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夜行性の音楽


ヨルシカ、花譜、理芽、ツユ、ダズビー、ずっと真夜中でいいのに、メアリー、yama、CIEL、羽生まいご、星街すいせい、水槽、reona、月読み、菅原圭、すりぃ、茜さす日に嘘を隠して


この中に好きな歌い手やグループはありますか?

わたしが好きなアーティストたちです

上のように、

わたしが感性をくすぶられる歌や音楽には、

何か特徴や傾向がありそうだなぁと

常日頃から考えつつもなかなか言語化できずにいたところ、

「楽園ノイズ」

という作品に出会いました

ざっとまとめると

高校生の男女たちがバンドを結成して青春する話

電撃文庫、杉井光先生のライトノベルです

この中に非常にしっくりくるフレーズがあったので紹介したいと思います


太く逞しいだけでなく、少年のような幼さが残る声にどこかとおいものへの憧憬を感じる

澄み切って朗々と伸びていくだけでなく、翳りも含んでいる

甘さと苦さ、鋭さと優しさ、女性の色彩を含んでいる


友人いわく、こういうジャンルを「夜行性」というようです

わたしはこの言葉を知ったとき、

ふと、一昔前に流行した「カゲロウデイズ」

ないし、カゲロウプロジェクトに出会った時の衝撃を思い出しました

人が内に秘める黒い激情に不意にふれてぞっとするよう

けれど同時に鋭い高揚感が沸き立つような音楽

夜行性の音楽は同種の存在感を持っているように感じます

彼女たちは

影の中にひっそりと身を潜めつつも、

時折寒気がするほどの生命力を感じさせる稀有な声と表現力をもってして、

静かに、それでいて極めて強引に私を惹き付けます

ここに、中でもいくつかそれが顕著だと思う曲を紹介したいと思います


ヨルシカです

けっこう有名な曲だと思うので知っている人も多いかもしれません。

この曲は特にサビ、

もっというとCメロのsuisさんの歌声の切迫感が非常に濃いです




16歳バーチャルシンガーとしてデビューした花譜(今は17歳?)の個人的代表曲です。

「おれの残機を投下します」という山田悠介先生の小説のPVに充てられています

花譜さんの儚げなながらも確かに一本筋の通った逞しさを感じさせる魅力的な声が特徴的です





語気が強かったり声が野太かったりする訳ではなく

みさきさんはいつも等身大で歌っているように私は感じていますが、

それでも届く音には深さがあります

もともとWEB小説由来の曲ということらしく、

みさきさんの人間的な艶のある声色が相まって、

歌詞に強い物語性を持たせているのかもしれません

この曲だけ説明が長くなってしまいましたが、ほんとに大好きでおすすめなので

原作クリエイターの「いろはにほへと」さんの記事の方もぜひ



以上、同じ夜行性として分類してしまいましたが、各々固有の主張を持った異色で魅力的なアーティストたちです。

共感して下さる方はもっと、そうでないかたはぜひ一度

夜行性の音楽を聞いてみませんか?

勝手な感想や意見ばかりで大変恐縮ですが、

こいつこんなん好きそうやな、など

おすすめなどがあればぜひコメントで教えて下さい🙏

実は夜行性が飽和状態なんです

それではまた〜

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