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ぼくの仕事の先には何があるのか

さめざめと申します。
地域包括支援センターで保健師として働いております。
加えて、専門職が専門性を発揮するための事業として「保健師オフィスyocahi」というものを立ち上げました。

毎日頑張って仕事をしているのですが、頑張って仕事をしていると
「自分ってこのままでいいのか?」
と考えてしまいます
正直、答えが見つかりません。

自分の頑張りは正しいのか?
やっていることに意味はあるのか?
自分の将来を考えたときに、今自分がやっていることは間違っていないか?
自分の機嫌を維持できるような仕事をしているか?

悩んでしまいます。

地域包括支援センターの仕事ってのは大変です。
高齢者対応の中で虐待やら認知症やら精神疾患やら家族対応やら貧困やら…
高齢者関連で思いつく問題/課題は全て網羅できるような仕事です。
ものすごく大変だけど、やりがいがめっちゃあります。
貢献感がある。
行動したことで救われる人がいる。
様々な人生を見ることができる。
人生に関わらせていただける。
そんな仕事中々ないですよ。
ありがたいもんだ…
いい仕事をさせていただいておる…

で、
問題は「保健師オフィスyocahi」の方です。
昨年9月に個人事業主で立ち上げたものなのですが…なんだか迷ってしまっています。
この事業こそ、「今これをやっているのは間違っているんじゃなかろうか?」とか「この道を行けばどうなるものか?」と考えてしまうものです。
仕事としては保健師や専門職向けのデザイン業務をさせていただいております。

例えば、東邦大学のポスターとか

東邦大学 高度実践公衆衛生看護学課程の大学院募集ポスター

とか、いくらちゃんのYoutube用のショート動画とか。

そんなのを作成させていただいておりました。

ただね、
この先ですよ。

どうやって進んでいったらいいかわからない。
悩んでしまう。
どうしよう…

よし。
そんな時こそ書きましょう。
内省だ。
内省するぞ…!



悩んでいるときにいつも投げかけをしてくれる人

いくらちゃんという人をご存じでしょうか?

この記事を書いた人です。
めちゃくちゃ有能な保健師さんでして、開業もされておられる方です。
この人がいたからぼくが開業に踏み切れたって方です。
ありがたい…
いつも大変お世話になっております。

で、
先日いくらちゃんがこんなツイートをしていました。

悩んでいる時、めっちゃ良いタイミングで投げかけてくれるいくらちゃん。
もちろん、Tweetですのでぼく個人へのメッセージではないのかもしれません。
それでも、何故かビビッとぼくに届きました。
ありがたい。

そこで紹介されていたnoteがこちらです。

めちゃくちゃエモーショナルなnoteなんです。
ぜひ一読を。

ぼく達が生きている中で、「将来はきっとこうなるだろう」って楽観的な未来は来ない。
ただ漫然と過ごしたままでは「もしかしたらこうなってしまうんじゃないか」という自分が望まない未来・惰性で進む未来になってしまうんだよ。
って話です。

今、思い立ったときに動き出して、人生の延長線の角度を変える。
1度にも満たないその角度が人生の進む道を変える。
角度を生み出すには、動き出すしかない。
行動するしかない。

「今日の延長線上に、なりたいあなたはいますか?」
いや、今日の延長線上には欲しい未来がないんですよ。
それならさ、動くのは今だよね。

それに対し、
ぼくは、

ってなりました。

エモーショナルnoteがさめざめの芯に刺さった瞬間です。
刺さりすぎてしまった。
ぼくは何を迷っているんだ。

ぼくが昨年9月に開業届を出したきっかけというのも
「この仕事をこのまま続けたときに、自分はどうなってしまうのか?」
を突き詰めたんです。

その時は地域包括支援センターの仕事に専念しておりました。
めちゃくちゃいい仕事なんですよ?
やりがいもあるんですよ?
ただね、うちのセンターは離職率が高い。
業務自体が大変なんです。
忙しいし複雑。
しかも、専門職の皆さんが組織の中で疲弊してしまっている。
専門職が十分に活動出来なくてパワーレスになっている。
専門職が専門性を発揮するのが世界を良くするのに、今のままじゃあ世界は良くならない。
それじゃあだめだ。

