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文学フリマ東京

みなさん、こんばんは。金ときです。

第三十四回文学フリマ東京に、静 霧一さんのサークル「霧一礼文堂」で、参加させていただきます。気がついたら今週末です!当日売り子をするので、うまくできるか、サークルのみなさんにまたご迷惑をおかけしないかどきどきしています。

霧一さんの記事を掲載させていただきます。自分の書いた文章を、紙の本にすること。私も夢でした。軽く感動モノなので、ぜひこちらを先にお読みください。

まあ金ときは恋愛のお話ばかりつくっている女ですので。恋愛の短編集に参加させていただいております。テーマや寄稿していただくお相手を決めたり、いつもの5倍くらいの長さの短編を二本、書きました。

短編集、と考えたときに、私はまずまとまりが欲しいなと思いまして。今回は「季節」と「夢」にこだわって、冒頭を揃えたり、季節ごとにお話をつくったりと、寄稿者の方々には無茶をお願いしました。が、しかし!私が「恋愛」というテーマで短編集をつくるならこの方にお願いしたい!と選ばせていただいた方々だけあり、もう素晴らしいんです。お願いした通りにうま〜くつくってくださいました。自信をもって言えます。この短編集、素晴らしいんです。

二番目に、「恋愛」の短編集ということで、いろんな恋愛を書きたいなと。恋愛小説、と聞くと男女が出会ってなんやかんやあって結ばれる、その過程を描いたもののような気がしてしまうけれど、実際の「恋愛」はそれだけではありませんよね。楽しいことだけじゃない、うまくいかないこともある。いろんな気持ちに満ちているはずで、でも、だからこそ、この短編集を読んだときに誰もが確実に一つは共感できるような、すべてのひとの心に届くような、優しいお話集がつくりたかった。さきほどまとまりが欲しいと言いましたが、その逆です。まとまりのなかで、バリエーションが欲しいなと。わがまま極まりないので、これは寄稿者さまがたにはお話しておりませんでした。私がアブノーマルを二つ書くことで達成できるかな、と思っていたのです。が、しかし!すごいんです、ほんとに、もう。みなさん、エスパーかと思うほどに私の思いを汲み取ってくださって。型の決まったなかで、存分に個性を発揮してくださいました。ありきたりで特別な、そんな恋愛を5つ、お楽しみいただけたらと思います。

それから。これは個人的にですが、ずっと書きたかったテーマに挑戦しています。デリケートな、でもこれからの時代に本当に大切なテーマだと思っています。考え続けること、考えを広めること、誰かの考えるきっかけになること。その手始めに、書いてみました。

ただ、これもこの場に書いておきたいのですが、金ときは一時病んでおりまして、こちらのお仕事を放って、連絡できずにいました。ですから、こうしていろいろ考えていたものが、本当に形になったのは、すべて霧一さんをはじめとするサークルのみなさま、寄稿者のみなさまのおかげなのです。誘っていただいて、大変なご迷惑をおかけしたのに本を形にしていただいて、当日も売り子として参加させていただいて、感謝しきれません。お優しい方ばかりです。本当にありがとうございます。

当サークルからは三つの短編集が発売されます。静 霧一さんの企画された料理の短編集「豊穣」、槙島 驟さんの企画されたミステリーやホラーの短編集「身体」、そして恋愛短編集「夢路」です。5/29(日)、東京流通センター 第一展示場にて。ブースはウ-29 30。私、金ときは売り子もする予定です。お時間ございましたら、ぜひ会いに来てくださいね。緊張してうまくお話できないかもしれませんが、よろしくお願いいたします。


初めてこのお話をいただいたとき、夢のような企画だと思いました。それで、短編集のテーマが「夢」になりました。きらきら、わくわく、どきどきする。当日もきっと、夢のような一日になることでしょう。

それでは。

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