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2018年9月の記事一覧
英語系ジョークの名作 "Me, too!"
忘れ去られるにはあまりにもったいない...
日本が生んだ英語系ジョークの最高傑作かもしれない作品を、ここに再録しましょう。
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九州・沖縄サミットのときだったか、ワシントンでの会談のときだったか。まあどっちでもいいとき、森喜朗首相(当時)は、秘書官と綿密に打ち合わせた。
秘書官「総理!クリントン大統領を見かけたら、すかさず How are you? と言って近づき、握手して下さい
"show" は「よくわかる」
show は、使えそうで使いにくい動詞。「よくわかる」というイメージでつかんでおくと、使いやすくなる。
原義は「見せる」で、実物を見せることなのだが、実物を見せる目的は、「よくわかるようにする」ことだ。
He showed me my error.
これは、間違いの実物を見せることで、「私によくわかるようにした」ということ。
Her eyes showed hatred toward m
「最悪!」 は “This is outrageous!”
テニスの the US Open で、Naomi Osaka さんが Serena Williams を 敗って話題になったが、Serena さんが試合中にジャッジに抗議した言葉は、
“You owe me an apology.”
“I have never cheated in my life, I have a daughter and I stand what’s right f
言葉はその言葉のなかで理解するのが王道
「私」は、英語の "I" に対応させるために近代になって作られた日本語。だから日英でかなり似た概念だ。
とはいえ、「私」は、あくまでも近代日本語の文法のなかにおさまっている概念で、英語の ”I” とまったく同じではない。
たとえば、「お腹が減った」というとき、英語なら"I'm hungry. " と言うが、日本語で「私は...」とはまず言わない。
このように、日本語の語彙は日本語のなかで、英
「蒸し暑い!」は "sticky!"
「蒸し暑い」は、hot and humid とか、hot and stuffy などと和英辞典に載っているが、会話で使うにはちょっと長い。
英語圏の天気予報などでは、sticky (肌に粘りつく感じ)がよく使われている。
The air's so sticky.
It's so sticky.
これなら短いし、ちょっと顔をしかめて言うとコミュニケーションに実感がこもる。発音は「ステキ」のイ
「英単語帳」は堂々めぐりの日本語世界
<英語の単語を覚えるということは訳語(日本語)を覚えることだ>
中高生の間でかなり蔓延しているらしいこの発想は、教師がそう明言しなくても、生徒のほうでそう思い込む条件がそろっている。
教室でおこなう単語テストとか訳読形式の授業とか、テストの英文和訳問題とかによって、<英単語=訳語>というイメージが植えつけられていく。
「訳さなければ英語をやったことにならない」と思っているので、英語の教室は、
英語は日本が選んだ文化だ
幕末の日本に5年余り滞在し、初代駐日総領事として、複雑な交渉の末に日米修好通商条約を締結したアメリカ人・ハリス Townsend Harris(1804-1878) 。
アメリカの国力をかさに、日本に圧力をかけた人物というイメージもあるが、彼の次の言葉は、忘れがたい印象を残す。
「ヨーロッパが日本に指図したことは一度もない。日本がヨーロッパに学ぶことを選んだのだ。
We are told e
サムライの気品が世界に通じた(おわり)
じっさいのサムライ英語の発音はどうだったのだろう?
福沢諭吉も伊藤博文も新渡戸稲造も、発音が完璧とはいえなかったらしい。当時の状況からすれば、それは当然であろう。
そして、それが悪いというわけでもない。
新渡戸は、発音の外国人風は「隠さんとしても隠しきれぬ」と開きなおり、英語がうまいかどうかよりも内容と誠実さが大事で、それは相手もわかってくれることであるから、「相手の人を疑うことなかれ」と書
サムライの気品が世界に通じた(その1)
サムライがアメリカ人に話した最初の英語は、
"I can speak Dutch!"
だったという話がある(明石康・NHK「英語でしゃべらナイト」取材班『サムライと英語』角川書店、2004年、32頁)。
ペリーの黒船に、小舟で近づいた幕府の通詞・堀達之助が叫んだ言葉だ。
アメリカ人と英語で話すと交渉上不利になるし、かといって何語で話せばいいかも不明だったため、フランス語なども試したあとで
日本の英語教育は100年前にフリーズした
明治維新から半世紀ほどたったころ(1910年代。明治末から大正時代初期)、<日本の英語>の基本ができあがった。
明治のはじめ、大学は教科書も授業も外国語(主に英語)だった。明治も終りになると、英語は日本人教師が日本語で説明するようになった。
すると、学生の英語力が低下していると嘆かれるようになった。
こうした状況について夏目漱石は、外国語を使わずに勉学ができることは独立国として必要なことであ
訳せても a と the はわかるようにならない
ある英語の本の翻訳をすすめている。すばらしくきれいな英文なので、感心しながら訳しているが、英語に現れる a(n), - s, the という冠詞類について、私の感想を書いておきたい。
ひとつは、 a(n), - s, the は、日本語にするとき、ついつい存在を無視しやすいこと。冠詞類をいちいち気にしていたら日本語にならない場合も多い。
教室で英語を日本語に「訳す」と、 a(n), - s,