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退職、すっきり。自分軸の生き方が見えてきた11月初日

8月中旬からの休職を経て、私は結局のところ退職を決意した。晴れて今日から無職!何にでもなれる自由の身である。

とはいえ10月は転職活動にかなりギアを入れていた。正社員・ある程度やりがいのある仕事・できればちゃんとしたオフィスで研修が整っていて、成長できるような会社…と、しんどかったはずの前職に似たような条件で求人票を見る毎日だった。

ありがたいことに最終選考まで残り、仮内定をいただいた企業もあった。本当なら今週の頭ごろ正式に内定をいただき、11月はのんびり過ごす予定だった。

が、しかし。
そう簡単にことがうまく運ばないのが休職2回の職歴である。オファー面談で病歴を聞かれ、正直に休職歴を伝えた私は見事選考落ち。別に隠していたわけじゃないが最終内定段階での初告白はなかなかに重かったらしい。
条件がまたとないくらいうまく揃っていたので、それはそれは落ち込んだ。またやり直し、貯金ももうそこを尽きてきた、退職金もさほどもらえるわけでもない。

絶望の文字が頭をよぎったのも束の間、ものの1時間でなぜか完全に気持ちは切り替わっていた。
電話で相談に乗ってくれた友達が、これまでの状況を全部笑い飛ばしてくれたのである。

そうか、重く捉えていたのは私の頭だったんだ。別にちゃんとした仕事に就かなきゃいけないなんて誰にも言われていないし、むしろなんで今までこだわっていたんだろう?と一気に肩の力が抜けた。

教員からリクルートに転職し、大した中身もないプライドが出来上がっていたのかもしれない。友人の電話のおかげで正社員という肩書きに拘り続けていた謎の縛りから解放され、昨日今日と派遣会社に登録。と言いつつまだ次の就労先は見つかっていないのだけど、今はこれから何でもできる、という勇気や希望に満ち溢れている。

たぶん今まで、人に幸せと思われることと自分が幸せと思うことの区別ができていなかったんだと思う。人にすごいと思われたい、立派な人に見られたい、そんなもん墓に入れば全部パーだ。


人生は暇つぶしにすぎないのだから、幸せに、楽しく、自分が生きたいように生きたもん勝ちだ、と今までにないくらい解放された11月初日の私でした。

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