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ターミナルスタンスと足趾筋力の関係

ターミナルスタンスを作ることは、その後の下肢の振り出しにおいて重要です!ターミナルスタンスでは、股関節の伸展や中足趾節関節の伸展、下腿三頭筋の筋力など多くの要素が関与しています。


しかし、足趾機能についてはあまり着目されていない印象があります💦


そこで、今回はターミナルスタンスと足趾機能について考えていきたいと思います!


股関節伸展、中足趾節関節の伸展、足関節底屈可動域が確保されているのに、ターミナルスタンスが確保(獲得)できない場合、きっとこの記事がヒントになると思います!


それでは、まず歩行周期から解説していきます!


1.歩行フェーズ

聞きなれない方もいらっしゃるかもしれないので、歩行周期について解説します。「ランチョ・ロス・アミーゴ方式」で記載させて頂きます。

図11

図3

図4


今回はターミナルスタンスのお話です!

図5

(フェーズが少しずれているかもしれませんが、お許しください💦)


2.歩行の足圧中心の軌跡

足底圧の分布は歩行周期により異なります。

図19

ターミナルスタンスに近づくにつれて、母趾や足趾に加わる圧力が増大していきます。その圧力は踵に加わっていた約50%の圧力が母趾に生じます。


踵に加わる圧力はIC時が最大で、体重の70~100%もしくはそれ以上の圧力が生じるとされています。


数字が出てきてよくわからくなるので、簡単にまとめると

図8

ターミナルスタンスで母趾や足趾に荷重が多く生じることは、足趾の安定性が重要になると考えることが出来ますね!


これほど荷重が生じる、「ターミナルスタンス」の役割には何があるのかでしょうか?


3.ターミナルスタンスの役割

ターミナルスタンスには大きく分けて3つの役割があると思います。

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