ハリポタを観に行ってきた【舞台レポ】
舞台ハリーポッターを見てきました。
詳しくいうと、赤坂にある、TBS赤坂ACTシアターで上演中の
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」
を観劇してきました。
前提として、私はハリーポッターのファンではないのです
が、趣味が舞台観劇で、昔からエンターテインメントが好きだったので、
話題になっている舞台は、一回見てみたいなぁと思い、
今回も行ってきました!
感想を一言でいえば、
結構面白かった!!
期待していたよりも、面白かったです。というより私好みだったのかな、
こういうのは面白い面白くないというよりも好みの問題ですから、エンタメ系はほとんどの評価が個人の好みに左右されると思っているので、ハリポタ舞台は私の好みにわりとハマった演劇でした。
終わったあとは「観にこれてよかった~~」と心から思いました。それだけでも見た価値あったんだろうなと私は思うのですが、せっかくなので感想を書き残しておこうと思います。
1.まず、生の向井理、めっちゃイケメンだった
この感想から入るのは超申し訳ないのですが、まずこれですよ。なんか超スタイル良かったんですよね、顔ちっちゃくて、脚長くて、背高くて。
わたしは別に向井理さんのファンじゃないんですけど、今回はじめて生向井理を見て、俳優さんのスタイルとかオーラって相当すごいなと感じました。
最初向井さんが出てきたときは正直、「わぁ向井理だ、」みたいな気持ちが勝ってしまって、ハリー感あんまないなぁなんて失礼にも思っていたのですが、
演技がすごかった(語彙力)。
この舞台のストーリーは、映画のハリーポッターの何十年か後の世界で、ハリーは結婚し、子供がいる。そのうちの一人の息子、アルバスがホグワーツ魔法学校に入学するが、そこで様々な問題が起き… というようなお話で(ざっくり)
つまりハリーもとい向井さんはお父さん役だったわけですね、正直お父さん、っていうイメージがまだ無い、というか、お父さんというよりお兄さんって感じだなぁとか思っていたのですが、しばらく見ていると
「めっちゃ父親じゃん」
となるのです。
いや本当に私の説明力が低すぎてまっすぐ伝わらないのが悲しいのですが、向井さんのもともとのイメージがすぐに剥がれて、そこにはアルバスの父親である、映画ではなじみのない、父親であるハリーポッターがいたのです。めちゃめちゃ父親でした。すごかったです。なんていうか、俳優さんの演技の本物を見たような気がしました。今までいろいろ舞台観劇をしてきましたが、どこかその役者さんの元々の気質というか、
その人が役を演じているんだなっていう意識を持ちながら見るわけですよ。
なかなかその意識が抜けることは少ない。
ドラマとか画面を通して見るものは意識が抜けやすいんだけど、舞台となると目の前に生でいるわけだから、人間である実体を感覚的に感じることで、役者さんがそこに立っていて演技をしているんだなという認識が抜けないままストーリーが進んでいくことが、
私には多いんです。
だけど、今回向井さんを見ていて、他の役者さんもそうなんだけど特に向井さんを見ていて、
向井さんみをあまり感じずに、父親となったハリーポッターを見ている気分になれたんです。
そうそう、他の役者さんは、ぶっちゃけあまり知っている人がいなくて、私がTVやその他でよく見たことがあるのが向井さんだけだったから、っていうのもあるとは思うんですけど、
向井さんが向井さんとして出ている姿を見ている分、その本来の姿よりも役としての姿を印象づけられたのが、
私にとってはちょっと驚き、というか
新しい体験だったわけです。
今回私は、毎週抽選で買うことのできる限定格安チケットの
ゴールデンスニッチチケット、をとって観に行ったのですが、
抽選を申し込むときは誰がハリーを演じるのか、ハーマイオニーを演じるのかというのを調べずに申し込んだので、幸運にも向井ハリーを見られたのがとても良かったなぁ と思いました。感謝🙏
ゴールデンスニッチチケットは、キャンセル分の席や余りのチケットが割り当てられると思っていたので、席はそんなに期待していなかったのですが、1階席の中盤あたりの端だったので、かなり見えやすく、ACTシアター自体はじめましてでしたが、前後段差がついているので前の人の頭がかぶることもそんなになく、全編通してとても見えやすかったです。
私にもっとよい視力があれば役者さんの細かな表情筋まで見えたのかもしれませんが….(どの席に座ったとしても視力が足りない)。
とにかく
向井理、かっこよかった!!!!(大声)
2. 演出、めっっっっっちゃ好き
演出が私好みでした。
また好みの問題、な個人の感想になってしまいますが、
演出がすっごい好きでした。
私の意味する演出というのは、舞台構成、照明、音楽、衣装もふくめ、演技やストーリー以外の部分を指しています。
浮かぶ帽子、光る本、タイムスリップするときの波動、一瞬の衣装替え、
その中でも特に印象に残ったのは。
マントがひらぁぁぁぁあああああ!!!
