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「リ バスマティ」と「初体験」

実は、初体験でした。

いやはや、お恥ずかしいお話です。

本で読んでいましたので、
知識としては持ってありましたし、
ぼくも男子の端くれでありますから。
チャンスがやってくるのを、
いまかいまかと待ち望んでいたんですよ。ええ。

だから、いざ「本番だ!」っていう段になったら、
胸が高鳴っちゃっいまして。どっどっどっど!って。
まるでアメリカンバイクみたいでしたもんね。
目なんかも血走っていたと思いますよ。

あ、落語の話です。


「第42回 新春爆笑寄席」
毎年恒例、柳家一門による博多公演です。
これが念願の「初落語」。

喬太郎さんの賑やかで華のある語り口、
三三さんの品格すら滲む艶のある声色。

もう、惚れっ惚れ。
すっかりファンになっちまいました。

ということで、本日のお酒と料理と与太話。
すこし落語っぽい表現が入り混じることがあるかもしれませんが、そこはご容赦いただきたいと思います。

さて。与太話もほどほどに。

トップの写真は「Riz basmatiリ バスマティ」さんの「ベジビリヤニ」です。

西新のスリランカカレー店「カチナ」さんにて毎週日曜日に間借り営業する美味しいカレー屋がある。そんな、うわさを聞きつけて行ってまいりました。

Riz basmatiリ バスマティさんでは「スパイスとバスマティライスでつくる、香りを食べるご飯」という解釈でビリヤニを作られているのですが、これが絶品でして。

パラパラかつしっとりと炊き上げられた細長い米から、スパイスの香りがファーっと立ちます。さぞパンチのある辛味がくるかと思いきや、口にすると尖った辛さはやってこない。むしろ野菜とお米にどこかホッとするうま味を感じる。

「あら、ここのビリヤニは辛くないんだね。こりゃ食べやすくて良いや。」

なんて調子で、ひとさじふたさじと食べ進めていきますと、だんだんと、おなかのほうからジワーっと温まってくるんですね。舌をジンジンさせる辛味ではなく、体をポカポカさせる辛味。気づいたらもう汗だくでした。ひさびさの登場。妖怪あせみずく。です、

しかも、この日のビリヤニには動物性の材料を一切使っていないっていうんだから驚きでした。包容感のあるやさしい旨みの正体は「にんじん」「かぶ」などの根菜と「一年熟成のじゃがいも」から滲み出たものなのだそう。

それも聞けば納得。種採り、自然栽培で育てられた生命力あふれる野菜を扱われていることで名高い八百屋「金子商店」さんの野菜を原料にしているのだそうです。

てっきり「とりがら」なんかでスープを取っているものとばかり思っていたのですが、どうやら「がら」違い。

味の秘訣は、素材に対する尊敬と、調理に対するひたむきな姿勢。作る人の「ひとがら」だったようです。


おあとがよろしいようですので、
これにて失礼させていただきます。

ビリヤニを別アングルから。お米の頂点には春菊。
奥の左に卵のカレー、右に青パパイヤのアチャール。
まぜながら食べます。口に運ぶたびに違う味。愉悦。
「ライタ」
ヨーグルトと紫玉ねぎを使った爽やかな付け合わせ。
ビリヤニにかけて食べます。酸味が良い。
「牛すじカレー」
こってりとした甘みと旨み。
ビリヤニにちょいと混ぜてもgood。
「スパイスポテサラ」
スパイスとポテトの相性は抜群。
黒い小さな粒々、マスタードシードが
ビールを呼んで呼んで仕方なかった。
「自家製クラフトコーラ」
なんと手作り。(そりゃ自家製だから。)
スターアニスと生姜が効いていて大人っぽい。
と思ったら、こどもに半分くらい飲まれた。
「かんばん」
営業時はこの青を目印に。
「バスマティライス」
炊き上がりと蒸らしがバチッと決まると、
このようにスタンディングオベーションがはじまる。
(公式インスタグラムより)


【お店の情報】
◯店名:Riz basmati(リ バスマティ)
◯住所(間借り):
 福岡市早良区城西3-12-21(KACHINA)
 福岡市中央区赤坂3-9-28(Mon an)
◯営業日:公式インスタグラムにて告知されています
◯インスタグラム:
https://www.instagram.com/riz_basmati0404/


きょうもお読みいただきまして、
ありがとうございます。


それでは、また明日。

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