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就職氷河期にも関わらず、就活で第一希望の会社から複数内定を頂く3つのコツとは?〜STORY・想いを紡いだ先に⑤〜

こんにちは。株式会社Liberty代表 三上結香(MIKAMI, Yuka)です。

さて、4月も中旬になりました。運動不足解消のために朝ウォーキングを始めたのですが、朝の空気が気持ち良くて最高ですね!

さて、前回までの記事はコチラから。アルゼンチンに留学し、世界中の学生との差に焦燥感を抱き、帰国をしたところまでを書かせて頂きました。

日本へ帰国し、就職することを決める

将来の夢について友人から聞かれて「わからない」と答えていた私は、このままではせっかくの留学の機会が無駄になる!と焦り、自分の将来を一生懸命描くようになりました。留学がきっかけで自分が成長したことや、アルゼンチンの現状を踏まえて何かしら社会に貢献したい、という思いがあったことから、JICAや国内のNPO・NGO、アルゼンチンにある日本企業などを調べ始め、実際に足を運んでみました。

視野を広げるときや何か選択をするときに私が大事にしていることの1つに、「自分の目で見て確かめる」ということがあります。情報化社会だからこそ、インターネットを使えば情報は手に入れることはできると思うのですが、それが本当に事実かどうか、はわからないと思います。思っていたことと違った、書いてあることと違った、そのようなミスマッチがないように、情報は自ら足を運んでつかみ取る!実際に足を運んで確かめると、 それぞれのWEBページだけではわからない様々な現状を知ることができました。

結局、私はNGOやNPOで活動するのではなく、企業で働くことを通して、つまり、経済活動を通して社会に貢献することを決め、それならばアルゼンチンに残って就職活動(以下、就活)をするよりも、新卒採用の枠が多い日本で就活をした方がメリットが多いこと気付き、日本への帰国を決めました。

就職氷河期の中、大手/中小、様々な業界から内定を頂く

私が当時就活を始めた2010年は、リーマンショック後でまさに就職氷河期と言われた時期でした。しかし、結果的に第一希望の会社と、ありがたいことに複数の会社から内定を頂くことができました。

結果の原因は、周りの力を存分に借りたことです(笑)ラッキーなことに留学前の仲間たち(コチラの記事参照)がすでに就職していた、もしくは就活を終えていたおかげで、就活に必要なコツを直接伝授してもらったのです。しかも仲間の就職先は総合商社、大手広告代理店から外資系企業、勢いのあるベンチャー企業までまさに様々!成功している先輩方の教えは本当に偉大です。今回は教えて頂いたコツをお伝えしようと思います。

1、自分の軸を明確にする

「自己分析」とよく言われますが、そのような堅苦しい言葉ではなくても、企業を選ぶ上で、もっというと、この先仕事をしていく上で何を大事にしていきたいのか、をすぐに言えるようにまずは用意しよう、と言われました。

例えば私の場合は、仕事を通して日本だけでなくアルゼンチン等海外も含めた社会に貢献がしたい、という思いがあったため、
①海外で働くチャンスがあること
②会社自体が様々な事業を展開していること
③一緒に働く人が切磋琢磨できる人たちであること
この3つを用意しました。

同時に、それに対しての自分の強み・弱みも明確にしました。
例えば、私の強みは、
①自分で考えて主体的に行動できること
②初めて出会う人とでも壁がなく信頼関係が築けること
③国、文化、言語が異なっても受けいれられる柔軟性を持ち合わせていること

一方で私の弱みは、
①技術力など専門性がないこと
を挙げました。就活は自分自身のアピールなので、弱みは把握しておくことは大事だと思いますが、強みよりも少なくても十分だと教わりました。

面接の時の志望動機は、まさに志望している企業が最初に挙げた「自分が大事にしている3つの要素を持ち合わせていると感じ、かつ、自分の強みを活かせて、弱みを補える企業であれば、さらに自身の成長が見込めると期待して志望しました」、と伝えていました。「企業に合わせてプレゼンをするのではなく、あくまでも自分の軸に合わせてプレゼンしよう」という先輩の教えをめいいっぱい実践してみたのです。

