2023良かった本とドラマ(NETFLIX)を振り返る
今年は例年よりたくさんの作品に触れられた1年だった。
今まで動画配信サービスって見る時間が取れなくて持て余してる感があったけど、今年はiPadを買ったおかげで存分に堪能できた。
苦手な家事(皿洗い、洗濯物の仕分けなど)をするとき、嫌な気分にならないようずーっとiPadでドラマを流しながらやってる。
もはやネトフリなしでは家事が進まない!
ということで、今年読んで良かった本・見て良かったドラマ(すべてNETFLIXで視聴)を振り返る。
■本
◯1位 暇と退屈の倫理学
食事も住居もあって何不自由なく暮らしているのに幸せを感じない、何か物足りない、生きている実感が沸かない……
これは、現代人の普遍的な悩み。(平和と豊かさの証でもあるけど。)
もちろん私もそう感じたことがあるし、自分のモヤモヤを言語化してくれている言葉がたくさん散りばめられていて「誰にも言ったことないのに、なんで知ってるの?!」と、心の中を見透かされた気分になった。笑
よく「人生は暇つぶし」というけれど、心の底からそうだとは思えなくて、
「はぁ、私ってなんのために生まれてきたんだろう…」て虚無感に襲われる日ってあるじゃないですか。
でも結局人生は「気晴らしの連続」でしかない。
だから自分の好きなことや楽しいことだけを追い求めて生きて良いのだ、と心を軽くしてくれた本。
この記事を書くためにもう一度ざっくり読んだけど、やっぱりとても良い本。
心が鬱々としてきたとき定期的に読み返したい。
◯2位 関ヶ原 上・中・下
昔読んだときは途中で挫折したけど、今回は今年の大河ドラマ(どうする家康)を見ていたおかげで、登場人物の顔が浮かんでスルスル読めた。
実際の関ヶ原の合戦シーンは下巻の終盤だけで、その関ヶ原に至るまでの過程が中心。これが本当におもしろい。
司馬遼太郎の描く徳川家康は典型的なズル賢い「狸」だけど、家康の方が何事も1枚上手なんですよね。
人は儀より「利」で動くことを誰よりもよく分かっているという…。
ただその中で唯一「儀」で動く石田三成はとても魅力的で、結果は分かってるのにめちゃくちゃ西軍を応援してしまった…。
上・中・下と長い分 没入感が半端じゃなくて、読んでいる間は仕事中も関ヶ原に思いを馳せるくらい のめり込んだ。
◯3位 祖母姫、ロンドンへ行く!
孫である筆者が、祖母(姫)を連れてロンドン旅へ行くエッセイ。
貧乏旅の本ってあるけど、豪華旅のエッセイって珍しい。
私はロンドンに行ったことないけど、まるで行ったかのようなリアルな追体験させてくれる。
あと良かったのは、宿泊したホテルの方のホスピタリティのすごさ!
「そこまでしてくれるの?!」と人の温かさに涙がほろり。
ただこれは筆者が英語を話せる方だから起きた奇跡で、私が祖母を連れて同じホテルに泊まっても同じことは起きないと思うけど…笑
幸せな気持ちになれる1冊。
■ドラマ(全てネトフリで視聴)
どれも良くて順位付けが難しいので、「国内ドラマ・韓国ドラマ・海外(欧米)ドラマ」でそれぞれ一番良かったものを紹介する。
◯国内ドラマ エルピス
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「国内にもすごく面白いドラマあるんじゃん!!」と思わされた一作。
というか、私恋愛とかヒューマンドラマより、こういう重め社会派ミステリーが好きなのかも?
冤罪をテーマにした話。
メディアやテレビ局の闇にも切り込んでいて、よくこれテレビで放映したなぁと思った。カンテレやるなぁ。役者さんもみんな良かった。
こういう国内ドラマ、もっと見たい。
似たような系統では「最愛」も良かった。
最愛の方が、より切ない。
◯韓国ドラマ ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜
以前noteにも書いたけど、本当に面白かった。
こんなに韓ドラにハマったのは冬のソナタの時代以来。笑
この作品をきっかけに、最近の韓ドラをよく見るようになった。
まぁ「いじめられた相手へ復讐する話」なので、明るくて楽しい話じゃないんですけどね。いじめシーンも過酷だし…。
ただ韓国ドラマは悪役は救いようがないくらいとことん悪いやつに描かれていて、なおかつ ちゃんと最後に成敗されるのが良い。
似たような系統では「クイーンメーカー」も面白かった。
◯海外ドラマ 私の初めて日記
ここにきて初めて明るくて楽しいストーリー。笑
オタクなインド系アメリカ人の女の子が高校生活を満喫しようと奮闘する話だけど、価値観がちゃんと令和に合わせられていて。
主人公のデービーがやりたい放題すぎて面白いんだけど、シーズンが進んでいくにつれて成長していくのがとても良かった。
友人たちの成長もすごく良かったな。
ただ「アメリカの高校生ってこんなにしょっちゅうホームパーティーするの?!」て思った。
フィクションと現実の区別がつかない。笑
以上!
ちなみに今は「孤独のグルメ」を黙々と見てます。クセになる。
2024年も良い作品にたくさん出会えますように。