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観察note Vol.02 販促ツールとしてのCD

周りのアイドルオタクの知り合い(少なくとも私も同じ属性と認められているのだろう...)から、全く知らない人やグループのCDを貰う機会がまぁまぁある。

本音では無理にもらってもなぁーと思うことが多く、これまでは結局もらってもボックスに保管されているという状況であった。

だけど今回は、食わず嫌いもあれだなーということで聴いてみると、「おっ、この感じ好きだな」なんていう出会いがあったわけである。

と、ここで冷静に考えてみると新たなファンを獲得するための販促ツールとしてCDが機能していることに気づく。

これは結構大事なことで、「販促ツールとしてのCD」と割り切って考えてみると意外と広告よりも獲得コストは割に合うのでは?なんて思ってくる。

たださすがにもう少し展開の仕方はあってもよいだろう。

まず明らかに今のCDを買わせる方法は、未だにオリコンの順位を意識していると思われる。が、正直、消費者の多くはオリコンの順位など気にはしていないだろう。
むしろレコメンドの方が100倍大事だろうと。
また、そもそも若い世代になるほどCDプレイヤーをもっているのか?という疑問もある。
テレビすら買わなくなりつつある世の中が今である。

現状に即した形であれば、少なくともアルバムのダウンロード券やクーポン配布のような特典の形を取るほうがよいだろう。CD処分が社会問題にならないし、オンライン上でコードをプレゼントするだけだから手間もいらない。

もちろんCDという形に価値を感じる人もいるから、そのあたりの価値づくりは考えなくてはいけないだろうけど。

正直、今回の私の行動は稀なことかもしれないけれど、提供側がランキングよりもファンがファンを呼ぶ仕組みづくりという視点があればもっとよい音楽の出会いがあるのではないかとは、少なくとも思った次第である。

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