しかも、地域包括支援センターの給料が低い。
同年代と比べても、同年代の保健師と比べても低い給料です。
これなら看護師をやっていた方が安定した年収を稼げていた。
その状態で子供ができ、生活を安定させなければならない。

…自分はどうなってしまうのか。
…組織の中で疲弊してしまうのか。
…お金の面はどうなるのか。
自分の将来に多大なる不安がやってきたんです。

それならさ、動くしかないんですよ。
少しでも人生の角度を変えていかないと欲しい未来は来ない。

ぼくが欲しい未来は
・専門職が専門性を発揮できる未来
・年収800万円稼げている未来

そのためには動くしかないんです。
動いたんです。
保健師オフィスyocahiが生まれたんです。
その時の想いや心の動きを忘れないようにしたいな。


でだ、
この先はどうしたらいいのでしょう?
実績は少しは生まれたけれども、ぼくが達成したい目標はどのように成していけるのでしょうか。
悩んでしまいました。

それならアドバイスを求めましょう。
ちょうど良いタイミングで開業保健師協会でイベントがありました。
聴いてみましょう。


「起業をめざす交流会」に参加して

先日、7月1日10:00~12:00で開業保健師協会のイベントがありました。
起業を目指す保健師さん達が集まり、自分の現状や今後についての意見交換をするという会でした。
産業保健師さんが多かったのかな?
ぼくはその中で地域保健について語り合うグループに入りまして意見交換をさせていただきました。

まず気になるのは「どうやって仕事を取ってくるか」です。
「どうやって営業するか」とも言えるかもしれません。

・地域で活動していたら口コミで噂が広がった。いつの間にか県から呼ばれるようになった。
・仕事をとっていくのではなく、自分を紹介してくれる人が次々に出てくる。口コミが生まれなかったら、それくらいの仕事しかしてこなかったんだと思う。
・自治体の入札制度を使うといいよ。意外と田舎だと意外と穴場だよ。
・自分の課題意識で商品を作ると楽しいよ。
・1人に刺さらないサービスは誰にも刺さらないよ。1人の課題を解決できるものは他の誰かを救うよ。

もっといろんな話をしていたのですが、特に印象に残った言葉がこちらです。
めちゃくちゃ響いてしまった…
圧倒的言葉のパワー。
そしてそれを実現していった人たちの後光。
エモーショナル!

じゃあ、
ぼくには何ができるのでしょうか?
会の最後に2分間のプレゼンがありました。
これからやりたいことについてです。

専門職が専門性を発揮するのが世界を良くしていくと思う。
デザインを使いたい。
皆さんがしっかり働く中で専門職支援としての共通言語を使って働いていきたい。
地域診断が十分にできていない地域包括支援センターがたくさんある。
地域を見る時に、保健師としての視点や統計やデザインを使いながらやっていきたい。
地域を良くするのに健康教育や、専門職が働きやすくなるための講話もしていきたい。
で、年収800万円超えたい。

さめざめのプレゼンより

こんなのをプレゼンさせていただきました。
なんだか恥ずかしいのですが、
今出せるぼくの想いです。

これを叶えるためには
・デザイン
・動画編集
・統計
・地域診断
・健康教育、講話
をしながら年収800万円を狙う形です。


…いけるか…?

実現可能性はあるのか…?
この活動をして年収は800万円を超えるのか…?
機嫌を保ちながら働けるのか…?

またわからなくなってしまいました。
頭の中では
ブルーオーシャンとか法人成りとかデータサイエンティストとか信頼確保とかポートフォリオ作成とか…
たくさんの言葉が駆け巡っています。

また悩んでしまうのかい?
さめざめよ、どこに行きたいんだい?

