【退職エントリ】市場価値から熱狂へ〜28歳プロダクトマネージャー4回目の転職〜

こんにちは!えのもとです!
今回のe:noteは一度はやってみたいと思ってた退職エントリ(笑)

とある不動産系it上場グループ会社から、スポーツ系itベンチャーのプロダクトマネジメントをすることになりました!
(※会社としてはかなり大企業ですが、立ち上がったばかりのit関連のR&D室でのお仕事になるので実質ベンチャーです!)

今回はその経緯についてお話したいと思います。
※ちなみに4度目の転職で5社目になります(笑)そのときのいろいろな経緯はこちら

今までのフリーランス的なキャリア設計

会社と対等に働きたい

今まで自分は、そもそも会社に帰属するつもりもないし、スキルを高めて個人と会社が対等な関係で仕事をしていけばいいじゃん!と生意気に考えてました。

ただ、2012年にインターンで仕事を始めて気づいたのですが、大半の企業はこういう考えをしてないんですよね。
なので、めちゃくちゃ苦労しました

・会社のために残業しろ!という社風のミスマッチ
・社内政治の昭和的な社風のミスマッチ
・仕事にロマンを持って進める社風のミスマッチ

特に働き方・生産性という軸でキャリア形成してきたので、こういった社風の違いを見てみたいというのと、その場その場で経験したい職種を求めて、多数の会社を渡り歩いてきました。

そのおかげもあって、スキルを身につけたり、働き方・生産性を考える上での会社の社風の違いによる最適な進め方などを学ぶことができました。
完全にフリーランス的に正社員を続けてきた形です。

ビジョナリーなnpoとの出会い

さらにここ2,3年では、転職で経験する以上にたくさんの会社で働く経験がしたく、パラレルワークも進めていました。そこで、ボランティアや業務委託で様々な会社と仕事をする機会も多かったです。(全部合わせると30社以上とはお仕事をしてきたと思います。)

そこで、あるNPOの事業分析・改善施策ディレクションをしたことが、今回の転職の大きな契機となりました。

そのNPOは、非常にビジョナリーに仕事を進めていて、今までの自分のスキルを提供して対価をもらい、さらに自分のスキルも磨けるという考え方とは一線を画してる、と感じたんです。

冷めたままで仕事はできるのか?

■プロジェクトマネジメントのその先へ

今までの仕事では、プロジェクトマネジメントのやり方で、役割を定義し、スコープを決め、ある種ドライに仕事を完了させていく、という形式をとってました。
※これはアライアンスという本と出会ったのも大きいです。

しかし、それは「冷めた仕事の進め方では?」とそのNPOと出会ったことから考え始めます。

■プロダクトマネジメント・戦略立案・組織設計は「冷めた」ままではできない

また直近は、働き方や生産性に関する興味から、プロジェクトマネジメントや分析などの仕事からより上流の、そもそもの戦略や方針作り、それに伴う組織設計、プロダクトのコンセプト作りなどを担当していました。

これらの仕事もタスクと決めて、進めていたんですが中々上手く行ってませんでした。
きっとそれは、そもそもの想いのようなものが上流の仕事には大きく影響してくるからだと考えています。

会社のミッション・ビジョン・バリューは、何か論理的に答えが出るものではなく、強い想いをただ言葉にしたものです。(ここを合理性だけで、「ミッションステートメントをとりあえず作ろう」とかやっても結局うまくいかない、という話は以前の記事でお話しました。

プロダクトマネジメントもプロダクトがなぜ社会にとって必要なのか?というコンセプトが重要ですし、組織開発もミッション・ビジョンから、どのようなバリューで進めるか?などが根本になります。

この仕事をしていて、フリーランス的な仕事の仕方に限界を感じ始めてもいました。

市場価値から熱狂へ

今回のタイトルは生意気にも「市場価値から熱狂へ」にしてます。

これは、フリーランスのスキルと対価の交換だったり、冷めた仕事で進めるのではなく、想いとワクワクするような仕事をしよう!という、キャリア設計の個人的に大きなパラダイムシフトです。

今回の仕事選びで最も重視したのは、下記の2つです。
・自分がワクワクするビジョンや世界観を会社が掲げているか?
・掲げているビジョンを、本当に強く達成したいという想いがあるのか?

残念ながら退職した会社では、良くも悪くもビジョンというより利益や売上を、みんなで達成していこう!という、ティール組織で言うところのオレンジ型組織(GEなどの顧客もいうより株主や利益、競合に勝利することを目的にして、数値管理などをする会社)でした。

今回は何社かお話があった上で、
・最初のプロダクトマネージャーとして、プロダクト戦略やコンセプトをゼロから決められる
・ゼロから組織を作っていくので、組織開発の経験もできる

・働き方の自由度が非常に高く、価値観が合う
という特徴があった、スポーツ系ベンチャーを選びました。

すでにMTGなどに参加させてもらってますが、自分が強く共感するビジョンや想いをみんなが持っているので、仕事が今までの「難しい問題を解いている」、「キャリアにとってプラスになりそう」という類のワクワクから、「これが実現するときっと社会がこう良くなる」、「早くこれが実現した世界を見たい」というワクワクに変わってきています!

今回の選択は間違いじゃなかった!と、頭ではなく心でハラオチしてる感じです!

そしてこういったキャリア設計は組織開発的にも潮流らしく、ティール組織もミッションへの共感が重要と言っていて、これは個人のキャリアに話を変えると、心からそうなりたいと思える事が自分と会社間で、共通認識を持てるところで働くということと言えると思います。

皆さんは今の仕事に熱狂してますか?
仕事を進めることが単に完了させていくだけだったり、数値が達成したことが嬉しい、みたいになってませんか?

そんな方に、市場価値やスキルという観点だけでなく、熱狂という軸での仕事探しもあるよ!と少しでもこのエントリが参考になれば幸いです!

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