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旅の散髪

旅に出ると散髪に行くことにしている。1対1でしゃべることのできる貴重な機会である。やりとりをしながら、まちの情報を入手することができる。とはいえ、最近は散髪そのものが億劫になって、適当にそこらへんで済ましてしまうことが多い。

さて、散髪である。近所の散髪屋をざっと調べてみると、歩いて5分の範囲に4軒の散髪屋が見つかった。通りを渡って行くのが1軒、通りのこちら側にあるのが3軒である。通りの向かいにあるのは、何やら若きイケメン美容師がかっこよく仕上げてくれそうな感じである。美容師の写真とともに、かっこよさげに仕上げてもらっている客の写真が出てくる。通りに沿って少し南に行ったところにある散髪屋は最近できたと思しきところで、黒い外観や看板がおしゃれである。店舗内に掲げられている値段表がGoogleで出てきて、散髪と洗髪セットで35000ルピアである。あと2軒はカンポンの中、一つは路地沿い、一つは大学の前の通り沿いである。

結局、大学前の散髪屋に行ったのであるが、看板はかかっているものの、散髪屋を営業しているようには見えず、店主は床に座って散髪とは全然関係ない作業をしていたので、散髪お願いできる?と聞きながら中に入った。扉のようなものはなく、道路とは仕切りのない店内である。以前、前を通った時にもなんか別のことをしていて、片手間にやっている感じが良くて今回訪れた。

席に着くと、マントを巻かれて、切りやすくするためか髪を何箇所かピンで止められ散髪スタートである。2cm程度切ってとお願いした。少しだけ切るのねと言われながら、さくさくハサミを入れられ、バリカンで微調整して出来上がりである。切っている時間自体は5分だったであろうか10分だったであろうか、一瞬であった。15000ルピアであった。また行きたい。240907

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