そんな悩んでいるとき、
いつも突然あの人は天啓をくれます。
そうです。
いくらちゃんです。

16日ぶりn度目の天啓fromいくらちゃん

いくらちゃんはぼくの悩みを察してくれているのでしょうか?
まったくいくらちゃんに話していないのに、むしろ開業保健師協会イベントでは一言も話していないのに。
それでもいくらちゃんはぼくに天啓をくれます。

ぐおお…
危ない…
間違ってしまう所だった…

そりゃあ頭に過ぎりますよ。
「誰かが引っ張ってくれたらぼくは上手くいくのに」って。

このフランケンさんのTweetは「誰かに誰かを紹介してもらう」ということのリスクや失礼さを話しているけど、このツリーの中にこんなTweetがあります。


…刺さってしまうな。

ぼくはいろんなご縁の中で実績を出させていただきました。
そこに驕っていたんじゃないかと思うんです。
その実績は誰かがもってきてくれたもので、ぼくが自分で1から作り出したものじゃないんです。
ぼくがどれだけ、何ができるかってのは誰にも伝わっていないんです。
伝わっていると思っていたのは驕りで、自分が作ったものの価値も驕りなんだ。

開業保健師協会イベントの後に地方自治体の入札を調べたんですよ。
で、入札が通っているデザインや動画案件のってさ、結構大きな会社が取っているんですよね。
それは、社会的信用のなせる業かもしれないし、これまでのポートフォリオが素晴らしいからなのかもしれない。
何度も自治体から受注しているから入札が通るポイントを知っているのかもしれない。

それでも、
何よりも、
ぼくにはポートフォリオが無いんです。
人に見せられるような実績が少なすぎるんです。
デザインや動画をやっていくのに、ぼくは紹介できるような実績が見えない。
それじゃあ「何もしていないのと一緒」。
個人事業主がなんだ。
開業がなんだ。
保健師オフィスyocahiがなんだ。
いいから作例を作れ。
技術を作れ。
そこからやるんだ。

「発注者はサンプルと同等以上のものを求める」
って何かに書いていました。
それは、サンプルが無いと営業もできないということ。

「自分はこれができるよ」
「ぼくはあなたにこれができるよ」
「あなたはこれが足りないよ」
「あなたがこれを使うとこんなに良くなるよ」
営業の根本はこれなんだと思うんだけど、
そこに
「ぼくは他の人よりもこれがうまくできるよ」
「ぼくとあなたが協働すればこんなに世界がよくなるよ」
これがプレミアム戦略
「ぼくしかできないことはこれだよ」
「これをやっている人は他にはいないよ」
「誰もやっていないけどこれは世界を変えるよ」
これがラグジュアリー戦略なんだ。

そして開業保健師協会でのキーワードが思い出されます。

「仕事をとっていくのではなく、自分を紹介してくれる人が次々に出てくる。口コミが生まれなかったら、それくらいの仕事しかしてこなかったんだと思う。」

開業保健師協会 起業をめざす交流会

クオリティが出れば誰かが見てくれるはずなんだ。
どんどんクリエイトしていけば、誰かが紹介してくれる。
紹介されなかったらまだ実力がないってことなんだ。

お金を稼ぐってのはそのあと。
クリエイティブでお金を稼ぐのはとても時間がかかる。
それでも、誰かが喜んでくれるように、
誰かの課題が解決するように。
そうすれば、いつかは誰かに求められるんだ。


よし。


なんか踏ん切りがつきました。
まずはやりましょう。
今できることをやり続けましょう。
迷うと思うし、止まると思うんだけど、
誰かがちゃんと見てくれている。

人生の角度はもう変わったんだ。
諦めずに、折れずに続けられればさ、
いつか欲しい未来に向かえるよ。

そう思って作品を作っていきましょう。
そうしましょう。


やるぞ。






誰かが夢を叶えてくれるわけじゃないんです。
他ならぬぼくが、ぼくの人生を使って、夢を叶えていくんです。
でかい目標も少しのタスクから解決していくんです。
やろう。
やるぞ。

聴いてください。
MOROHAで「三文銭」



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