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新しい形の地域共創。地域の持続的な価値創出をするサービス「よぼし」について


はじめまして、合同会社YOBOSHI代表 神谷 哲治です。私たちは地域、企業が持つ特徴や資源といった”価値”を最大限発揮できる状態を実現するために、構想、実務の両輪を担うコンサルティングサービス「よぼし」を行っております。今回は私たちのサービス「よぼし」について詳しくご紹介させてください。

「よぼし」は地域における”スローコーディネーター”でありたい



地域複業がトレンドになりつつある今、人材不足に困る地方企業が複業人材の力を借り、プロジェクトを進行し成果をあげることができるようになりました。しかし、蓋を開けてみると実態はプロジェクトが終了し、複業人材が抜けた後の地方企業にはノウハウやスキルが資産として残されていないケースが珍しくはありません。その結果、事業を推進するためには再び複業人材を募集せざるを得ないため、地方企業だけでのプロジェクト進行を行うことが難しいのです。


今の地方企業にとって本当に必要なことは、”一時的且つ短期的な成果をあげること”ではなく、”中長期的且つ持続可能な成長をすること”だと考えます。
私たちは短期的な成果を追求する「コーディネーター」ではなく、地方企業が中長期的に成長をし、自走できるよう共に事業を推進し、伴走する「スローコーディネーター」が必要だと考えます。

スローコーディネーターの定義とは。



「スローコーディネーター」とは、地方企業に対しても、複業人材に対しても”非効率性”を重視しています。特に大事にする要素は下記二点です。
1.地域、企業との繋がりにおいて”非効率性”を重視する。
地方企業が持続可能な成長をするための価値を追求するには、企業のビジョンを理解する必要があります。そのためには現地に赴き、働く方々と同じ時間を過ごし、ビジョンや想い、価値観を理解、共有するための時間が必要なのです。

2.関係人材との繋がりにおいて”非効率性”を重視する。
面接や書類選考などの表面的な人材選定だけではなく、「よぼし」のメンバーが一緒にプロジェクト進行や事業経験をし、同じ時間を共有した仲間の中からチームを構成します。


「よぼし」が地域の価値を追求する理由



地域で育った若者が都心へ流出してしまうことで地方企業は人材不足という課題に悩まされ続けています。
アメリカの教育者ウィリアム・アーサー・ウォードの言葉に以下のようなものがあります。

悲観的な人間は『風が出てきた』と嘆き、
楽観的な人間は風が止むのを待つ。
しかし、現実的な人間は帆を調整するのだ。

この言葉は日本の地域の現状にも当てはまるのではないかと考えます。
地域に暮らす人たちの中には悲観し「地元には魅力のある物などない」と嘆く人もいます。
地域共創に興味のある人や地元の誰かがなんとかしてくれると楽観的に待つ人もいます。
このどちらにもあてはまらず、常に現実的な意思決定をし舵を切り続けている地域の経営者、企業こそが地域共創の要だと考えます。

現地でしか味わえない美味しい食べ物や貴重な体験、伝統的な技術など地域には沢山の魅力があります。このような”価値”を追求するために行動し続ける地方企業と共創をすることが今の日本の地域に本当に必要な取り組みだと確信しております。

「よぼし」をスタートした背景



私は都内ベンチャー、スタートアップでさまざまな部署でのマネジメントやプロジェクトで培った経験を地域に還元するために地域複業を始めました。地域での複業を続けることで、複業人材が抜けた後に再び複業人材を募集せざるを得えない地方企業の現状を目の当たりにしました。さらに、地方企業と複業人材の価値観が合わずにプロジェクトが頓挫してしまったというケースも珍しくありません。

私が地域複業を経験した結果、地域との関わりにおいて最も大切なのは「想い」なのだと実感しました。都内企業には高いスキルを持つ人材や専門知識を持つ人材など優秀な人材がたくさんいます。そういった優秀な人材が地方企業に複業人材として参画した場合短期的に大きな成果を上げることができる可能性もあると思います。ですが、「想い」が無い場合、成果を残せる可能性はありますが一時的なもので、複業人材が抜けた後に地方企業単体で持続的成長ができる状態ではないケースが大半なのではないかと考えます。

「想い」を持った人材の場合、地方企業のビジョンを実現するために奔走し続けます。そのために自身のスキルをアップデートし続ける努力を惜しまない人材が多く見受けられました。そういった人材は地域と伴走し、地方企業が持続可能な状態を共創できると考えます。

私たち「よぼし」はそういった想いとスキルの両輪を兼ね備えたプロフェッショナルな人材を保有するスローコーディネーター集団です。また、「想い」を持った人材を選定し、育成する体制も構築しております。地域のあるべき姿を実現するために必要な「想い」と「スキル」を持つ人材とともに伴走します。こうした取り組みが地域共創の第一歩に繋がると確信し、行動し続けます。

合同会社YOBOSHI代表:神谷 哲治
WEBサイト:https://yoboshi.co.jp/

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