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伝えたいから伝える ~統合した価値を届ける意思~

私はキャリアにまつわることと、ファイナンスにまつわることを統合し、ライフキャリアデザインとして個人の人生設計や社会に向けての啓蒙に資することを志しています。私と同じような考え、または似た考えをお持ちの方がこの世の中にはいて、活躍されていることを知ることもあり、そんな時は何か心強く思うものです。

 キャリアにまつわる話は人の人生全般にわたる、とても大きな話になることもしばしばありますので、私の話を聞いた人の中には、捉えどころが分からず困惑する(私が困惑させてしまう)こともあります。一方で、ファイナンスにまつわる話は数値で表すことができるためか、話を聞いた人にとって内容が分かりやすく見えるようです。

 しかし、ファイナンシャルプランニングにおいて、その人のキャリア・人生設計を把握し助言をすべき場面は避けては通れないものだと私は思います。ただ計算をして、お金についてはこうなりますよ、というだけではその人に対する支援として十分とは言えないのではないかと思います。その人のお金に対するニーズの背後にある、その人のキャリアイメージ、人生に対する希望や目論見に触れ、十分に話を聴かせていただくことができて初めて、ファイナンスにおいてもキャリアにおいてもその人にとって有益な支援が実現するのです。

 そのことを、私はキャリアカウンセリングとファイナンシャルプランニングを統合したライフキャリアデザインという価値として世の中に届けたいと思っています。日々、研鑽を重ねて、他者に伝える時には言葉を尽くして丁寧に理解を促すことに力を注いでいますが、2つのものが統合された状態を分かっていただくには、まだまだ私は力不足を感じることが多く、圧倒的に場数が足りていないことに悔しい思いをすることもしばしばです。

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 そんな中で、以前のnoteにも書きましたが、7月から社内のキャリア関連セミナーを担当することが決まり、いま準備をしています。先日他の講師や事務局の前で私の担当部分の実演をし、様々なフィードバックをいただきました。話が大きすぎる、とか、理論は分かるけど自分にとって遠く感じる、とか、詰め込みすぎ、とか・・・忌憚なくおっしゃっていただいて本当にありがたいことです。何分、キャリアの話題を社内の公の場でするのは今回が初めてのことですので、どう受け取られるのか、が分かったことは大変貴重なことでした。

 私の気づきは、「聞いている人にとって、自分のことだと思ってもらう」ように、もっと明瞭にはたらきかける必要がある、ことでした。ライフキャリアデザインの話は聞く人にとっては初めてのこと。キャリア、という言葉だけですら初めて。かといって、用語や理論の説明を一生懸命したところで、もともとキャリアの勉強をしようとしてその場にいるわけではない人には受け入れづらいはず。もっと生活者の視点から話すようにしよう、と強く思いました。

 ライフキャリアデザインについて、統合された話として完成はしていませんので(完成するのか!?)、本当は様々な概念や理論、ケーススタディ、グループワークなどを組み合わせて、それなりの時間をいただきたいところですが、今回の私の持ち時間は30分。(笑) できることをやるしかありません。

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 伝えたいから伝える、が私の原動力です。伝える価値があると心の底から思っている。私の話を聞いてくれたその人が、ご自分の人生を少しでも良いものにしようと意欲を持ち、行動してくれる。それを願っています。

 5月ももう終わりです。きっと6月もあっという間に過ぎてゆくと思いますが、一人ひとりの出会いから学ばせていただくことを大切にして、ライフキャリアデザインを磨き、必要とする方に役立つコンテンツを生み出せるように力を尽くします。 

今回は、伝えたいから伝える、についてお話しました。私は会社勤めとの複業でライフキャリアデザインカウンセラーとして個人や世帯の職業生活設計や資産設計のお手伝いを志しております。保持資格としては国家資格キャリアコンサルタントとAFP(日本FP協会会員)をコアスキルとして、これまでの会社生活や人生経験で学んできたことを活かして会社内や地域社会に向けた価値創造につなげてまいります。ご関心を持っていただいた方、ご相談事がある方は、どうぞお声がけください。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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