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「ハツの酒煮」と「ニックフューリー」
目が覚めたらくちびるがパンパンでした。
口のまわりの皮膚がけばだってガサゴソして、食事のたびにひりひりする。何でぼくがこんな目に遭わなければならないんだ。どうせ腫れるなら、映画館の椅子でくちびるが腫れるまでささやき合いたいわ。
などとネガティブ思考の渦にまきこまれそうになりましたが、ものは考えよう。このままがんばって腫らし続ければサミュエルエルジャクソンみたいになれるかもしれない!と思って気持ちを持ち直しました。ありがとう。ニックフューリー。
まあ元を辿れば、前夜の晩酌中につかったタバスコをくちびるに付けたまま寝てしまったぼくに責任があるんですけどね。ええ。グラタンにタバスコ。いいアテになりますよ。
さて、与太話もほどほどに。
トップの写真は「ハツの酒煮」です。
見るからに映えませんね。映えない。イシンバエワ。これに興味を持ってくれるのは筋金入りの「飲んべえ」か「荒地の魔女」くらいのものでしょうか。しかし「映え」と「あじ」は必ずしも比例するものじゃありませんからね。ええ。おいしいんですから。ハツ。
はい。作り方もとっても簡単です。
①鍋に水とたっぷりのお酒(ケチらずにドボっと!お酒だけでも良いくらい。)と塩ひとつまみ、生姜ひとかけらを入れて一煮立ちさせる。
②ごく弱火にして鶏ハツを2〜3分煮る。ゆですぎると硬くなりますので表面がぷりっとしている状態を見計らってお湯からあげましょう。
③生姜をたっぷりとすりおろし、ポン酢をふりかけ、ごま油をひと回し。七味を振りかければ完成!
ビール、日本酒、焼酎のお供に最適な一皿です。
鶏ハツは新鮮なものほどぷりっと仕上がるので嬉しい気分になります。また、血管に血が残っている場合もありますので、ひとつひとつ開いて掃除してあげるとよりクリアな味わいになります。
今回つかったハツは福岡の地鶏専門店「とり祥」さんのお取り寄せ。さすがは鶏のプロフェッショナル。もんのすごくきれいなハツでした。脱帽。(あ、以前にもご紹介していますね。何を隠そうぼくはとり祥さんのファンなのです。)
ぜひ、お試しいただきたいものです。
今日もお読みいただきまして、
ありがとうございます。
それでは、また明日。
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