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「こんにゃく百珍」と「もつ焼きの日」

この世には2種類のこんにゃくが存在する。
「つるつる」と「わしわし」である。
(ローランドさんみたいな言い草だ。)

「つるつる」というのはつるりとして歯切れの良い、いわゆる「いつものこんにゃく」。

「わしわし」は気泡が多く弾力がありゴワゴワとした感じ。独特な食感を持つこんにゃくです。(産直などで売ってる手作りのものに多く見られますね。)

好物ゆえたいへんに甲乙つけがたいのですが、
強いて言うならば僕は「わしわし」が好きです。

素手でワイルド気味にちぎってフライパンへ。ごま油で炒って、醤油とみりん。(お砂糖はお好みで。)タカノツメを散らせば最高のおつまみに。

特に「わしわし」は念入りに炒めると、かなりしっかりした(ちょっとしたモツみたいな)歯応えになります。これがくせになる美味しさでして。

あ、奇遇にも本日はモツ焼きの日なのだそうですよ。なんでも「な(7)い(1)ぞう(3)」の語呂合わせが所以なのだとか。(うーん、とんちが利いてますね。)

ならばお手軽に「こてっちゃん」をこんにゃくと一緒にジャーンと焼くのも一興ですね。すじこんチックに。ねぎをたくさんのせて、七味も振っちゃいましょう。

ああ、これは酒呑みにはたまりませんね。ビール不可避。出会ってしまったが最後。これも運命(さだめ)と心を決めて、恋に落ちるようにビールを飲みましょう。


また「蒟蒻百珍(江戸時代の蒟蒻レシピ集)」には上に似た料理で「いりだく」というものがあります。

うすぎりにしたものを、胡麻の油で、じゃじゃと焼き、水気をとばした上に大根おろし醤油にて食べるよろし。

これもすごいですね。
「おうい!これへぇ!酒じゃ、酒をもてぇい!」
と大殿スタイルでお酒を注文したくなります。


こんにゃくは「必殺おなかの掃除人」とも呼ばれるほどお腹にも良いとされていますし、健康と飲み助の頼りになる味方。

末長くお付き合いをお願いしたいものですね。


それでは、また明日!

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