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バリューチェーン、正しく理解してる??


こんにちは!TechArtIdeaのYo-yohです!(techartidea.com


皆さんは職場で「バリューチェーン(VC)」という言葉を聞いたことはありますか?最近流行りのマーケティング法だとか、「アフターサービスでお金を取るのかな、、?」という意見を聞きますが、実際は違います!(VCの果てにアフターサービスがあるわけで、指していることは別モノです、、!)

今回はバリューチェーンについての基礎を一気通貫で学べるよう1本の記事にまとめました!

今後10年間で一気に普及するフレームワークと予測しています。ビジネスパーソンには要チェックの知識です。

VC分析とは

VC(バリューチェーン)分析とは、私たちが消費する商品やサービスのついて、原価・原資以外に連鎖的に付加価値をつける手法で、
経営学の大家マイケル・E・ポーターが1985年に著書『競争優位の戦略』の中で提唱したフレームワークの一つです。
事業内容を「主活動」「支援活動」に分類し、付加価値(バリュー)を出している行程はどこかを分析します。


◆主活動:製品が顧客へ到達する過程に直接関連する活動、営業や製造工程など
支援活動:主活動をサポートする活動、人事や開発など

Microsoft PowerPoint - パワポ素体_TechArtIdea-01

1. 何がわかるの?


◆具体的にどの過程で大きな価値が生み出されているか、
どの過程が同業他社よりも優れているのか、
または劣っているのかを分析します。

2. 何ができるの?


◆VC分析をもとに戦略策定や改善案を考えることができます

3. なぜ必要なの?

◆消費者ニーズや市場の変化など外的要因で、
ライバル企業の行動予測、戦略予測が可能。
競合に対する戦略を効率的に考え、自社の優位性を確保できる。

自社の価値連鎖の長所・短所を正しく整理、把握出来る。

VC分析の流れ


ステップ1「自社バリューチェーンの把握」
事業内の主活動と支援活動の分類を行い、把握します。
この分類がバリューチェーンとなります。


ステップ2「各レイヤーのコスト把握」
ステップ1で 分類した各レイヤーのコストを把握することです。
コストの把握により収益性などを認識し無駄を洗い出します。

ステップ3「バリューチェーンの強み/弱み分析」
それぞれのレイヤー(活動)の強みと弱みを分析します。

ステップ4「バリューチェーンをVRIOで分析」
ステップの最後に「VRIO(ヴェリオ)による経営資源の競争優位性分析」を行います。

VRIO分析で"バリューチェーン力"をチェック

VRIOとは経営資源を分析する際の4つの要素です。
・Value(価値)
・Rareness(希少性)
・Imitability(模倣可能性)
・Organization(組織)

の頭文字と取って、VRIOと呼称しています。

VRIO分析の理解には、上位概念である3C分析の知識が前提となります。
3C分析は、市場や競合などの外因分析を通じて戦略を組み立てる手法です。
詳細は別の記事にて解説しようと思います。

1. Value(経済価値)

企業の経営資源が「どれだけ経済的価値を持つか」について分析します。
市場への進出や外部からの脅威を検討する際に重要な項目です。

2. Rarity(希少性)

他社にはない自社独自の経営資源を分析する要素です。
独自技術の保有など、他社の市場参入を防ぐ項目となります。

3. Inimitability(模倣困難性)

他社が簡単に模倣できない経営資源を分析する要素です。
模倣困難性を維持することで、競争優位性を維持できます。

4. 組織(Organization)

経営資源を有効に活用出来る組織かを分析する要素です。
同一の物理的要素を有していても、適切に結びつき機能しなければなりません。
企業文化の醸成、意思決定速度、企業文化、柔軟性などが分析対象です。


自社のVRIO分析表を作成すると、
自社の競合優位となレイヤーが炙り出されます。
VRIO分析は企業の市場におけるパワーを上記4要素に分けることにより、
総括的に理解しやすくするフレームワークです。
市場における、自社の競合優位性を明らかにするのです。


VC分析を行うことで、自社企業の長所・短所を明らかにでき、
事業戦略の制度を高め、どの戦略で事業を補完・成長させるべきかがわかるのです。

身近な家事で実践練習!バリューチェーンを日常に!!

VRIO分析を除くステップ1~3については、家計簿や買い出しでも分析を実践できます。

例えば買い出しに行くときに、買う量はどれくらいか、スーパーの距離とガソリン代はどれほどか、インテリア家具を買った後の掃除の労力はどれほどか、、、。

家事に避けるエネルギーや時間帯、負荷や家族構成や平日か週末か、家族構成は何人か、ペットはいるか、、など、家事のレイヤーに応じて有利不利、強み弱みを洗い出すことが出来ます。

バリューチェーンは難しい考え方ではなく、身近な家事でも練習・実践できるのです。

習うより慣れろ、の精神で、身近なバリューの繋がりを見つめなおすと、より日常が興味深く、面白くなるかもしれません。

TechArtIdea(techartidea.comでは、本noteも含め、変化する世の中に必要とされるものを考察し、その対策と今後の人材創出またはテクノロジー創出の在り方について、考察→試行・研究→発信していきます!

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