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ぼくには覚悟が足りない

皆様、お元気に過ごしていますでしょうか?

ぼくですか?
ぼくは「若者」という部類からいつの間にか「おっさん」に足を踏み入れてしまいました。
そのせいなのかなんなのか、
風邪はひきやすくなるし、
小走りで息切れするし、
すぐ泣くし。

先日、近くの中学校の卒業式に来賓で呼ばれました。

卒業式なんてね、
そりゃあおっさんにはエモーショナルが強すぎるんですよ。
おっさんというのは感情の器が小さくなってしまっています。
エモーショナルが溢れてしまいますと、涙が溢れてしまうんですよ。
涙がぽろぽろと溢れるおっさん…。
それはそれはきれいな涙ですよ。
たぶん。

それで、
年齢を重ねてきますと体がついていかないもんです。
先日も謎の発熱に見舞われ、発熱とダルさで「おっさん」が「死に体のおっさん」になっていました。
おっさんですねぇ…

なんでしょう。
年齢とともに体がついてこなくなる。
それじゃあ、
これからぼくがやりたいこともできなくなるんじゃないでしょうか。
やりたいことがたくさんあるのに。
体がついてこない。
それは悲しい。

30代超えてから友人たちが皆筋トレに励むようになった理由がわかります。
体は資本。
まだ折れていい段階じゃない。
鍛えるんだ。
マッチョになれ。
体を作るんだ。


で、
さめざめですが、今年4月から役職が上がるらしいです。
所長らしいぜ。
うへへ!

うへへ…

めっちゃ不安…

やっていけるだろうか…

さめざめ、昇進すると調子に乗りますが、同時に不安が出てきます。
この不安をどう乗り切るか。
不安に向き合いましょう。

内省です。




昨年も不安だった

昨年の4月、さめざめは管理職となりました。
まさか…
さめざめが…?
さめざめなんぞが管理職になると…?

そんな不安でいっぱいだった私さめざめ。

こんなnoteを書いてしまうほどに不安だったようです。

プレイヤーからマネージャーに移行する中、相談できる人も多くなく、自分がだれにも頼れない不安も強かったのを覚えています。
なんとかしていこうという責任感だけで頑張っていました。

昨年1年間マネジメント業務をした中で、
・心理的安全性の必要性
・リーダーシップの多様性と困難感
・職員のメンタルマネジメントの必要性
・マイクロマネジメントと「任せる」の狭間
・経理と人事の難しさと組織構成の奥深さ
・仕事と家庭と自分のメンタルマネジメントの両立困難感

などなど、
なんだかプレイヤーでは味わえない壁にぶつかっては跳ね返され、押しつぶされながら踏ん張った1年間でした。
なんだったら、ここまで1年間やれたのは奇跡的なことで、1年間やれたのは同僚と家族に支えられたのは間違いないです。
ありがたい限りや。
ありがてぇ。

1年経ち、
なんだか組織上層部の異動でぽっかり空いた穴に収まる形で所長になるさめざめ。
そうなったらさ、
また不安になるのは間違いないじゃん。

で、不安になるポイントは「時間」が関わっていそうです。

ぼくの時間を奪う何か

時間というのは大事なもので。
本業をして、兼業をして、家事をして、妻と子供とお話しして…
そんなんをやっていたら自分に回す時間なんて存在するはずがありません。

そりゃあね、
だらだらとYoutubeとかTictocとか見る時間は欲しいんですよ。
ショート動画とかリール動画とか、Web漫画とかゲームとか、そういうもので時間を溶かす作業というのは快楽中枢を刺激するのでめちゃくちゃ脳が興奮します。
そういう何も生まない時間というのも欲しい気がするんです。

ただ、昨年はそんな時間は無かった。

で、
こんなツイートを見かけました。

敬愛するときえさんの金言です。
皆様、印刷して額に飾ってください。

お金は稼ごうと思えば天井知らずに増えていきます。
時間というものは有限でありそれ以上は増やすことはできません。
時間というものはそれだけ大事なものですが、時間に追われると心が辛くなってしまいます。
時間とどう付き合うか。
それは人生を彩っていくために必要なノウハウのように感じます。

