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piyosama
下は見ない、上を向く。
2014年の私の流行語大賞。
2021年2月の今も、大事な言葉。
私が「好きな小説」と「好きなドラマ」を聞かれた時、間髪入れずに答えるのが
「Nのために」です。
ドラマのロケ地目当てに小豆島に行って、成瀬くんが海に飛び込んだ堤防を見た時は涙が出そうでした…。堤防見ただけなのに…。
Nのために は、「純愛小説」と言われております、人は殺されてしまいますが。
想う、ということ、愛する、ということ。
そしてそれにそれぞれの解釈があって、
「ズレ」や「違い」がいろんなトラブルを生む。
愛の真っ直ぐさと難しさがこの話では描かれているなあと思います。
そして私は主人公の希美に惚れています。
かっっっこいいんです。苦しい状況にあっても、決して下は向かないし、弱音を吐かない。
「どんなことをしてでもここから出て、高い所へ行く」っていうざっくりだけど真っ直ぐな部分が全くぶれない。
「下を見ない、上を向く」というのも、作中で希美が何度も口にする言葉。
このドラマを観て、小説を読み込んで、中学生だった私はかなり変わったと思います。あの頃の私は希美に影響されて都会志向だった。
あの時と比べればもっとたくさんの作品に出会って、趣味も思考もいろんなものに影響を受けて変わったけど、でも「希美がいちばんかっこいい」というのは変わっていません。
小説とか映画とか、ドラマとか。「作品」が与える影響は計り知れないほど強いと思っていますが、ここまで強かったものはこれが最初で最後。
さて、みなさんにもとっておきの1作品はありますか?
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