見出し画像

よぼしが考える地域複業プロジェクトが失敗で終わるケースの真因と解決策

こんにちは、合同会社YOBOSHI代表 神谷 哲治です。
前回は私たち「よぼし」が地方企業に対し行っている取り組みについてご紹介させていただきました。私たちは地域共創を目的に地方企業が中長期的に自走できる状態を共創する、構想と実行の両輪を担うコンサルティングサービスです。詳しくは前回の記事をご覧ください。


私は「よぼし」を創業する以前都内スタートアップ、ベンチャー企業で勤務しつつ、多くの地域複業を行ってきました。私が地域複業をしてきた中でうまく回らずプロジェクトが頓挫してしまうといったケースを目にする事も珍しくありません。
今回は私が地域複業を通して実感した課題を解決するために行っている「よぼし」の取り組みについてご紹介させてください。

地域複業には「失敗」で終わるケースも存在する



地域複業には「失敗」も存在します。特に「募集内容」と「実際の課題」が違うといったケースを実際に目にしてきました。こういった状況が発生したのは「地方企業」「コーディネーター」「複業人材」の三方に課題があると感じました。

地方企業の課題
専門的な知識、スキルを持った人材の不足により、プロジェクトをリードできない可能性がある

コーディネーターの課題
コーディネーターが地方企業の課題を抽出しきれていない可能性がある

複業人材の課題
自分で対応できない範囲の場合、別の人材を紹介するなどの対応ができない

ここで一番大事な部分は、地方企業とコーディネーターとの連携面です。
コーディネーターは事業者に入り込んだ上で、強みや弱みを理解しトレンドを踏まえつつ、事業者の想いを昇華させる企画力が求められます。
ただ、現状はそこまでコミットした形でプロジェクトを企画できているかというと、少し疑問が残ることが多くあります。

地方企業が自走するために必要なこと


地方企業が自走できる状態を実現するためには、地方企業の中長期的な目標設計から実務までを担う必要があります。そのうえで以下3つを行う必要があるのではないかと考えます。

  • 地方企業の事業に深く入り、本質的な課題抽出をすること

  • 抽出した課題を解決するために実行すること

  • ノウハウやマニュアルといった資産を残すこと

これらを行うことで地方企業が自走できる状態を実現できると考えます。そのために必要な人材を地方企業にアサインすることができる「スローコーディネーター」が必要だと考えます。

地方企業と伴走し、自走できる状態を実現する「スローコーディネーター」

「スローコーディネーター」とは、地方企業に対しても、人材に対しても密な関係を築くことを大切にしています。

地方企業との関係
地方企業視点で企業が自走できる状態を造るために「今すぐに取り組むべきこと」と「将来的に取り組むべきこと」を整理して提案、実行をします。そのためには現地に赴き、地方企業のビジョンや想い、価値観を理解、共有する必要があるのです。

人材との関係
地方企業にアサインする複業人材に対しても密な関係を築く事が地域複業には必要だと考えます。地域複業においてスキルだけでなく、地域に合った価値観を持った人材でなければ、地方企業のビジョンを達成することは困難です。
地域に合った価値観を持った人材かを判断するためには、人材の人間性を知る必要があります。人材の人間性は一度や二度の面接などでは判断することは困難なため、人材とも密な関係を築く必要があると考えます。

最後に

地域には伝統技術やその地ならではの特産品といった魅力がたくさん眠っています。そういった地域の価値を追求し続ける地方企業の想いを実現することこそ地域共創につながる第一歩だと確信し、私たちは行動し続けます。

私たち「よぼし」は、地域への想いを持った人材を募集しております。ご自身がこれまで培ってきたスキルや経験を地域へ還元し、地域共創へつながる取り組みに共感いただける方はこちらよりご連絡ください。
https://www.yoboshi.co.jp/1#contact2

また、これからも地方を牽引していきたいという想いはあるが、自社に専門知識を持った人材不足に課題を感じている地方企業の方もぜひこちらよりご連絡ください。
https://www.yoboshi.co.jp/#contact

合同会社YOBOSHI代表:神谷 哲治
WEBサイト:https://yoboshi.co.jp/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?