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「ケトン体代謝こそが、人間本来の代謝であった」⑨

こんにちは☺️
長い長いコンテンツですが、ここまで読んでくださる皆さに感謝です!
難しい内容もありますが。楽しんでいただけていますでしょうか。

これまでの記事はマガジンにまとめてるので
ぜひ、一つずつ読んで理解を深めてくださいね!

前回は、「農耕開始前の食生活」についてご紹介しました。
今回は、「濃厚開始後の食生活」についてご紹介します!

早速始めていきます!


濃厚開始以後の食生活

これまでの定説では、農耕が始まったのは約1万〜1万4,000年前だと
言われています。

紀元前800年〜700年頃に、現在のシリア、ヨルダン川のあたりにおいて。
組織的農耕が始まったとされています。
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約4,000年前に世界的に広がり、定着したと考えられています。

それ以前のヒトは皆、狩猟・採集を中心に生活していました。
農耕が始まる前の700万年間は、人類は皆糖質制限食であり
ヒトは進化に要した時間の大部分で、狩猟・採集生活をしていた
ことになります。

そのことからも
人体は本来穀物に依存して生きるような遺伝的システムはないのです。

血糖値の上下とインスリンの追加分泌が始まる

農耕が定着し、小麦やデンプン(糖質)を摂取するようになると、
血糖値が急激に上昇するようになります。

糖質・脂質・タンパク質の三大栄養素の中で
血糖値に影響を与えるのは糖質のみ。

農耕が定着したおかげで、単位面積あたりで養える人口が50〜60倍と
大幅に増加しました。しかし、穀物を食べることにより、血糖値の上昇や
インスリンの追加分泌を起こすようになりました。
→膵臓に大きな負担を与えることになります。

農耕開始以後の1万年間は、人類の膵臓のβ細胞はそれ以前に比べて
大きな負荷を負い、働き続けなくてはならなくなってしまいました。

精製炭水化物の登場以後の食生活

18世紀には欧米で、小麦の精製技術が発見されます。
日本では、江戸時代には白米を食べる習慣が定着し、精製技術も向上します

世界各地で精製された炭水化物が摂取できるようになったのは
ここ200〜300年間のこと。

精製された炭水化物は、未精製のものに比べてさらに急崚に
血糖値を上昇させます。

仮に、
空腹時血糖が100mg/dlとして。食後血糖値は160〜170mg/dlまで
上昇するとします。
血糖値上昇の幅は60〜70もあり、これほど急激に血糖値を上げる食品は
700万年間の人類史上類を見ないものでした。

追加分泌されるインスリンも、未精製の穀物を摂取した時に比べて
さらに大量に分泌せざるを得なくなりました。
清涼飲料水は、インスリンの過剰分泌を生じさせます。

インスリンを大量に分泌し続けて40〜50年経過し、膵臓が疲弊すれば
インスリン分泌能が低下して糖尿病になりやすくなります。
インスリンの分泌能が高い人はさらに出し続けて肥満・メタボになります。

さらに、糖質には中毒性があり、簡単にやめられなくなります。

700万年間ほぼ一定に保たれていた人類の血糖値変動幅は
農耕開始後に約2倍となり、精製炭水化物の摂取が始まったこの200年で
その幅は3倍となり、インスリンを大量・頻回に分泌せざるを得なくなりました。

現代食による病気の発生と悪化

糖尿病の人が食事を一人前摂取すると、未生成の穀物でさえも
食後血糖値は軽く200mg/dlを超えてきます。
この急崚な食後高血糖のことを【ブドウ糖スパイク】呼び
動脈硬化が生じる元凶となる。
精製炭水化物を摂取したときに、健康な人にでも生じる160〜170mg/dlの
食後高血糖の状態を【ブドウ糖ミニスパイク】と読んでいる。

江部康二Dr

→知らず知らずのうちに積み重なって、生体の恒常性を撹乱し
アレルギー状態を悪化させたり、生活習慣病の元になったりしています。

お寿司屋さんや、パスタ料理人、ラーメン店店主などに
重症糖尿病の患者さんは多いと言われています。

生活習慣病の元凶は、この50年あまりの間に急速に増大した
精製炭水化物やジャンクフードによるグルコースミニスパイクと
インスリンの過剰分泌が原因だと言えます。

「1日あたり、砂糖小さじ6杯程度=25g」
多くても総エネルギー摂取量の10%未満にすべき。5%未満であれば効果的

WHO成人及び子どものための糖質の摂取に関するガイドライン.2015/3

私ちが現在当たり前に食べている3食は本当に健康な食生活だと
言えるのか。これまでの常識がどんどん覆されていきますね。

今回はここまで!
次回は「日本人とお米の関係」について真相に迫ります!

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます☺️
今回の記事は楽しんでいただけましたか?
次回もお楽しみに!!

これからもっと沢山の嬉しいレシピやお役立ち情報をご紹介できるように
私も勉強中の身です!一緒に健康になりましょう!

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参考著書
ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか (光文社新書)
宗田哲男


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