こんな本を先日読みました。
時間をどう使うか。
どう付き合っていくか。
大事です。

FIREという言葉が流行していますが、時間を持て余すと幸福度下がるらしい。
もちろん忙しすぎても幸福度は下がります。
その人それぞれにちょうど良い時間の使い方があるようです。
この本にはそんな時間との付き合い方がたくさんの論文とともにまとまっていました。

ぼくの時間の使い方はどうでしょうか。
「時間がない」ことに忙殺され、
その理由に「何かを成さなくてはいけない」というのが強かったように感じます。
そのために時間を使い、
自分に大切な無駄な時間を後回しにしていました。
それじゃあだめよ。

で、
ぼくの昨年ですが…
もうね、しっちゃかめっちゃかですよ。
「しっちゃかめっちゃか」ってご存じですか?

方言なんでしょうか。
ただ、昨年は「しっちゃかめっちゃか」がめちゃくちゃ合致する1年でした。

一昨年に個人事業主として起業しまして、
昨年本業の地域包括支援センターで主任になり、
今年本業の地域包括支援センターで所長になる。

ついでに兼業を伸ばそうとして兼業起業塾に入り、
家族と土日は遊び、
夜は仕事をし、
自分の時間が持てずにメンタルが荒れて…

なんだかバタバタでしっちゃかめっちゃかでした。

だからこそ、
「時間とどう向き合うか」がとても大きなテーマになった気がします。
お金は稼げば増えるけど、
自分の時間は24時間しかなくて、
その中でやりくりしていくしかない。
自分が一番若くて動けるのは今しかない。
だからこそ、今できる一番大事なことをする。

今一番大事なことを後回しにしていた

プリキュア見てますか?
さめざめは子供とプリキュアを通年で見ているのですが、3作品前の「トロピカルージュ!プリキュア」ってのはすごくてですね。
それを語ってしまうと大変な時間がかかってしまうんですが。

トロピカルージュ!プリキュアってので一番大事な話ってのが「今一番大事なことをする」なんですよ。
僕たちはいつでも仕事とか家事とかそういう些細なことにかまけて
「一番やりたいこと」
「一番大切なこと」
「一番大事なこと」
を後回しにしています。

なんのために働くのかってのを考えて逆算していきます。
お金を稼ぐため?
違います。
何のためにお金を稼ぐのかって言うとさ、
生活をするためor生活を良くするためだと思うんですよ。

で、
生活って何?
って言ったらさ、食事を食べるだけじゃなく、
その中には衣食住をどうしようとかメンタルをどう維持しようとか関係性を構築しようとか、様々な要素があるはずなんです。

その中で、
「何かを成すために後回しにできること」
ってのがめちゃくちゃたくさんあるんですよ。

食べること
着ること
住むこと
自分のメンタル
関係性
何も考えない時間
運動
体調

とか

外部の時間間隔は自分ではコントロールできないから、コントロールできる自分の時間を減らそうとする。
そうするとね!
メンタルが落ちるのよ!
自分を!
大事にできないのよ!

トロピカルージュ!プリキュアに出てくる「後回しの魔女」ってのは、一番向き合うべきだったことに目を背け続けてきた存在です。
ぼく達大人はいつの間にか「後回しの魔女」になっていたんじゃないかと思います。
今こそさ、
「今一番大事なことをする」に向き合うタイミングなのかもしれません。

「生き方」に向き合う

昨年こんな記事を書いていました。
記事で引用している猫山課長のnote。
これが素晴らしいんですよ。

昨年、大変なバタバタでしっちゃかめっちゃかだった僕。
その先には何があるんだろうなと思います。
頑張って頑張って無理した先に何があるんだろうか。
そこは
「なりたい自分」
だったんだろうか。

分からなくなってしまいます。

いろんなことをやって進んだ先に何があるのか。
見えそうで見えない不安とか、
形のないものを生み出す不安とか、
方向性が合っているのか不安だとか。

「今一番大事なことをする」ための
「一番大事なこと」が分からなくなってしまう。

毎日が不安で自問自答を続けています。

それならさ、
先人に聞こうよ。

ということで、読みました。

稲盛和夫氏の「生き方」です。
京セラとKDDIの創業者です。
経営の神様ですよ。
そんな方のベストセラー、「生き方」にはきっと答えが載っているはず。

さめざめは不安に押されながら読んだわけですよ。

そうしたらこんな方程式が出てきました。

人生と仕事の成果
=「考え方」×「能力」×「熱意」

稲森和夫「生き方」より

能力ってのは身体能力とか体力とか知力とかっていう先天的に近いものです。
仕事をしていると圧倒的に能力が高い人と出会うものです。
フィジカルモンスターとか頭が切れすぎるとか。
そういう「能力の天才」が存在します。

