一所懸命の先に一生懸命がある


僕は集中力がない。

小学生の通信簿には「落ち着きがない所も見られますが」と前置きがあった。

ただはっきりさせたいのは、集中できないわけじゃない、ということ。

会社でたまに「○○さんてお昼食べないですよね」と言われることがある。その瞬間にお昼が過ぎてることに気付く。(そう言われるとなぜか急にお腹が減ってしまう人を「ハングリー星人」と呼ぶことにします)

それぐらい集中する時には集中する。

よくアーティストが曲が降ってくると言うが、そのイメージで僕には集中力が降ってくる。

ちなみに気持ちさえあれば降らせることもできる。(ドヤ顔してます)


それでも僕はよく集中力がないと言われる。

だから自分でも集中はできでも 集中”力” はないと思っている。

だけど信念を持ってその一瞬に集中している、という話を今日はしたい。

僕なりの、単語の使い方について。

「一所懸命」と「一生懸命」

みなさんはこの2つを使い分けていますか?そもそも意味を知っていますか?

結論から言うと、この2つの意味は同じみたい。

■一所懸命:命がけで事にあたるさま。真剣に打ち込むさま。
もともと日本で、中世の時代に主君から賜った一か所の領地を命がけで守ることをいったことば。
そこから「一生懸命」という語が派生し、いまでは同義語。

■一生懸命:命をかけて物事に当たるさま。本気で物事に打ち込むさま。
「一所懸命」から出た語。

ー goo辞書より


よく目標を聞かれた時に「一生懸命頑張ります」と言う人がいる。

僕はいつも「一所懸命頑張ります」と言うようにしている。

辞書によると同義語で、一所懸命から一生懸命が生まれたらしいから、周りが聞いたらどっちも同じ意味だ。(そもそも僕が ”一所” と言っているか、”一生” と言っているか聞き分けられている人なんていないだろう)

ただ僕はその単語の使い方に、昔から強くこだわりを持っている。その違いはこう。

★一所懸命:その瞬間にその物事に全力になる
★一生懸命:人生をかけてその物事に全力になる

ー nobody


つまり ”一生懸命” なんて言葉を軽々しく言えないわけで、言っている人を見ると少し構えてしまう。

もしこれを読んでいる人で普段 ”一生懸命” を多用している人がいたら勘違いしないでほしい。別にそういう人たちを否定したいわけではない。

ただほんの少しだけ「まさか」って思う。人生かけて頑張れるの?って。(2つの単語の使い分けは僕が勝手に作ったルールです)

自分が言えないからこそ、そこまで言い切れることを羨ましく思ってる部分もあると思う。


こんな風に ”一生懸命” と言うことから逃げている僕でも、”一所懸命” になることはできる。

そして辿り着いた考え。

”一所懸命” を続けていればいつか ”一生懸命” になる。


僕の人生が終わった時に

「あいつ一生懸命だったよな」

って言われたら幸せだな、と思いながら僕は ”一所懸命スタイル” をこれからも貫いていく。


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