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「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」を読んでみた①

読んだ感想

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』を読んだら」を読んだ。
この中で語られている内容をコンパクトに記載しつつ、
高校野球のみならず社会の他の組織においても私なりに考えてみた。

人は生きているだけでなんらかの組織に所属していると思う。
学校や会社はもちろん、最小単位で言えば家族がそれである。
組織に所属する上で、自分の立場が何であれ、マネジメントスキルは必須なものであり、
これは人間としての魅力やビジネススキルにおける普遍的なスキルであると思う。

今回読んだ本は概念などの抽象的で学問的な話に始まり、そして終わると言った難しい本ではなく、
ストーリー性であり、誰もが想像しやすい具体例を交えながら話が進んでいくので
理解しやすく、面白い内容になっている。

「私が中学生や高校生の頃にこの本に出会っていたら、サッカー部のプレイヤーではなくマネージャーとしてチームに貢献したかったな」と当時サッカーバカであった私ですら思ってしまう本であるので、
特に中学生や高校生に読んでもらい、一生に一度しかない学校生活をより充実したものにしてほしい。
もちろん、そうでない社会人の方や大学生の方なども読んでみて得でしかない本なのでおすすめである。

学校生活も社会人生活も今過ごしている時間は一生に一度しかない。
その一瞬を最大限魅力的なものにするためにも、
この本の価値をみなさんに届けたい。そんな本記事である。


マネジメントとは組織を成果に結びつける行為全般のことである

まずマネジメントの定義について説明しておきたい。
この本を読んで、私なりの解釈をすると

マネジメントとは組織を成果に結びつける行為全般のこと

ということである。
そしてマネジメントをする人をマネージャーという。
マネージャーに必要な資質は「真摯さ」であるとも書かれている。

真摯さとは、徹底してブレないこと。

つまりマネージャーは組織を成果に結びつけるためにブレない人間でなければならないのである。
組織が目的とは違う方向に行きそうになればそれを修正しなければならない。
人に嫌われることを怖がるよりも、組織が成果を取れないことを恐れる。
成果を取るためであれば、人からの批判を恐れない。
そんな人物がマネージャーである。

会社の中でマネージャーと言われる管理職の人が、
部下に嫌われるのを恐れて、部下のやるべき業務をやってあげたとしよう。
これは部下の仕事を奪っているので、結果的には部下の成長を妨げるばかりか、
マネージャーにしかできない業務ー組織管理、数値管理、未来設計などーを疎かにし、最終的には成果に結びつかないなんてことはあってはならないのである。

マネージャーはマネジメントをしなければならない。
それは組織を成果と結びつける行為である。
そのためには真摯さが必要であり、ブレてはいけない。
そんなことをこの本から学んだ。


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