたてよう-

道をひらくvol.3 -志をたてよう-

松下幸之助さんの『道をひらく』を読んで、その時感じたことを残している。名経営者の心のあり方を学び、すぐにでも、自分の行動に結びつけていくのが目的。

今日は、志について。

志に触れる前に、僕自身の事を軽く触れておきたい。

僕の両親は飲食店を経営しており、毎日お店には、常連さんが出入りし、優しく話しかけてくれた。

色んな大人に可愛がってもらえた。そこそこ愛想良くしておけば、大人は相手してくるし

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道をひらくvol.2 -素直に生きる-

道をひらくvol.2 -素直に生きる-

今の会社に転職して、もうすぐ4年。

会社の居心地が良く、ワークライフバランスも、改善した。
収入も上がり、奨学金返済も終わり、何不自由の無い生活になった。ようやく人生がプラスマイナスゼロになり、心に平穏が来た。

・・・だが、何か物足りない。

人間とは不思議なくもので、どんなに素晴らしい環境になっても、脳が慣れてくる。

謙虚の心を忘れ、自惚れが出てきているのではないか。

松下幸之助さんは、

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道をひらくvol.1 -道-

道をひらくvol.1 -道-

松下幸之助さんの書籍『道をひらく』を読まれた方も多いと思う。
1968年に刊行してから、もう50年以上が経過している。

僕が読み直そうと思ったのは、名経営者の思考がどうだったのか、どういう心だったのかを自分にインストールしたかったからだ。

今読み直しても、深く感銘する強く、背筋が伸びる文章の数々である。

このnoteでは、松下幸之助さんが残した言葉をたどり、
自分の道を考え、書き残していきた

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