Monolography

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記事

#04 世界を救いたいあなたへ

「世界を救いたいなんて思って世界を救う人なんていない、世界が救われるとしたら、世界はある人が愛する人を守ろうとした行為の延長線上に救われているに過ぎない」

という趣旨の小説が、まだラブコメを素直に読めた頃の自分は大好きでした。

職業柄、世界を変えたい、社会貢献したい、人々を救いたい、という人たちにとても多く出会います。他意なくそれを信じ、実践することができる人を素直にすごいと思う自分がいる一方

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#03 ボランティア精神ではないけれど

大混雑のキャンパスで、自分の番号のない掲示板を見上げていたのは、2011年3月10日のことでした。

センター試験でリカバリーがきかないほど失敗したことはわかっていたし、この大学への思いを断ち切るために、2日後の後期試験に向けて気持ちを切り替えるために、私は掲示板を見上げに来て、そして、翌日も来る、はずだった東京を去りました。

物凄い横揺れで電車が止まり、そのまま真冬の無人駅で一旦下ろされ、携帯

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#02 「君の文章は本当につまらない」と言われて

優等生作文が得意な子供でした。

全校児童が書く「一人一言」を一緒に考えてあげる。町内会の児童作文。学級通信に載るような日記。読書感想文。生徒会役員の挨拶の代筆。友人の卒業文集の推敲。

どうやって格好いい言葉を使うか。時に旧字を使ってみたり横文字を使ってみたり漢文を引用してみたり。頭がよさそうに見えて適当にプライドを保てる程度の言葉の選択をして、それを体裁よく整えることがもともと得意だったの

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#01 Monolography

Monolography
という作品を、書きました。

こんな英単語はありません。私が作りました。

私は、オーラルでは大抵適当なことしか言いません。考えてる自分をさらけ出すのが恥ずかしいのか、優等生扱いされてきたことへの防衛本能なのか、、、

まぁそれも間違いなくあるんだけれど、私は言葉っていうのはもっと繊細なものだと思っていて、表記と音と形とが全部一緒になっている、だからそれだけのものを汲んで

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