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CAIに対する介入方法の検討

足関節捻挫を繰り返すことで生じる障害が慢性足関節不安定症(以下:CAI)と考えられており、初回捻挫の約30%にCAIが生じると報告されています。また、CAIは将来的な変形性足関節症に繋がると報告されています。

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CAIでは捻挫を繰り返す、ギビングウェイ、持続的な足部の疼痛、自己申告による機能低下などの症状が出現します。また、変形性足関節症となると、”普段の歩行でも足関節周辺に疼痛が出現したり、寝返りにて足首を下側にするだけでも疼痛が出現する”こともあります。

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CAIが生じてから、変形性足関節になるまでの期間は足関節捻挫の重症度によって異なりますが、20~30年の期間経過にて生じると報告されています。

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つまり、小学生~~高校生の間に捻挫を繰り返すと、40~50歳で足関節変形が出現するということになります。そして、変形性足関節症の発生率はなんと「78%」と報告されています。


また、最新の報告によると足関節捻挫は早期の変形性足関節症の危険因子であることが報告されています。


CAIが生じると、仕事や日常動作の制限、生活の質の低下にもつながります。足関節捻挫を予防し、CAIの発症を予防することは大切です。ですが、CAIを発症してしまった後の変形性足関節症への進行予防も重要になると私は考えています!


今回の記事では”CAIを発症してしまった後のセラピストの介入”について考えていきたいと思います!

以前の記事もご覧ください!


CAIに対する治療を検討する!

以前の記事では簡単にCAIの概要や一般的な評価方法、介入について記載してあります。この記事では私が読んだ最新の論文から考えられる知見と現在実施している介入方法について記載させて頂きます!

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