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道をひらくvol.7-真剣勝負-

真剣に生きるとは、どう言う事なのか。

もう18年も前に、新卒入社で入った会社の社長から

「髪を振り乱して、真剣に生きてみろ」

と言われ、正直どういう事なのか、理解が出来なかった。

当時の僕は、「真剣に生きる事が照れ臭い。」
そんな受け止め方をしていた様な気がする。
本当に、ダサい新卒社員である。

その当時から、18年経過した今、
真剣に生きる、真剣勝負と言う事について考えてみる。

真剣でなくても、それなりに幸せな時代

今の時代、真剣に生きなくてもそれなりに生きていける。
1食500円で食べれて、1日1500円あれば、生きていける。そんなに頑張らなくても、アルバイトして少しの収入があれば、日本ならお腹いっぱいになれる豊かな国。

教育、水道・交通インフラ、生活保護、治安も良い。

過去の先輩たちが、頑張ってくれた恩恵を受け、それにあやかることでそれなりに幸せだ。
食べ物がある。住む場所もある。戦場にかり出される事もない。
長い人間の歴史良い時代に生まれたんだと思う。

これは、生きているというより、社会に生かせれている。真剣に生きているとは、対極にある。
真剣勝負する必要は無い時代とも言えるのでは。

自分の存在意義をかけた真剣勝負

真剣に生きなくても、それなりに幸せな時代だからこそ、自分の存在意義を考える。

命を授かり、自分が生きる使命がわかった時、
命をかけて勝負する時こそ、真剣勝負になる。

この勝負は、自分の存在意義をかけて挑む物であり、
負ければ、人生を無くす、社会での存在価値を無くすという意味で、死に至る大勝負である。

40代に入り、自分の存在意義を考え、仕事への挑み方、人との接し方に真剣さが増していると感じる。

ようやく、真剣勝負という意識になったのかも。

仕事では、クライアント打合せ前には、脈が高鳴る事も多く、深呼吸をして、気持ちを落ち着かすようになった。真剣に真摯に打合せに挑む。

18年前、新卒社員時代とは、大きく人生の捉え方が変わり、真剣な日々を過ごしている気がする。

失敗したら、次は無い。
背水の陣という気持ちで、毎回挑んでいる。

松下幸之助さんが言うように、真剣になることで、
自分の人生の充実度が変わった事は確か。

人生は真剣勝負である。
だからどんな小さい事にでも、生命をかけて真剣にやらなければならない。
長い人生ときには失敗することもあるなどと呑気にかまえていられない。
はじめからこんな気がまえでいいわけがない。
真剣になるかならないか、その度合によってその人の人生はきまる。(松下幸之助)

この真剣勝負の良さを自分の子供たちにどう伝えていけば良いのだろうか。学校の先生では、教えてくれないだろう。
真剣勝負できる自分の精神状態や環境を把握できれば、どんな時代においても、活躍する場を見つけられる。

幸せとは、真剣に自分の存在意義をかけて、勝負できること


自分の価値観を客観的に把握し、その価値に応じた存在意義の設定が出来る人間に育てたい。
それが、幸せにつながるから。

新卒で入った会社代表に言われた事が、ようやく自分で消化出来た。こんなに僕のように苦しまず、子供たちには、自分の幸せを見つけてもらいたい。真剣勝負できる環境を見つけてもらいたい。

僕もさらに真剣勝負で、人生に挑んでいきたい。

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