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「ケトン体代謝こそが、人の本来の代謝であった」④

これまでの記事

ケトン体が人類本来の代謝であること少しずつ理解できましたでしょうか。
今回はこれまでの栄養学が覆される事実について紹介していきます!

②でも触れたコレステロールが悪者だと言われるようになった理由、
コレステロールは実は悪者ではない理由をさらに深掘りしていきます!


コレステロール悪玉説

②でも触れていますが、コレステロールは長い間悪者扱いされています。
今でもコレステロールと聞くと悪者だと思う方も多いと思います。

実は、コレステロールは体内の主成分であり、
特に脳は、水分を除けば脂肪が40%を占め、さらにその30%が
コレステロールでできています。

全身の1/3のコレステロールが脳に存在しているそうです。
コレステロールが脳にとっていかに大事か分かりますよね。

コレステロールを下げる薬を飲むと、脳の活動が低下し
認知症やうつ病などを引き起こすことも分かってきています。

食事でコレステロールは上がらない

イギリスの医学雑誌に、2015年2月
「食事指導をしても、しなくても心筋梗塞などによる死亡率は変わらない」
とする研究結果が発表されました。

健康な人と、脂質異常者の患者を対象にした複数の研究を分析した
質の高い研究結果であり、血中コレステロールを減らす事を目的にした
従来の食事指導に根拠がないことを示した。

近年、日本の脂質栄養学会でも

  • コレステロールが低いほど死亡率が上がること

  • 日本人に関してはコレステロールが高いと言っても諸外国と比べ
    基準が低すぎること

  • 特に女性は99%が薬で下げる必要のない水準であること

などが分かるデータを明らかにしている。

体内のコレステロールは食事で作られる割合が20%
肝臓で合成されるのが80%

→コレステロールの成分を沢山摂取すれば、肝臓で合成される分が減る
→あまり摂取しなければ、合成分が増え、バランスを保っている
→食事でコレステロールを摂らないようにすることに意味はない。

コレステロールの抑制は危険!!

コレステロールが悪者だと言われるようになり
高コレステロールの基準もだんだん低くなっています。。
それにより薬でコレステロールを下げているという人も沢山います

コレステロール降下薬を飲むと怖いことに

  • 鬱になる

  • 多弁だった人が無口になったりする

  • 電車に飛び込む人が増える

などの調査結果が出ています。

帝京大学の精神科の先生とJR東日本が協力し
JR中央線での自殺者を調査。

その結果、9割が55〜60歳で男性がほとんど。
その全員がコレステロール降下薬を内服していたそうです。

コレステロール降下薬の年間売り上げは、3千〜4千億と言われています。
その7割は女性が内服(女性は閉経後に必ずコレステロールが上がるから)。

なぜコレステロールが悪者だと言われるようになったのか。

1913年、ロシアの病理学者ニコライ・アニチコワが
うさぎにコレステロールを与える実験を行ったところ、
大動脈にコレステロールが付着し動脈硬化が起こっていたことから
コレステロールが動脈硬化の原因として発表。

実はこの研究には間違っているところがあります。

うさぎはそもそも草食動物であり、普段はコレステロールを
全く摂取しない動物です。

コレステロールを投与した場合、それがそのまま血中コレステロールを
上昇させてしまいます。

一方で、人間はそもそも肉食だったという歴史があり、
普段からお肉などを食べ、コレステロールを摂取しており
必要に応じて合成する量を調整し、一定に保つ仕組みが出来ています。
そのため、うさぎの実験がそのまま当てはまるとは言えないのです。

善玉コレステロール(HDL)、悪玉コレステロール(LDL)は
実際、どちらが良い、悪いというものではなく

LDLが多くても死亡率に変化はなく、逆にLDLが低すぎると
死亡率が上がるという事が分かっています。

細胞にコレステロールを運ぶのがLDL
古くなった細胞からコレステロールを肝臓に戻す役割をしているのがHDL
なのでどちらも同じように必要。

東海大学名誉教授 大櫛洋一先生
  • コレステロールの8割は体内で合成され、食事でのコントロールに
    影響されない。

  • コレステロールが減るとガンや認知症の発病率が跳ね上がる

  • 「コレステロールは悪い」→「コレステロールは必要なもの」

  • コレステロール降下薬の売上は3000億円とも言われ、膨大な利益を生む
    構造があり、なかなか否定される事なく続いている。

妊婦のコレステロールが上がる理由

妊娠すると必ずコレステロール値が上昇します。

総コレステロールは基準の1.5倍、280mg/dl→350mg/dl
になる方も居ます。

妊娠初期ではあまり差がないが、後期には著しく高値になります。

分娩後6週頃まで続き、授乳することにより低下します。

従来は母体は胎児にブドウ糖を与えるとされてきたため
母体の中性脂肪とコレステロール高値の理由が明確に説明されることなく
経過していました。

しかし、母体から胎児への栄養、授乳の経過の中で
ブドウ糖ではなく、脂肪が与えらているとしたら
妊娠後期から授乳期にかけてコレステロールが高値になる理由の
説明がつきます。

妊娠中に中性脂肪とコレステロールが極めて高くなり、

胎児に脂肪が与えられると、胎盤ではこれを元にして

高濃度のケトン体を生成し、胎児の大きなエネルギー源となり、

大切な細胞の構築の材料となります

女性は妊娠したら、赤ちゃんを育てるための栄養を
自分の身体の蓄えと摂取する栄養で賄わければいけません。

19万年前のホモ・サピエンスの時代も、
4000万年前のアウストラロピテクスの時代の女性も

身体に栄養を蓄えて、胎児に与えてきた歴史があります。

進化の過程でヒトが摂取してきたものは
現代のような糖質だらけの食べ物ではなく、

主に肉や魚介類と低糖質な炭水化物
クルミ(ほとんどが脂質で糖質は極めて少ない)や栗やどんぐりなどの
硬い果実だと考えられています。

男性に比べて女性の方が皮下脂肪を多く蓄えられるようになっているのも
胎児に栄養として与える必要があるため。

ヒトの脳は男女共に大きく、ヒトは哺乳類の中では
ダントツで脂肪の量が多い生き物です。

カロリーを大量に消費するだけでなく、
脳を作るためには沢山の脂肪が必要である為だと言えます。

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます☺️
今回の記事は楽しんでいただけましたでしょうか?
今回はコレステロールについて深掘りしています!
次回もお楽しみに!!

私もまだまだ勉強中の身です!一緒に健幸になりましょう♪

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参考著書
ケトン体が人類を救う 糖質制限でなぜ健康になるのか (光文社新書)
宗田哲男

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