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休日の過ごし方を見直してみる

トップ写真は、群馬県安中市のイベント「碓氷峠廃線ウォーク」に参加したときにもらったステッカーです。「鉄道」と関連する内容のため、トップ画像にしました。(ほかに使える画像がなかった…)

昼寝したりしながら、ひさびさにYouTubeをじっくり見ました。スマホではなく、机に向かって、PCで見ました。

机に向かった理由は、ポモドーロタイマーを起動しようと思って、だったのですが、以下の動画が目に飛び込み、思わず見てしまいました。


1.鉄道模型に関わる嫌な思い出

鉄道模型のジオラマです。新宿駅を再現しています。自分は鉄道が好きで、プラレールからはじまり、一時期、鉄道模型にも手を出しましたが、やめてしまいました。

鉄道模型をやめたのは、母親からの注意でした。小学生時代のプラレールだけでは満足できなくなり、リアルな鉄道模型セットをクリスマスプレゼントで買ってもらいました。中学2年の頃です。

その後、複線化、立体交差までできるようにしたいと思い始め、でも、お金が足りない…そこで、同居している祖父にねだりました。(母親には内緒で)

「こういうものを作りたいからお金を出してほしい」と伝えると、祖父は「わかった、買いにいくか」と言って車を出してくれました。

材料をそろえて、いざ、複線化、立体交差化しようとしたのですが、買った線路のカーブの曲率があわず、うまく複線化できません。

自分は「しまった…せっかく買ったのに…失敗した…」と思っていると、母親がやってきて「この材料はなんだ!?なんでこんなに増えているんだ?」となりました。

さらに、自分が製作に失敗しているところもみられて、

母親:「いくら遣ったのか?」
自分:「2万円」
母親:「バカヤロー!!じいちゃんなら買ってくれると思って、私に話をしなかったんだろう!中学生がこんな大金遣いこんで、自分のお金で稼いでから買いなさい!!」

とこっぴどく怒られ、それ以降、鉄道模型はやめました。

冷静に考えれば「今後は、自分の稼ぎで買って作ればいい」と受け止めるところを、「お金の使い方を誤った。もう二度と手を出さない。母親に対しても酷いことをしてしまった」と考えてしまい、鉄道模型を押し入れの奥にしまい込みました。

2.ミニ四駆

この動画を見て、同時に思い出したのが、ミニ四駆でした。

「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」。ミレニアル世代の男性には、馴染みが深いかもしれません。このアニメが今も続いているのを最近知り、驚きました。

父親と一緒に、プラモ屋さんに行って、ミニ四駆の最新モデルを買っては、高出力モータを搭載させたり、ボディをくりぬいたりメッシュ構造にして軽量化したり、タイヤのグリップを調整したり、かなりハマりました。

(ドラえもんみたいに…)近所のお金持ちの家に行くと、豪華なサーキットがあり、みんなでレースして遊びました。(以下のリンクのような、ジェットコースターみたいにぐるっとまわるコース)

3.鉄道模型とミニ四駆を比べると…

不思議と、ミニ四駆は、母親が「ダメだ」とは言いませんでした。

理由を考えてみると、

  • お金がそこまでかからない

  • 父親も一緒になって楽しんでおり、母親の入る隙がなかった(母親は全く介入してこなかった)

  • 周りの子供も一緒になって楽しんでいるので、健全だと思っていた(逆に、鉄道模型に手を出す小中学生はいなかった)

母親の母子手帳をこっそり見返したことがあるのですが、その記録によると、私がほかの子供とつるまず、一人で砂遊びしていたり、ぬいぐるみで遊んでいるのを見て、母親はとても不安がっていたようです。母親は、私に社交性を求めており、明るく、元気な子供たちとつるんでいる姿が安心だったようです。

また、鉄道模型には、「電車男」に代表される「鉄オタ」のネガティブ(?)なイメージがあり、母親はそれを気にしていたのではないか?とも思います。(自身も、高学年になるにつれて、鉄オタは恥ずかしいものだと感じるようになりました)

鉄オタについて、大学生時代、堂々と鉄道好きを公言している同級生、先輩がおり、うらやましかったとともに、自分も仲間に入って話をしたかったのですが「今さら、鉄道好きなんて言えないな」「よくよく考えると鉄オタだしな」「女の子から気持ち悪がられるから、やめておこう」と思っていました。

4.本当にやりたいことって何?

ジオラマの動画を見ながら、ミニ四駆の思い出をいろいろ紙に書きだしていると、不思議と涙が出てきました。

あのときは楽しかったなあ、と。

自分も父親も夢中になって、ミニ四駆を改造して、どうやったらもっと速いマシンができるか?考えては作っていました。

速く走るには、軽量化して、空気抵抗を少なくして、高出力モータを搭載して・・・でも、軽い車体に高出力モータを搭載すると、カーブを曲がるときにマシンがコースアウトしてしまう。さあどうするか?タイヤのグリップを利かせる?マシンの側面にガイドをつける?とかいろいろ考えました。

鉄道模型ももっと取り組みたかったです。じゃあ、自分の稼ぎがある今やればいいじゃない?と思います。

やればいいのですが、思い返してみると、ここ数年、休日に、本当に、心の底から楽しめることをしていただろうか?と思いました。

自己啓発、自分の成長のため、他の人に遅れないように、会社の人から言われた欠点を直すために、土日も「今の状況をなんとかしないと」「自分の足りないところを何とかして補わないと、手遅れになってしまう」と常に焦っていたように感じます。

そもそも自己啓発って言葉自体、やらされ感のある響きに思えてしまいます。自己啓発が習慣化している人であれば、息を吸うようにできている人であれば、自己啓発という言葉は使わないのかもしれません。

起業家、セミナーに登壇している人、我を忘れて仕事に打ち込み続けても身体を壊さないどころかとても幸せそうな人。

その人たちは、自分の心に素直にしたがって、他人がなんと言おうと、自分の軸にしたがい、道を切り開いてきた人なのだと思います。

そういう幸せな人は、本当にごくわずかだと思いますが、なろうと思えば、なれるのだとも思います。

今の自分は、そのひと握りの人ではないですが…自分の心に素直にしたがって、やりたいな、と思ったことを、せめて休日のときくらいやってもいいのでは?と感じました。

今は賃貸なので、鉄道模型を広げるほどの場所はありませんが、飼っているハムスターの家をもっと大きいものに改修するとか、ハムスターの健康データをセンサ類で自動取得するとか、やってみたいことはあります。

たぶん、こういう工作に黙々と取り組むのは好きな方で、あとは材料さえ準備できれば、できるのだと思います。カインズホームのDIY館に行けば準備できますね…

スマホで撮影している写真も、露出時間や被写界深度をマニュアルで合わせて撮影できるカメラで撮ってみるとか。

スマホで撮影した風景ですが、よく「レイアウトがいい!」「配置がきれい」など言われます。例えば、水平線や地面がフレームと平行になるようにきちんと合わせて撮影するとか、地面すれすれのところにスマホをもっていって風景を撮影するとか、いろいろ工夫しています。「こうやるとダイナミックさが出るかな」「躍動感、その場にいるような感覚になれるかな」とか、いろいろ考えています。

これを機に、休日の使い方を考えてみます。

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