2、第一印象と一貫性

もう1つは、第一印象と一貫性です。就活には書類選考からグループワーク、面接、役員面接、など様々なプロセスがあります。その全てにおいて、1で挙げた自分の軸が伝わるようにすることが大事だと教わりました。特に、自分のアピールしたい強みをエントリーシートや面接でも伝わるように振舞おう!と言われたのです。

例えば、強みで「自分で考えて主体的に行動できる」と書いているのに、いざグループワークの場で指示待ちの姿勢だったり、意見を言わなかったりすれば、あれ?となりますよね。「初めて出会う人とでも壁がなく信頼関係が築けること」と書くのであれば、履歴書に貼る証明写真の表情、面接での最初の第一声のトーン、明るさ、服装からも伝わるきちんと感、など、信頼されるに値する自分かどうか、という点を大事にしました。

自分の軸を明確にすると、自ずと一貫した行動が取れるのですが、そもそもそこまで軸を明確にできない!という方は、私のように周りの先輩方の力を借りて、事前準備をすることをオススメします。いわゆる「シミュレーション」です。面接の様子、グループワークの様子を聞いて、「自分だったらどう振舞うか」「この質問にはどう答えるか」を一緒にイメージトレーニングさせて頂きました。「最後は慣れだから、たくさん現場で経験したら良いよ!」ということで、興味あるなしに関わらず就活で予定をいっぱいにしました。本当に、準備に付き合ってくれた先輩方に感謝でいっぱいです。

3、企業が自分を採用するメリットをきちんと伝える

私が就活をしていた時は、就職氷河期と言われていたこともあり、内定が決まるまでは両親から「大丈夫?」と心配され、友人の中には「採用してくれるならどこでもいい」と言っている人もいました。それに対して不安になった私が先輩に相談すると、「就職氷河期とはいえども、新卒採用をしている企業は”ある一定数の学生は採用する”と明言しているということ。つまり、ある一定数の中に自分が選ばれれば良い」と一掃したのです。

確かに、社会人になった今思うことは、企業側の視点に立って、「限られた資源を使って採用するにあたり、どういう人材を採用したいか」をきちんと把握することは非常に重要なのではないかと思います。

就活が始まり、多くの企業にエントリーするようになると、どうしても「なんとか働かせてください」「内定をください」と企業に対してお願いをするような姿勢になってしまっていました。しかし、企業からすると、ただでさえ採用人数を絞っている時に、内定を懇願するような学生を採用したいかというとそうではないと思ったのです。

先輩方による3つ目のコツは、私が採用されることによるメリットを熱く語ろう!でした。具体的なスキルやそもそも社会に出て働いた経験もないのでメリットにできることがない!というと、「企業活動を通じて社会で活躍したいというやる気を語ろう」、とアドバイス頂きました。自分自身が仕事を通して成長し、企業の理念や掲げている目標を達成していきたい、と拙い言葉ですが、伝え切りました。

面接官は多くの学生を見ているので、その中でも印象に残るかどうか、が大事です。例えば同じ学部、同じ学科、スキルや強みも同じ人があなた以外にもう1人いた場合、「あなた」を選ぶとしたら理由が必要だと教わりました。「やる気」は誰にでもあるものだと思いますから、ぜひ熱く語って「お、この学生を採用したら面白くなるかも!?」と思わせて頂けたらと思います。

先輩方のたくさんのサポートのおかげで、私は就職氷河期にも関わらず無事、複数業界から5つ内定をいただき、最後は就職後に取れる選択肢の幅が広いと感じたNTTコミュニケーションズ株式会社に就職を決めて就活を終えました。

就活を振り返って、学生時代にやっておいてよかったと思うことはまた別途書こうと思いますが、一つ声を大にして言えるとしたら、大小様々な経験をして自分で考えて行動してきたことは本当によかったと思います。自分で考えて、自分で決める、そして自分で行動して、自分で結果を作る。うまくいくこともいかないことも多くありましたが、主体的に行動したおかげで、就活やあらゆる場面で物怖じすることがなくなったように感じます。

もしまだ大学生で、これから就活を迎える方がいらっしゃったら、ぜひ学業でもサークル活動でもバイトでも何でも良いので、思いっきりチャレンジしてみてください。

次回は、いよいよ上京した後の話です!新入社員として将来に期待して上京をした私がどうなったのか、想いを書き留めようと思います。

いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます!!


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