熱意っていうのは行動力だったりします。
1つの仕事に熱意を持って誰よりも貢献し仕事を進めていく。
気持ちとか精神性として「熱意」を持っていると仕事をぐんぐんと進んでいきます。

で、
稲森和夫氏はこれを掛け算だと。

「能力50点」×「熱意50点」=2500点
と普通の人はなります。

天才は意外と熱意がないもので、
「能力100点」×「熱意20点」=2000点
だったりします。

熱意さえあれば
「能力30点」×「熱意100点」=3000点
と天才の点数を超えてくる人も出てきます。
体育会系の行動量で動かしていく人はこの点数の取り方だったりします。

ただし、
「考え方」というのは難しいもので。
「考え方」の点数はプラス100点~マイナス100点まであるそうです。

「能力100点」×「熱意100点」×「考え方-20点」=-200000点
考え方がマイナスな方向に進むとどんなに能力と熱意が高くても、掛け算としてはマイナスに進みます。
考え方が良い方向に向かわないとどんなに良い能力と熱意があっても良い成果は生まれません。

そしてね、
ぼく達は保健師なんですよ。

保健師の根源って「誰かのため」ってのがあるじゃないですか。

知らない誰かを助けるとか。
親族でもない人の部屋を掃除するとか。
医療に適切につなげて、
使える制度を調べてきて、
その人のことをしっかりと調べて、
自分の限界を意識して他の専門職と連携して。
自分には関係のない人を助けるプロフェッショナルですよ。

その大元に「誰かのため」ってのがあるはずなんですよ。
その精神性はさ、
その「考え方」はさ、
とても美しくて強くプラスに向かう考え方だと思うんですよ。

ロジスティックスにシステム的に仕事をしてくんじゃなくてさ。
「今一番大事なことをする」って時の、「一番大事なこと」がぶれないようにやっていけば、保健師は間違いなく進んでいくと思うんです。

さめざめは昨年のしっちゃかめっちゃかで「一番大事なこと」がぶれてしまいそうになりました。
お金のためとか、キャリアのためとか。
そういう表面的なことのために大事なことを「後回し」にしていました。

「考え方」を磨いていこうと思います。
大事な方向に進んでいくために、
24時間という大切な時間を、
今という一番若い時を、
どの方向性で使っていくのかを悩んでいこうと思います。

きっとまだまだ悩むことでしょう。

間違ってしまうときもあると思うんです。

だからこそ、いつまでも悩んでいこうと思います。
「誰のため」
「何のため」
「大事なこと」
自問自答しながら進めていこうと思います。


「覚悟」に向き合え

表題にあるようにぼくには「覚悟」が足りなかったんです。
「大事なもの」に向き合う覚悟が足りなかったんです。
大事なものに向き合う覚悟が足りなかったんです。

吉田松陰の著作を現代語訳した「覚悟の磨き方」。
素晴らしい本です。
男性的だし家長制度的だし、古い考え方です。

でも、
改めて向き合うべき考え方がありそうです。
ぜひ。

ぼくは「大事なこと」に向きあう覚悟を持たずに役職だけ上がってしまいました。
今こそ「大事なこと」に向き合う。
その覚悟を持っていこうと思います。






また5000文字を超えてしまった。
想いが溢れてしまいます。

いつもいつも悩んでいます。
いつも自分の方向性が合っているのか不安になります。

でも、
「誰のため」
「何のため」
「大事なこと」
がぶれなければちゃんとした方向でやっていけると思います。

小さくとも正しい方向に進んでいきたいものです。
プラスの方向に進んでいきたいなと思います。

そのために、
人と関わっていきたいと思います。

人は騙すし、
人は隠すし、
人は逃げるし、
人は責める。
それでも
それでも笑えるんです。
受け止めていきましょう。
愛していきましょう。
馬鹿だねって言われても
カッコ悪い人にはなりたくないんです。

そんな歌です。
SUPER BEAVER「人として」


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