っとしてたところです。
映画でも見たことのある、生徒や先生方が着ている黒いマント、
これをみんな衣装として着ていたわけなんですが、すっごい良くできていた。
とてもね、ひらぁっとする、マントだったわけです。
そして物語の要所要所で、ダンスタイムというか、
ダンスで話の流れをつなぐような場面があったんですが、そこでのマントの使い方、
マントをひらぁっとさせながら踊ったり、走ったりする様子が、
すっごい世界観を作っているなぁという感じが
しました。
世界観をつくる、って大事なことだと思うんですね。
今回のハリポタでいうと、魔法使いのいる世界、私たちの日常とはかけ離れているような世界、
非日常感、異世界観を、作っていくのが、
お客さんを物語に没頭させるのに、大事な要素だと、思うんですね。
ド派手に演出したり、炎出したり、特殊メイクしたり、
そういうのも世界観を作る要素だと思います。
この舞台でも、様々な特殊効果がつかわれていて、ドキドキワクワクさせられる場面がありました。
でも最初から最後まで、私の印象に残ったのは演者さんたちが身に付けていた、マント。わからないけれど、すごくこだわって作られているような感じがしました。
たくさんの布が使われていそうだけど、軽くなびいて、
かっこいいし、きれいだし、素敵。
魔法の前に、マントを操る。
役者さんたちによってきれいな曲線を描いていたマントが、
最初から最後までの全体の世界観を、支える要素の一部になっていたのではないかと、
勝手に、感じたりしました。笑
どういうところに注目してるの、という感じですね(笑)
机やベッドなどの小道具・大道具を舞台上に運んだあとに、
マントでサッと道具の上を通して、物語の続きに移行する。
この流れも、大変好きでした。
気になる方は、見てみてください。私の説明が下手なので、何言ってるのかわからないかもしれないです(笑)
マント以外も、大道具・小道具が豪華だし、
いろんな空間を作り出す、ぐるぐる回る大階段も素敵でした。
やっぱり舞台は、同じ道具で、いろんなバリエーションを見せる、
同じ空間を違う空間のように見せる、
そういう工夫が組み込まれていると、めっちゃ興奮しますね。
素敵です、とても。
ハリーポッターなので、魔法もたっくさん出てくるのですが、
仕組みがほとんどわかりませんでした。
それぐらいスムーズで、不思議!
魔法体験、という言葉がPRで使われていたと思いますが(気のせい?)、
そういう体験ができたように思います。
魔法が目の前で起こっている!
みたいな(笑)
仕組みがわからなかったので、よく作られてるなぁなんて思って、
楽しかったです。
なんとかっていう幽霊?
敵の手下の、幽霊みたいな、白い服のやつらが出てくるんですけど、
それが上から降りてきたときはびっっっっくりしましたね。
うへぇ!みたいな感じで、
誰がやってるかわからないけど、演者さんすごい。
上から吊り下げられるのって、筋肉要りそうですよね。
あとプールもびっくりした。
めっちゃ泳ぐシーン多いし、濡れ放題やん(笑)
身体、冷やさないようにしてほしいです。
総じて演出が豪華で面白くて新鮮で、
楽しかったです。
3.ある程度、ハリポタを知っておいたほうがいいかも
冒頭で、私が元来ハリポタファンではない、ということを明記しましたが、
もともとのお話にあまり詳しくない分、
少しわかりにくいところがありましたね.....
いや、ファンじゃない私が悪いのかもしれないんですけど、
知らないと、「これはなんのシーン....?」
と首をかしげながら見る羽目になったりするので、
これから観に行く方は、ある程度、ハリポタについての知識を持っておいたほうがよいかも!
と思います。
私が特にわからなかったのは、
「セドリック」
です。
(いまだにわからない.........)
セドリック、という青年?が
なにやら、なにかしらして、
それが大事な場面として出るのですが、
「セドリックってだれ....?」
状態の私としては、そのシーンがさっぱり
でした。
物語全体を楽しむためには、特に必要じゃなかったんですけど、
最後まで心に引っかかって、
「いや、アイツ、誰だったんだ!」
って(今でも)思ったので、まぁ知っておいたほうが良かったのかな~なんて
思いました。
セドリック、ごめん。。。。。。。
舞台を観に行って数日がたってしまって、
記憶が薄れてきてしまったので、感想はこんなところです。
とにかく
向井理、かっけえ
演出おもしれえ
セドリックだれやねん
の3本立てでした。
でも本当に、この舞台は面白かったです。
観に行って良かったです。
観に行けて、とてもラッキーでした。良い思い出になりました。
ハリーポッターに興味持てそう、
まではいきませんが、
舞台はやっぱり面白い、という私の大事な思いが
欠けることなく、さらに大きなものとなったのが、
私として嬉しかったです。
あー!舞台観劇ってたのしいなーーーー!!
2022.10.11 1:28