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子供の足部骨端症を知る

みなさんこんにちは!理学療法士のYoshiki(@PtGekikara)です。


今回は骨端症について記載していきたいと思います!骨端症と聞いて一番初めに思いつくものは、脛骨粗面に生じる「オスグッド・シュラッター病」「リトルリーグショルダー」などが挙げられると思います。


骨端症を簡単に説明すると「骨の成長する部分の障害」です!さらに詳しく説明していくと


成長期の骨は、骨幹部(骨幹端部)と骨端部に分かれており、その間に骨端線(成長線)が存在しています。成長期の骨端部には、骨端軟骨(成長軟骨)が存在し骨の成長を司っています。成長とともに骨端軟骨の中心に骨端核ができ、次第に骨端全体が骨となり、骨端線が消失し、大人の骨となります。

図9

骨端部、骨端線は、骨の成長に重要な部分ですが、力学的負荷に弱く、繰り返されるストレス(牽引・剪断ストレス)が生じると、障害が生じやすい部位です。


障害が軽度であれば自然に修復されますが、修復される前に更に傷つくことを繰り返すと、軟骨が修復できない状態なってしまいます。修復していない状態で運動を繰り返すと、骨と骨が衝突したり、摩擦が生じることで炎症が生じ、疼痛や腫脹が生じている状態を骨端症と呼びます。


骨端症は全身に生じますが、足部に生じる骨端症3つ(フライバーグ病・イーゼリン病・ケーラー病)について記載していきたいと思います!


1.フライバーグ病

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