知識労働者の最高峰であるコンサルタントの仕事術を手本としている

私はサラリーマンだが知識労働者であると自認している。そのため知識労働者の最高峰であるコンサルタントの仕事術を手本としている。具体的に言えば、コンサルタントに共通するプロフェッショナリズムと問題解決能力を身に付けようとしている。そして、両者に共通する基礎である「思考を言語化する規律」を身に付けるべくブログを始めた(ブログの目的は「思考を言語化する規律」を習慣すること)。また、まずは規律を宣言することから始めるために文章を書くときに気をつけることを言語化した。

プロフェッショナリズムはどのような人間が周囲にいたとしても結果を出すために必要な能力であると思っている。能力というか姿勢、あるいは規律と呼ぶ人もいると思う。

一般論として、コンサルタントは「高級文房具」と揶揄されることもあるが、その仕事の核となる問題解決能力すなわち「考えること」と「伝えること」は、どのような仕事においても必須のスキルである。ExcelやPowerPointに代表される資料作成が「コンサルの仕事術」として喧伝されているが、私が手本としてる彼らの仕事術は前者であり、後者は圧倒的作業量から生まれた前者の副次的なものにすぎないのではないかと思っている。(もちろん、綺麗なPowerPoint資料や効率的なExcelの使い方の重要性は言うまでもない。優秀なコンサルタントが「PowerPointやExcelは副次的である」と仰っているだけであり、東大生が「学歴は関係ない」と言っているようなものである。)

プロフェッショナルファームに属していない私は、優秀なコンサルタントが発信する情報を元にして自分のプロフェッショナリズムを言語化する必要がある。そして、知識労働者として成長したいと考えている。


References:

プロフェッショナリズムと問題解決の実践 ー トーキョーハーバー

具体的にどのようなことがコンサルティングファームで得られるのかと考えると、筆者はプロフェッショナリズムと問題解決能力の二つであると思っている。プロフェッショナリズムとは高い付加価値の成果を出し続けるための基本動作のことであり、問題解決能力とは文字通り問題を定義しそれを解決するための方法論であり、どちらも一度身に付ければコンサルティングに限らずにさまざまな状況で活かせることができるため、これらは極めてポータブルなスキルであると言えるだろう。

もちろん他の職業でもこれは得られると考えられるが、コンサルティングファームではこれらが思想に昇華されて体系立っているためコンサルティングファームで一定の年数 ―特に若いうちにー 働くとそれが比較的短期間で身に付くのだと考えている。コンサルティングファームはいわゆるプロフェッショナルファームの一つであり伝統的にプロフェッショナリズムを重視しそれを年次を問わずそれを体得し実践することが求められる。また問題解決という概念とそれの一部であるロジカルシンキング、仮説思考といった各種思考方法もマッキンゼーやボストンコンサルティンググループなどの大手戦略コンサルティングファームが中心となって提唱しそれを体系化していったし、実際に日々の業務においても常に体系だった問題解決の手法が用いられている。そのためコンサルティングファームにいるとプロフェッショナリズムと問題解決能力は身に付きやすいのである

戦略コンサルタントの仕事は「考えること」ということを再認識すべき

強いてPCを使うとすれば、PowerPointやExcelではなくてWordもしくはメモ帳。考えるということは形式としては「言語化」なので、これで良い。では、何を考えるのか。「解を考えること」と考える人が居るが、これもあくまでも副次的とも言える要素で戦略コンサルタントの本質ではない。重要なのは「何を考えるべきか」を考えること。無駄な作業が多くなる理由は、「何を考えるべきか」をしっかりと考えられていないから。考えるべき対象が絞り込まれていないから、やらなければならないこと(=必要となるインプット・アウトプット)が増える。

「考える」とは何なのか

コンサルタントに限らないが、「考える」ということで決定的な要素は「言語化」。これが出来ないと「考える」ことは終わらない。考える能力が低い人を見ていると、そもそも「考える」ことのゴールが分かっていないように感じられることが多い。「しっかりと考えろ」と言われると、ただひたすらウンウンと唸っているような状態。これだとモヤモヤした状態から抜け出すことが出来ない。考えているようでいて、実は何も考えていないのと同じ。ただ時間を浪費するだけ。とにかく「言語化」することは重要

「考える」能力を高めるために必要なのは「感受」力を高めることと「言語化」力を高めること

戦略よりも、現場に常駐?!高級文房具になってしまったコンサルタント【現役コンサルTAK】

この常駐案件が、昨今では、「高級文房具化」という言葉を使って揶揄されることがあります。今回の寄稿では、外部から見えにくいコンサルタントの仕事内容の中でも、まだまだ就活生の皆さんの中で馴染みがないと想定される「高級文房具化」と呼ばれる常駐案件の概要についてご紹介していきたいと思います。「高級文房具化」という言葉から、どんなことを想像しますか。文房具はとてもありふれた商品です。コンサルティングファームに依頼しなくてもできる「ありふれた、文房具のような業務」を、高額なフィーをもらっておこなっているコンサルティングファームに対して、皮肉を込めて作った言葉と言われています。

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